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「忍耐力が自分を鍛える」

株式会社 三福ホールディングス
中矢 孝則 代表取締役

  • 2014/9/11
i-cath-3puku

大河原
限られたお時間の中で、たくさんインタビューをしたいと思います。
本日は、よろしくお願いいたします。
中矢代表は、親族の方にも経営者が多い中で育ったということをお聞きしましたが、子供の頃はそのような環境にあった事についてどのように感じていらっしゃったのでしょうか。

中矢
小さい頃は、特に変わっているとは思っていませんでした。

また、実家が銀天街、小学校は番町小学校という土地柄で、私の周りにも写真屋さんや家具屋さんなどの商いをしている人たちが多かったです。
そういう環境だったので、経営者が多いことはむしろ普通でした。

大河原
なるほど。
それでも中学・高校と進学していくにつれ、中にはサラリーマンの家庭で育った同級生も増えてくると思いますが、実家が商店をしているという部分で違いを感じたりはしたのでしょうか。

中矢
そうですね。
高校ぐらいになると、だいぶ変わってきました。

将来の事や出世の事を考えていい大学に行こうとは、あまり考えませんでしたが、友達のサラリーマン家庭になると、親が必死になって子供を少しでもいい大学に行かせようと頑張り、友達が家に遊びに来ていると、その友達の親が迎えに来て「やめてくれないか」と言われたこともありました。
なんと言うか、そこまで親が必死になることに、ちょっと違和感があったことを覚えています。

大河原
その頃に経営者になろうと考えたのでしょうか。

中矢
高校の頃は漠然と、「青年実業家になりたい」と思っていました。

大河原
同じ経営者でも、独立するおつもりだったのですね。
それが実家を継ぐことになったのには、どのような経緯があったのでしょうか。

中矢
高校を卒業して、東京の大学に行ったのですが、1年次の夏に大恋愛をして、まさに人生が変わりました。

大河原
大恋愛ですか。
何があったのでしょうか。

中矢
大恋愛の末に子供を授かりまして、大学にいきながら働いて子育てをすることも出来たのですが、大学を辞めて松山に帰って、親子でアパートに暮らしながら就職活動をしました。

大河原
大学中退とは思い切ったことですね。
中矢代表は、そのころを振り返ってどのように考えていらっしゃるのでしょうか。

中矢
私の人生の中で一番、誇れることです。

当時は妊娠が分かったら中絶することも珍しくなかったのですが、私はちゃんと子供を責任持って育てることが出来ましたから。
大学を卒業する・しないよりも、一人の命が産まれるか産まれないかの方がもっと大きなことだと思いますし、前者の物差しで考える人が多かった中で、私は後者を採りました。
これは人生の中で誇れることなので、隠すことではないと思います。

大河原
なるほど。
大学生活を捨ててまで生まれてくる子供の将来を守るなんて、生半可な気持ちでは出来ないと思います。

中矢
後から大河原さんも実感することになるかと思いますが、大河原さん自身が産まれたときも、ご両親が手に取ったわけですよね。
今後の養育に掛かる費用、責任、時間、そういった制約があるにも関わらず産んでくれたのだと思いますよ。

大河原
本当にそうですね。
親になる大きな覚悟が必要ですね。両親に感謝します。

中矢
しかし、その決断がなければ今の私はありませんし、あの時に引かれたレールから敢えて外れたのが最大の決断だったと思います。

大河原
有難うございます。そこまで深く思い入れていらっしゃることだとは思いませんでした。
それから三福綜合不動産に入社されるまで、いくつかお仕事をされていたそうですが。

中矢
ディスカウントショップ、訪問販売など色々な仕事をしました。

大河原
その中で、今のお仕事に繋がることもあったのでしょうか。

中矢
沢山あります。
1つや2つじゃなく、全部が繋がっていると言ってもいいですよ。
人生って無駄が無いなと感じます。

大河原
幾つか挙げるとしたらどのようなことでしょうか。

中矢
ディスカウントショップでは商売を繁盛させるコツを、訪問販売では営業職の厳しさを教えて頂きました。
自ら始めたシャッターエクステリア取付けの請負の仕事では、自営業で働く厳しさや建築関係のことが学べました。
それらのことは全て今の仕事に活きていると思います。
平成4年から三福綜合不動産に勤めた時も、その経験がなかったら今の私はいなかったでしょう。

大河原
本当に様々なことを学ばれたのですね。
その後、実家のなかや手芸店を継ぐことを考えたのは、何故でしょうか。

中矢
実家の手芸店は祖父が創業者で私はおじいちゃん子だったので、すごく大事に育てられました。
祖父からは家業を継いでくれと言われていたので、祖父への孝行みたいな感じで「そこまで言うならそうしよう」と思って戻りました。

大河原
従業員の方とはどのようにコミュニケーションを取っていたのでしょうか。

中矢
実際に店員として働いていた経験があったわけではないのですが、28坪の店舗のすぐ上に自宅がある環境で生まれ育ったので、毎日店を通って店に出入りしており、昔から店の仕事を手伝ったりしていました。
両親の他に、5,6人いる従業員の方も一番新しい人で8年ぐらい、古い人だと20年以上と、長く勤めていらっしゃる方ばかりでした。
皆私を子供のころから知っていましたので、親しみを込めて、「おぼっちゃんが帰ってきた」という感じでした(笑)

大河原
手芸店の経営では、どのようなことに取り組んでいたのでしょうか。

中矢
最初の1年間は自分でも色々と努力をしてみたのですが、中々売上に結びつかず、厳しい状況でしたね。
一旦手芸店を辞め、エアコン清掃などで独立して行こうと考えていました。
その1年間で手芸店の経営について真剣に考えるうち、現状の28坪のままで続けるのは不可能という結論に至り、増床や改装をしようと考えていました。
そこで、新装開店までのつもりで店の手伝いをしていたのですが、そのときに導入したアパレルがヒットして、売上げが爆発的に上がりました。
そこから、雑貨、生地、ミシンなど、今まで扱っていなかった商品を一気に増やしたり、2店舗目も出したりして経営に取り組みました。

大河原
中矢代表にとっても、手芸店にとってもまさに起死回生だったのですね。
そのように売上を出し続ける中で、以前勤めていた三福綜合不動産の経営者の方からお声が掛かったのですよね。

中矢
はい。
今から15年半前のことです。

大河原
経営を任されるきっかけとしては、何があったのでしょうか。

中矢
元々、私も将来的には経営者になるつもりでいましたから、先代の社長さんとは、社長と一従業員という関係以上に親しくしており、経営者同士の観点に立って話をしていました。

大河原
当時の三福綜合不動産の経営者の方も、中矢代表の経営者としての先見性・人柄を評価して、任せようと思われたのですね。

中矢
そうですね。
そういう点では良い評価をして頂いたと思います。

他にも資金的なことも含めてのリスクを承知で、「のれん代」の対価を払う決断が出来たことも理由のひとつでしょう。
不動産などは実体があるので、会社が潰れても価値は0にはならないですが、会社の「のれん代」はそうは行きません。
そういう意味では、かなりリスキーなことですよね。
当時の中矢手芸の体力からすると、過分な投資であったと思います。
私は当時27歳だったのですが、そのときの決断が転機になったと思います。
まさに私のターニングポイントと言っていいでしょう。

大河原
有難うございます。
時には大きな決断力が必要なのですね。
不動産という、手芸店とは全く異なる業種で経営者になることに、不安は無かったのでしょうか。

中矢
業種によって経営できる、できないということは無いと考えています。
商品の知識などは勉強していくべきですが、どの業種も経営の根幹は一緒だと思っています。
例えば、京セラやDDIを創業した稲盛和夫さんが全く畑違いの日本航空の経営を建て直したでしょう。
経営力がすごく高い方は、他の業界に行っても1,2年で急回復、急成長させられるわけですよね。
そのように、自分に経営力があればできる、経営力が無ければできないというだけではないでしょうか。

大河原
それではむしろ不安どころか「やってやるぞ」という意気込みのほうが大きかったのですね。

中矢
そうですね。
そのために色々と「策」を考えて臨みました。

大河原
その「策」とはどのような方針だったのでしょうか。

中矢
当時は「停滞している会社は従業員の考え方がマイナス思考に陥っている」という風に考えていました。
実際、当時の社内には「どうせ無理じゃないの」とか「やったって無駄でしょ」という雰囲気がありました。
それが、プラス思考に変わり「やれる、いけるかもしれない」とか「これはやってみるべきだ」と感じられるようになると、人間って段々変わってきます。
そういう風に人の気持ちを変えていくことが大事です。

大河原
従業員さんの気持ちを掴むのは、多くの経営者の方が苦労されていることだと思いますが、中矢代表が取り組んだこととは何でしょうか。

中矢
それはもう、実績を上げて実証していくことに尽きます。
行動して成果を見せていかないと、本当の意味では信用されません。
信用されて「この人なら回復させられるかもしれない」と思われるほどになると、周囲もその経営者について行って一生懸命に頑張ろうと考えるのです。

大河原
なるほど。
まずは自分が率先して成果を出す事が大事なのですね。

中矢
ところが、例えばトップが営業をしていきなり数字を上げても、周りからは特別な人のように思われるのです。
私が人の5倍働いて業績を上げても、他人は「それは無理だ」としか思わないので、そうではないところで努力をしなければいけません。
皆いつも通りのことをしているつもりで気が付いたら業績が上っていたという状況を作り上げることが大事です。

大河原
そのような状況を作るのはとても難しいことだと思うのですが。

中矢
勿論、全員の業績が一斉に上がるわけではありません。
最初は一部の人が変わり、それが周りの人に波及して、置いて行かれまいとして必死になるのです。

大河原
なるほど。
そういう風に従業員の方にやる気を持たせることができるというのは、聞いたことが無かったので新鮮でした。
そのようにして社内の雰囲気を変えるために努力されるなかで、時には上手くかないこともあったのではないでしょうか。

中矢
こちらの働きかけでやる気を出しているのに、自分自身が前向きになったと錯覚することがあります。
誰かがずっと支え続けてやらないといけないうちは、本物とは言えないのです。
支えがなくなったら元の木阿弥ですから。
むしろ足を引っ張られても自分でモチベーションを上げていけたらそれは本当に変われたということです。
本来ならそのように育っていかないといけないのですが。

大河原
そういうことも上手く気づかせる仕掛けが必要ですね。

中矢
そうですね。
従業員のモチベーションを上げるためには、仕事への動機付けをしてやることが必要です。
ただし、時には一切そのようなことはしない場合もあります。
もっと言えば、わざとモチベーションが下がるようなことをして、その人が本来の自分の力をどれだけ引き出せるかを試すこともあります。
それらの手段を上手く使い分けることで、従業員に本当の意味で仕事にやる気を持ってもらうことが出来たのだと思います。

大河原
有難うございます。
従業員の方の力を引き出すために、そのように色々と努力された結果が、今の三福グループの成長に繋がったのですね。
現在、三福グループでは「カンパニー社長」という名称で、社内ベンチャーの制度を導入されていますが、これはどのような目的があるのでしょうか。

中矢
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経営にはある種の法則というかスキルがあり、それを学んで身に付けることができれば、先にも言ったようにどのような経営でもやっていけるのです。
しかし、経営について学べるところはほとんどありません。
そして、経営は実践力なので座学で学んだだけの知識では通用しません。
更に一般的に起業される方は、そういうことを学ばずに、事業や経営という視点だと、人の使い方も解らない、評価の仕方もわからない、経理も危機管理も集客の仕方もわからない、というように無い無い尽くしのまま起業してしまい、大半が何年かの間に辞めていったりします。
練習をしないと自転車に乗れるようにならないように、経営力をつけるにも「企業」という乗り物が必要になります。

この制度でカンパニー社長になることによって、企業を経営する中で経営者が必ず直面する問題を、一つ一つ乗り越える度に「あれはこのことを言っていたのか」「こういうふうにしたらいいのか」と実感でき、経営する上での基礎力・応用力が身に付きます。
そういう経営に関することを全般的にやっていけるようになって、知恵が付いてくると、別の業種でだって経営できるようになるのです。

大河原
経営ということの全般について勉強してもらうための機会ということですね。

中矢
そうですね。
経営者が1人育つということは周りにすごく大きな影響を与えるので、取引先・お客様・従業員が潤うだけでなく、そういう人が数多く出ると街の活性化にも繋がります。
沢山の経営者が、松山を中心として生まれていくのを目標にしています。
そこに三福グループか否かは関係ありません。

大河原
本当に、ちゃんと場数を踏んだ優秀な経営者の方が増えるといいですね。

中矢
そうすると非常に失敗が少なくなります。
ただ優秀だからといって必ず勝てるわけではありません。
時には負けることもあります。
それでも素人が荒波に向かうのと練熟したプロが向かうのとでは、失敗する確率は段違いですよね。

大河原
そういう学びの場として社内企業制度をおいているのですね。
一度、そちらも見学してみたいです。
これまで様々な経営者の方をご覧になってきたと思いますが、中矢代表が考える、「社長になれる人の要件」とは何でしょうか。

中矢
何よりも、素直な人だと思います。

大河原
素直とは、何に対して素直なのでしょうか。

中矢
色々なものに対してです。
例えば、飲み物、食べ物などを勧められて、素直に「有難うございます」と言えたり、「どこで売っているのですか」「体にいいのですか」など、どんどん聞ける人がいいですね。
中には失敗する場合もありますが、それは対応の仕方や嘘を見抜く力などの勉強になります。
素直と馬鹿正直は違います。
騙す人にまで素直になるのではなく、見抜く力が付いてくると、断ることが出来るのです。

大河原
確かにそうですね。
チャレンジ精神に近いものではないでしょうか。

中矢
きちっと明確に物事が見えて、メリット・デメリットを比較検討できるようになればいいのです。
それが出来ないのに素直ではない人は、疑いが強くて一歩を踏み出すことが出来ませんから、失敗が無い代わりに成功も勉強の機会も無いのです。
素直になって様々な物事を体験する中で学びがあるのです。

大河原
有難うございます。何でも学びに出来る素直さを持って物事にぶつかりたいと思います。
中矢代表はこれまで経営を続けてこられた中で、会社の収益、お客様の満足、従業員の方の満足、それぞれを両立させるためにどのようなことが必要だと考えていらっしゃいますか。

中矢
そうですね・・・
一番迷うところは従業員かお客様かどちらの満足度を先に上げるかになるのですが、原点から言ったら、自分も含めた従業員になるのでしょう。
そもそも自分のモチベーションが低いとお客様を喜ばせることは出来ませんし、色々な意味で、まずは従業員が大事なのではないかと思います。
それによってお客様に喜んで頂けると、営業マンをはじめ従業員も嬉しくなりますし、結果的に売上げに繋がるというところはあると思います。

ただ、費用を回収する「仕組み」 は作っておかないといけませんね。
それがないとお客様は喜んで頂いても経営が成り立ちませんから。

大河原
そのような仕組みの作り方を学ぶ場としても「カンパニー社長」の制度は素晴らしい学の場ですね。

中矢
そうですね。
店長準備塾など、その為の研修制度もあります。

大河原
なるほど。
従業員の方が起業するにあたって、そのような研修制度もあるのですね。

中矢
それは当然あります。
仕事をする上で、スキルとして習うことです。
自分が壁にぶち当たったときこそチャンスと考えて、勉強しなければいけません。
大河原さんの今の壁は何かありますか。

大河原
インタビューをもっと上手にできるようになりたいです。

中矢
そしたら、「インタビューの仕方」とかのキーワードでネットを検索すると、それについて書かれたサイトや書籍などが出てきますので、何冊か読めば概要がわかります。
このときに、「仕事の仕方」とかで探すと漠然としているので、より具体的なことに絞り込んでいくといいですよ。
学校の勉強でも、いきなり全部の科目の成績向上を目指すのではなく「この分野のここだけ」というように限定したら勉強しやすいでしょう。

そのように今、現在ネックになっているところを重点的に勉強すると、他にも応用が出来るし、実践に活かせられるのです。
例えば、大河原さんが「この企業の経営者にインタビューに行く」となったときに、その業界について書かれた本があれば、真剣に読むと思います。
そしたら知識になって、インタビューではもっと突っ込んだ話が聞けて、意外と詳しいなと思われますよね。
不動産に限らず色々な業界に行って色々な社長さんに会っているわけで、その都度、真剣に学んでいったら頭に残りやすいでしょう。
本を読んで勉強するのはスキルとしては基本中の基本ですが、その問題が出たときに勉強すればいいのです。
今はネット通販や電子書籍など便利なものがありますから。
当社でもこれから新しいビジネスを始めるので、またそれについて勉強するのですが、一昨日関連の書籍を6冊買って2冊読みましたし、数日後には取引先の社長ともお会いするので、それまでに全部読んで知識武装しておけば全然違いますよ。

大河原
その社長様の印象も違いますよね。

中矢
自分自身のベースにもなってきますよね。

大河原
有難うございます。
今以上に事前準備をしっかりしてインタビューに臨みたいと思います。

現在、三福グループは松山における不動産業のリーディングカンパニーとして知名度がありますが、今後はどのような方向で会社を発展させていきたいとお考えでしょうか。

中矢
当社の場合は、1つの業種でエリアを広げていくのではなく松山周辺にエリアを絞って色々な新しいビジネスを打ち出して、松山の発展に繋げたいと思っています。

大河原
そういえば、三福グループの不動産、駐輪場や自動販売機は松山では至るところにありますが、今治などに行くと見ない気がします。

中矢
松山にエリアを絞れば、色んな顧客を既存の顧客に紹介できたり、コラボできたりと相乗効果が出やすいです。
ただし、先行者がいる分野に参入したら先発の企業は快く思いませんから、手を付けるのはまだ誰もやっていない事業でなくてはいけません。
これから始めようとしている事業も、松山では全く新しいことをするつもりでいます。

大河原
確かに、パイの奪い合いになっては誰も得しませんね。
とはいえ、全くの無からというわけにもいかないでしょうから、他の地域でされていることを松山にローカライズする場合もあるのではないでしょうか。

中矢
はい、もちろん色々なエリアに行って、そこで何があるのかを探すこともしています。
全てを当社だけで独自に開発することは不可能ですし、色々な人が色々なものを開発しているわけですから、そういう ものを謙虚に学びに行って、松山の人々に喜ばれそうなものを見つけることはしています。
教えて頂く中でどういう道が開けるか解らないので、そういったところでも素直さが要りますよね。

EVNで大河原さんと出会って、石原代表とも出会えたのがいい例ですよ。
そのように、一つ一つの出会いがどのように繋がっていくのかは解らないですからね。

大河原
有難うございます。
最後に、若者に向けて、メッセージをお願いいたします。

中矢
「石の上にも三年」「若いときの苦労は買ってでもしろ」ということわざがあるように、どの仕事でも下働きの時期はあるので、忍耐力を鍛える意味でも、そういう時期を耐えていかないと本物にはなれません。
ですから、短期的な成果を求めたり、楽して評価を受けることを望んだりせずに、試練を越えて頂きたいと思います。
お金を貰わなかったら苦労なんかしたくないと思うかもしれませんが、そこで経験したことは必ず活かせる時がきます。
また活かせる人になってもらいたいと思います。

大河原
なるほど。
苦労や試練とありましたが、学生時代にしておくべきことがあるとすればなんでしょうか。

中矢
まず一つ目は、短期でもいいのでアルバイトを、1つだけではなく何個もして欲しいですね。
二つ目は、資格、勉強、何でもいいので、一定時間本を読んで勉強する習慣を身に付けて欲しいと思います。
三つ目は、友達づきあいを大事に、同窓生などと人の環を作って欲しいです。
最後に、長期のお休みなどを使って海外に行くこと、これくらいですね。

大河原
沢山のアドバイスをありがとうございます。
もしそれを全部出来たら、本当に社会に対する視野が広がり、人間として大いに成長できると思います。
本日は貴重なお時間と貴重なお話を有難うございました。

インタビュアーより

bord-sanpuku

中矢代表は、人生の中で幾つも決断をされ、その度に今に繋がる結果を出してきたのだと思います。
しかし、それは人生の各ステージで様々なことを学び、実践し、そこで得たものを自身の成長の糧とする姿勢があったからこそだと思います。
もしそうでなければ、折角の決断もただの無謀で終わっていたのではないでしょうか。
現在、三福グループには、「将来100社のグループ会社を創って、100人の社長を育てたい」というビジョンがあり、そのために「カンパニー社長」制度を導入していますが、これも中矢代表が経営者として人を動かす為の勉強・実践の必要性を実感するとともに、優秀な経営者が多く生まれることで様々なチャンスと発想が生まれると学ばれたことが、具体化したものだと思います。
中矢代表のように、人生の壁を勉強のチャンスと捉えて一つ一つ乗り越えていき、いずれは積み重ねた経験を基に、周囲に良い影響を与えて成長を促せる存在になりたいと思います。
大河原慧

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乞うご期待!

会社概要

社名:株式会社三福ホールディングス
代表:中矢 孝則
住所:愛媛県松山市湊町4丁目3-10
TEL:089-921-2095
URL:http://www.3puku.co.jp/
事業内容:・不動産売買仲介 ・不動産賃貸仲介 ・物件管理 他

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