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音楽に人生をかける
LIVE HOUSE BAR YAH MAN 33
佐藤 昴蒔 代表
- 2022/4/1
人生・コロナ禍を通して得たもの
YAHMAN33に関わる方々にとってどのような場所でありたいですか?
お客様に対しては「夢のある場所・心が安らぐ場所・発見に繋がる場所」でありたいです。
そのためには例えどれだけ大変でも、とにかく自分がここに立つことを大切にしています。ここに立つことで誰かの何かに繋がると思っています。
それから、ここに関わってくださるアーティストにとっては「全国様々な場所を周る上での“松山の”ヤーマン33」になりたいです。
30年程前から有名な大御所アーティストの間でも「全国ツアーで松山市を埋められたら超一流」と言われているほど、人が集まらない街です。だからこそアーティストがより良く利用できるような環境にしたいです。
経営していく中で大変だと感じることは何ですか?
自分が欲しいと思う事やこだわりをお客様に押し付けないことです。
営業する中では自分のこだわりよりもお客様がここに何を求めているかが大切です。お客様が欲しいと思われることに一生懸命お答えしたいと考えています。
佐藤代表の信念は何ですか?
何があってもやり続けることです。しかし、休むことは大切です。休むといっても休日を作るという事ではなく、頭・心を休めることです。
例えば、大海原に放りだされたときに大波が来ていたら、怖くて泳ごうとすると思います。
しかし、そういう時こそ泳がず、大きく息を吸い、水面に顔を浮かべていると波が被っても沈みません。無理に泳ごうとすると疲れて逆に溺れてしまうので、ジタバタしない方がいいです。
私はこのように困った時こそ大きく息を吸って水面にいることを心掛けています。そうすると時間がかかってもどこかに足が着く、もしくは何か縋れるものに必ず出会えます。
それまでは不安な日もありますが、決してジタバタしません。
コロナ禍はどのように過ごされていましたか?
コロナが流行し始めた頃、ライブハウスで感染者が出るという事が続き、音楽の場が諸悪の根源のように扱われました。
そのような時ライブハウスに関しては、国は東京都の行っている方針を推奨していました。しかし、それが愛媛県には該当しないというケースが目立っていました。
その際に私はこれではダメだと思いましたので、愛媛県下の仲間たちと、県内の音楽業界はこうしますというガイドラインを作成し、提出しました。
そこから、ライブハウスでは国ではなく県内の対策を行えるようになりました。
しかし、その時には既に日本全体が自粛ムードで、お客様も来られない状況だったので、自店の営業はどうすることもできないと思いました。
そこでできる事を探し、以前からここで販売していたカレーをさらに改良して、お昼に皆様に食べていただくことにしました。そうしてカレー屋を始めました。また、曲作りのためにも、すべての人々が苦しい想いをしているこの状況を私は俯瞰的に見ることにしました。
そしてそれは今の曲作りに活きています。目の前の数字やお金を追いかけていると苦しいことばかりですが、後からお金が返ってくるという想いでいると、やるべきことが見えてきます。
そのようなことを約2年間のコロナ禍で体得できました。本当に苦しい時期ではありましたが、これがなければ得られなかったことも多いので、感謝もしています。
クラウドファンディングを始められたそうですが、その理由を教えてください。
松山にも音楽や音楽関係の営業をしているお店が何軒もありますが、それぞれにお店の在り方がありますし、私には私の経営の仕方があります。お客様にもそれぞれ好みがあり、好きなお店にしか行かないという方もいらっしゃいます。
このお店が好きで必要としてくださる方々がいるので、無くしてはいけないと思っています。しかし、お力添えがないとどうしようもないというシチュエーションがあります。
コロナ禍の現在、お力添えが必要な状況になっているので、お願いしますという形で支援いただいています。
会社概要
社名:LIVE HOUSE BAR YAH MAN 33
代表名:佐藤 昴蒔
住所:愛媛県松山市大街道2-3-5 メトロポールビルB1
TEL:089-934-3011
事業内容:・生活関連業/娯楽業 ・宿泊業/飲食業