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「興味をもったことは、試しに取り組んでみよう」
やました糖尿病内科
山下 哲二 代表
- 2016/1/25
笑顔あふれるクリニックを目指して
今後の医院の経営で、力を入れたいことは何でしょうか?
開業して1年間、全く広告せずに来ましたが、いいことをしてもそれを上手く知らせることをしないと駄目だということを身をもって知り、知名度を上げるために最近ようやく営業活動を始めました。
診療の内容・方向性には自信を持てましたので、当院の特徴をどうアピールし、どう多くの人に知って頂くか、そのための具体的な策を考えるのが現時点での課題です。
これまでも、他院に行っていたけど事情により中断している方が口コミで当院に来られたことが何件かありましたので、ターゲットとしては、なかなか自分からやる気が起きない、もしくは今まで医療機関で嫌な思いをしてきた方にこそ当院に来て欲しいと思っています。まだまだ試行錯誤中ですが。
知名度を上げる方法を考える上で、大事にしていることがあればお教えください。
その道のプロの方に助けを頂いているということは忘れないようにしています。最初はフリーペーパーに広告を出していたのですが、もっと伝わるようなレイアウトにしたいと考えました。
そこでデザイン会社の力を借りて、「受付→検査→調理→診察→運動」の流れをアピールできる広告に変えるとともに、その会社のデザイナーさんのアドバイスにより、松山市の「ことばのちから」を封筒などに使わせて頂いています。
また、患者さんの中にFacebookやインターネットの広告に詳しい方がいて、Facebookの活用についてレクチャーを受けたりもしています。
色々な方に助けられていらっしゃるのですね。
広告に限らず、今の診療内容そのものも、看護師さん、栄養士さん、事務員さん、クラークさんたちの力を借りているので、常に周りの人に助けて頂いていることを実感しています。
当院のスタッフさんは、これまでに一緒に働いていた方の中から、相手を思いやれる方を選んで声を掛けました。そして、ここを開く1年前から皆で集まってキッチンなど医院のレイアウトも考えて、時間をかけて作ってきたのです。
この医院と山下さんについて、将来のビジョンというものがあればお教えください。
今のように、笑顔があふれているクリニックとして続けていきたいと思います。
また、私自身は食に関しての興味が大きくなっているので、将来的には別の土地に移って畑付きのクリニックにしたいと思っています。野良仕事は運動にもなりますから、自前の畑で患者さんに運動してもらいながら、農作物を1から育てて美味しく食べる、そんなことが出来るクリニックを、将来のビジョンとして持っています。
最後に若者へのメッセージをお願い致します。
私自身がまだまだ発展途上だと思っているので、あまり大層なことは言えないのですが、でもこれだけは言えます。「試しにちょこっとやってみよう」というのがメッセージです。
そういえば医学生時代に肝臓と金属の関わりに興味を持って、詳しく勉強したのですが、それが20年経ってから去年論文になりました。たとえ自分の専門とは全く違うことでも、興味を持って取り組んだお陰で、成果に繋がったり後々自分の役に立つことは十分あり得ます。
インタビュアーより
会社概要
社名:やました糖尿病内科
代表名:山下 哲二
住所:愛媛県松山市一番町2-4-8 久保豊一番町ビル2階
TEL:089-948-8484
URL:http://yamashita-tounyoubyou-naika.jp
事業内容:・医療業/福祉
サービス紹介
『設備紹介① キッチン』
当院では、採血が済んで診察までの待ち時間を利用して、10分程度で作れる野菜中心の調理をしていただく
”ちょっと料理”
を実施しています。
包丁を持った事がない男性も気楽に参加でき、野菜を食べる習慣がつくことを期待しています。
『設備紹介② 運動スペース』
診察の前にお話を伺う療養相談室に、ストレッチマットとミラーを置いており、待ち時間に運動ができます。
歩行に加えてストレッチ、体幹トレーニング、チューブトレーニングなどを行うことで、血糖値の改善だけでなく、転倒/骨折/寝たきり予防にも効果があります。