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真摯に向き合う
サウンド・ステップ
代表 田中 聖文
- 2022/4/1
真摯に向き合い、繋がりを大切にする
楽器を演奏することの楽しさや、魅力は何だと思われますか?
楽器を演奏することの魅力は、楽曲を深く知れることと、自分を表現できることだと思います。
演奏するということは、自分の内に秘めているものを、表現を通して外に出すことです。また、聴く側ではなく演奏する側になるということでもあります。
楽器を始める前は、バンドの中でもボーカルの声や歌詞ばかりに注目してしまうことが多いと思います。しかし楽器を始めると、ベースやドラムなどの楽器で作られた音にも意識が向くようになってくるので、以前よりも楽曲を深く知ることができます。
楽曲を深く知ると、アーティストをより理解できますし、音楽がこのように作られているのだと分かるようになってきます。さらに、それが分かり始めると、演奏で、前よりも自分を上手に表現できるようになります。
お客さんにとってどのような場所でありたいですか?
音楽や楽器を始めるきっかけになる場所でありたいです。そのために、お客さんの“何かを始めたいという気持ち”を大切にし、それを肯定するようにしています。
ピアノを始めたい、ドラムを始めたいなど様々な方が来られますが、その際に「では、それをやってみましょう!」とお伝えするようにしています。
否定しないよう心がけています。
楽器店では、仕入れが仕事の中心になるそうですが、仕入れをする時に苦労する事やこだわっている事は何ですか?
こだわっていることは、自分が良いと思うものを仕入れることです。
自分が良いと思っていない物をお客さんにお勧めし、売るということはできません。その為、メーカーさんからの依頼ではなく、自分が良いと思うものを選んでいます。
また、自店でアフターケアができる物を仕入れるということも、こだわりの1つです。
苦労することは楽器の情報収集です。
今の情報収集の中心はSNSとYouTubeですが、最近は動画を見られる方が多いので、YouTubeで紹介された商品が売れる傾向があります。そのためSNSとYouTubeは四六時中チェックしています。
しかし、全国的に流行っているけれど、松山市ではあまり売れないということもあるので、需要と供給を見極めることは大変難しいです。
仮に、多く売れると予想して仕入れを増やしたものの、売れずにマイナスになってしまうと、調整のために資金のやり繰りをしなければなりません。それが大変な所です。
様々な苦労がある中で、どんな時に、このお店をしていて良かったと思われますか?
「楽器を始めるきっかけになりました」や「昔、ここで楽器を買いました」などと言っていただけた時、このお店をやっていて良かったなと感じます。
高校生や大学生の頃に楽器を買ってくださっていた方が、お正月などの帰省のタイミングで挨拶に来てくださることがあります。そのような“繋がり”ができた事がとても嬉しいです。
信念を教えてください。
人と真摯に向き合うことです。
自分が相手を助けることも、逆に自分が助けられることもあります。人生において人との繋がりは本当に大切だと思っています。
私も多くの方に、応援し支えて頂きました。だからこそ、私はそんな方々に恥じないように生きたいです。
また、来てくださる方、一人ひとりに対し、きちんと対応したいなと思っています。
会社概要
社名:サウンド・ステップ
代表名:田中 聖文
住所:愛媛県松山市大街道3-2-32
TEL:089-941-6886
事業内容:・小売業/卸売業