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日本酒の良さを全国へ、そして、世界へ
雪雀酒造株式会社
猪野 敏朗 代表取締役
- 2017/11/15
世界に羽ばたく日本酒を
御社のホームページを拝見し、御社が日本酒を海外に輸出していることを知りました。日本酒を海外に輸出するようになったきっかけはなにかあるのでしょうか。
どちらかというと、雪雀は海外の輸出は後発組でした。清酒の輸出のグループがあるのですが、そこに加入して、アメリカへ輸出を始めたのが10年前でした。その時に、私が尊敬する酒造メーカーの社長に誘われてニューヨークに赴きました。
一番驚かされたのが、ある日本レストランで日本酒を扱っている量が500銘柄ほどあったことです。日本にもないような酒類のお酒もたくさんありました。また、日本酒もワインと同じように低温で保存されていることも驚きました。海外の方が管理もしっかりとされているのかもしれません。
現在ではアメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、スイス、香港、台湾、シンガポールの7カ国に輸出しています。あちらでは日本酒のことを「ライスワイン」と呼んでいましたから、ワインと同じ感覚なのでしょうね。同じ醸造酒ですから。
今後の海外進出への展望を教えてください。
これからもどんどん輸出する国を広げていきたいと思っています。今はヨーロッパへの輸出が少ないことも含め、パリなどのワインがよく売れているところに日本酒を輸出していきたいです。
そして、日本酒をもっと海外に売り出していくべきだと私は思っています。ワインが全世界に広がっているのですから、日本酒も同じような感覚で広がりをこれから見せていくのではないでしょうか。日本酒は熱燗で飲めるという大きな強みがありますしね。
これからの季節にうってつけですね。
代々会社を継がれてきた猪野社長から見て、今の若者はどのように見えますか。
集団より、個々を大切にしている印象です。
私たちが大学生の頃に遊んでいた様子と今の若者の遊びは、全然違うように思います。結構、私たちの頃は何人か集まって楽しく賑やかにしていました。今はどうも違っているようで。個人での楽しさというのを見つけているのでしょうね。
最後に、若者たちへメッセージをお願いします。
私は、雪雀を通して色々な人との出会いを非常に大事にしています。
例えば、お酒を飲むことによって出会う縁です。出会いを大切にして、雪雀を支持してくれる人が増えてほしいと思っています。
ですから、若者にも人とのつながり、いわゆる「縁」を大切にしてほしいと一番思っています。私も仕事をしていて思ったのですが、何事も一人ですることには限界があります。そういう時にどうしても人の助けであったり、協力であったりが必要になってきます。人とのつながりがあって初めて助けも協力も得られますから。
ありがとうございます。
人とのつながりを大切にしていくことは簡単なようで難しいことですよね。心がけていきたいと思います。
インタビュアーより
会社概要
社名:雪雀酒造株式会社
代表名:猪野 敏朗
住所:愛媛県松山市柳原123番地
TEL:089-992-0025
URL:http://www.yukisuzume.com/
事業内容:・製造業