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「何かを捨てなければ、大きな成果を得られない」
創造アトリエ あぷりこっと
大川 理恵 代表
- 2016/3/1
青年海外協力隊として行ったエジプトで、アトリエのヒントを得る
大川代表はかつて青年海外協力隊におられたそうですが、なぜ参加されたのでしょうか?
大学の教育学部で彫刻を専攻していたこともあって造園会社に就職しましたが、本物の彫刻が見たいと思って1年足らずで退職し、バックパッカーになってインドとスリランカに1ヶ月半の放浪の旅に出ました。当時は「電波少年」というテレビ番組で猿岩石がユーラシア大陸横断ヒッチハイクの旅をしていて、また妹尾河童という作家さんがインドを旅した時のことを書いた本を読んで「行ってみたい」と思ったからです。
スリランカで「英語だけでなく現地語も喋れる方が良い旅ができるよね」と思いながら旅行してた時に、地元の方から「シンハラ語が上手い日本人がいるぞ」と教えてもらって、行ったところが青年海外協力隊の仕事場でした。もっとも当の協力隊員には会えませんでしたが(笑)
それでも「見ず知らずの私に宣伝してくれるほどに現地の人から愛されているのはすごい。こういう日本人になろう」と思いました。
協力隊ではどのようなことをされていたのでしょうか?
青年海外協力隊に応募するために色々と調べていたら、実務経験を経ている方のほうが合格率が高いことが分かりました。
そこで「まずはちゃんと働いて経験を積もう」と思って、期限付きの嘱託職員として児童厚生員の仕事を2年ほど勤めました。その後、奇跡的に協力隊の試験に合格し、エジプトの知的障碍者施設に派遣されて美術の指導員をしました。
実は私は大学生の時に「障碍者問題を考える会」というサークルに入っており、その経験を買われて知的障碍者の施設での仕事を任されたのだと思います。
エジプトでの滞在で学ばれたこと・気付いたことで、今のアトリエの活動にも生かされているようなことはございますか?
協力隊の任期は通常2年ですが私は3年8カ月滞在し、カイロの1番目の施設で2年、2番目の施設で10カ月、アレクサンドリアで10カ月、指導員の仕事をしました。このうちカイロで2番目に配属された施設の施設長が、元々自分のお母さんが住まわれていたアパートを利用して施設を作っていました。それを見て「なるほど有効活用だな」と思って、現在の活動をする上で大きなヒントになりました。
また元々、私はものを作ることが好きだったし、色々な人と出会ったりお話もしたかったので、以前から子どもに教える美術教室をしようとは考えていました。それが今の創造アトリエあぷりこっとです。
会社概要
社名:創造アトリエ あぷりこっと
代表名:大川 理恵
住所:愛媛県伊予郡松前町北川原262
TEL:090-8280-3690
URL:http://www.artapricot.com/
事業内容:・教育/学習支援