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日本酒の良さを全国へ、そして、世界へ
雪雀酒造株式会社
猪野 敏朗 代表取締役
- 2017/11/15

雪雀酒造株式会社のこだわり
2015年で100周年を迎えられましたが、どういった心境で迎えられましたか。
我が社は、酒造りにこだわり、品質を高めて色々な人との縁を大切にして、なおかつ消費者のニーズに答えてきた歴史があります。
その中で、モノづくりの心を忘れないで、良い品質のものを提供していくことを念頭に置いています。
やはり、私たちは消費者に購入してもらい、飲んでもらってはじめて商売が成り立ちます。そのために、雪雀が高い品質の酒を造っていることを消費者に認めてもらう努力をしています。具体的には、兵庫県の山田錦という酒造好適米に私の父の3代目・猪野字朗が早くから目を向け、使用しています。
さらに、父と今は名誉顧問をしている前杜氏・田窪幸次郎が手を携えて酒造りを行っていました。父が良いお米を提供し、田窪がいい酒を造るという連携ですね。
その結果、昭和58年の全国新酒鑑評会で初めて金賞をとりました。当社は以来11回全国新酒鑑評会で金賞を取ることができています。つまり、「雪雀のお酒はいい」と消費者の皆様に認めてもらったことの裏付けになっていると思います。
今までの先達の努力を決して忘れず、なおかつ、雪雀を育ててくださった消費者の方には感謝しなければいけないという気持ちで100周年を迎えました。
商品の高い質を保つための秘訣はありますか。
料理を作る時に、良いものを作るためには良い材料を使わなければなりません。日本酒も同じです。
良いお酒を造るための絶対条件として、良い原料米を使うことが挙げられます。
原料米の中には、普通に食べるお米ではなく、お酒造りに適した酒造好適米というお米があります。当社は、酒造好適米の最高峰といわれる山田錦をふんだんに使い、酒造りを行っています。お酒造りの中では特に、洗米に気をつけています。
出来上がった後はきちんと管理を行わなければなりません。私たちが子供の頃は蔵の中がひんやりとしていたのですが、今は地球温暖化の影響で夏が非常に暑く、最近はあまり温度が下がっていません。
お酒の最適な保存方法はある一定の温度で貯蔵することです。しかし、温度変化が大きい土塀の蔵で貯蔵していると、お酒が劣化してきます。当社では早くから、劣化対策として低温貯蔵庫を整備することにしました。これでお酒の鮮度が保たれています。
お酒には水も大切です。お酒造りに適している水の種類は、軟水か中硬水と言われています。一番の日本酒の出荷量を誇る灘地方は、前は海、後ろには六甲山があり、中硬水が豊富にとれます。
当社がある松山市柳原の地形も前に海があり、後ろに高縄山があります。ですから当社も中硬水を使用しています。しかし、水の質は年々落ちていますから、逆浸透膜を使用した「ピュアウォーターシステム」で水を濾過しています。その水を仕込み水や割水などで利用しています。
日本酒を造るのには、かなりの時間がかかるイメージがありますが、どのくらいの時間をかけて新商品を世に送り出すのでしょうか。
今は、消費者ができるだけ新しいものを手に入れたいという欲求が非常に高まってきています。そのために、どの業界も早くから仕掛けています。商品開発においては、時代の流れを見ずに、メーカーが作りたい商品を開発してしまうのが一番悪いパターンです。
現代は、「安心」「鮮度」「おいしさ」「こだわり」「本物」というキーワードを元に商品を追求していけば、消費者に喜んでもらえる商品が生まれてきます。消費者の視点で商品を開発するということです。
おおよそ1年くらいかけて商品を考え、造ります。現在売れている日本酒は何かをリサーチして、商品を造った後は忍耐力を持って売り込みをします。目先の利益にとらわれると、あとでしっぺ返しをくらいますから。
質と量とのバランスを考えて消費者のニーズにあった商品を提供しています。
会社概要
社名:雪雀酒造株式会社
代表名:猪野 敏朗
住所:愛媛県松山市柳原123番地
TEL:089-992-0025
URL:http://www.yukisuzume.com/
事業内容:・製造業
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