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「興味をもったことは、試しに取り組んでみよう」
やました糖尿病内科
山下 哲二 代表
- 2016/1/25
大病の原因は糖尿病にあり
山下さんは、なぜ医師の道に進まれたのでしょうか?
私の父が医師だったということもありますが、元々医師には絶対にならないつもりでした。高3の夏に通っていた塾で、ベトナム戦争で撒かれた枯れ葉剤に含まれる四塩化ダイオキシンという物質がまだ土壌に残っているせいで、ベトナムでは未だに奇形の人が生まれている現状があるという話を聞き、環境問題の解決に関係する仕事に就いたらやりがいがあるのではないかと考えました。
そのことを親に相談してみたら、親のほうは私に医者になってほしかったようで、喧嘩になってしまいました。そこで「そんなに反対するんだったら、環境の仕事とはどんなものか教えてやる」と思って、分厚い本を何冊も買って親に見せたら、その本の筆者が皆医師だったのです。
環境関連の仕事でも、重要な地位に就いている人は医師が多いことを知り、結局岡山大学の医学部に行きました。しかも、大学生になった頃にエコブームが来て皆が「環境、環境」と言い出すようになり、環境関連の仕事をする気が失せてしまいました。
最初の目的を見失った後、次の目的はどのようにして見つけられたのでしょうか。
薬学・細菌学・病理学など、興味があって真面目に勉強した分野もありましたが、それらも自身の目的にするには至らず、学生時代の大半は、将来何になりたいかという目的がないまま過ごしていました。転機となったのは、医学部の臨床実習で松山市民病院に行った時です。
最初は泌尿器科で、週3回の人工透析を受けている患者さんに付いて、2番目は循環器科で心筋梗塞や狭心症の患者さんの治療に関わりました。その中で、患者さんは2通りに大別できると思いました。
治療で特にトラブルもなく以降の経過もよい方。中には透析をしながら全国を飛び回る社長さんなど、元気な方がいます。その一方で、透析器に血液を回しただけで血圧が下がったり手足がつったりする方、心臓病でも血管が何ヶ所も詰まったり狭くなったりしている方など、治療が難しい方がいます。
そして後者は糖尿病から心臓病になる、あるいは逆に心臓病から腎臓を悪くする事例が多いです。症状が進んでからの治療を見ると、患者さん本人にとってはすごく大変そうに見えます。「もっと早いうちからできることはないか」と考えたのが、糖尿病に興味を持ったきっかけでした。
早い段階で糖尿病の芽を摘むことが大事だと実感されたのですね。
はい。透析や手術など糖尿病が深刻化してから行う治療だけではなく、もっと予防医学に近いところで、糖尿病の患者さんを診てあげなければならないと思い、それから医者として使命感を持って真面目に仕事をする気になりました。実習が終わって大学に戻ると、改めて糖尿病の専門医になるための勉強をしました。
会社概要
社名:やました糖尿病内科
代表名:山下 哲二
住所:愛媛県松山市一番町2-4-8 久保豊一番町ビル2階
TEL:089-948-8484
URL:http://yamashita-tounyoubyou-naika.jp
事業内容:・医療業/福祉
サービス紹介
『設備紹介① キッチン』
当院では、採血が済んで診察までの待ち時間を利用して、10分程度で作れる野菜中心の調理をしていただく
”ちょっと料理”
を実施しています。
包丁を持った事がない男性も気楽に参加でき、野菜を食べる習慣がつくことを期待しています。
『設備紹介② 運動スペース』
診察の前にお話を伺う療養相談室に、ストレッチマットとミラーを置いており、待ち時間に運動ができます。
歩行に加えてストレッチ、体幹トレーニング、チューブトレーニングなどを行うことで、血糖値の改善だけでなく、転倒/骨折/寝たきり予防にも効果があります。