INTERVIEW WITH PRESIDENT 公式フェイスブック INTERVIEW WITH PRESIDENT 公式ツイッター

人を喜ばせるためには、自分がポジティブでいること

島のモノ喫茶 田中戸
田中 章友 代表

  • 2017/11/24
i-catch-tanakado

旅から得た価値観とは

田中戸をオープンするまでの経緯を教えてください。

 高校を卒業して、アメリカの短期大学に行っていました。今思うと、みんなと同じことしたくないとか、日本の大学に行きたくないという思いからでした。
 アメリカで何が勉強したいっていう強い思いがあったというよりは、一生懸命やることから逃げた感じです。短期大学を卒業すると、多くが4年制の大学に編入するのですが、僕はそこで卒業して終わりました。

 高校を卒業する18歳ぐらいの頃は、世間知らずで、日本という国をあまり見たことがないまま、日本があまり好きじゃなくて出てしまいました。アメリカで他国の人とコミュニケーションをとるとき、英語が喋れても、それは表面だけの付き合いで、本当に大事なことは内側に持っているものを伝えることだと思います。

 僕はその内側に持っているものが何もない状態でした。例えばドイツ人としゃべっていると、ドイツは人口が何万人でこういう素敵な山があって、とか自国の事を紹介できるけど、僕には全然ありませんでした。だからそれを恥ずかしいなと思った時期がありました。喋ることがないから面白くなかったですね。
 日本について、本で読んだ知識も、どこに行ったという経験もどちらも語れなかったから、ショックでした。

それで日本に帰ろうと思ったのですか?

 そうです。それで、日本を気の赴くままに旅してみようと思って、国内の放浪の旅が始まりました。お店をオープンするまでは、就職はしたことはなくて、フリーターとして色々な飲食店で働いていました。だいたい2年ぐらいで移動していった感じです。どこに行くのかも決めてなくて、ここがいいなと思ったら働かせて下さいと頼みました。

 今思うと、選んだところに同じ共通点があって、一つは大都市ではなく、その隣にある田舎でした。例えば三重県とか、佐賀県とか、若者がどんどん流出しているところです。そういう人たちと気が合ったのか、必ずUターン、地元の人間がいい意味でしがみついて、自分の生まれ育ったところを発信している人たちが面白いと思ってよく一緒にいました。

 そのうちに、アメリカまで行ったけど、結局どこでもいいというか、他国でも自国でもいいし、じゃあ自分の生まれ育ったところでいいんじゃないかということに気が付きました。それに気づくにはやっぱり出てみないと分からなかったですね。だから、若い人は一回外に出てみたらいいと思います。

 結局シンプルなところに答えがあったという感じで、自分の生まれ育った松山だから本気になれるし、逆にここで本気になれなかったら、どこに行ってもだめだなと思いました。僕は松山沖の怒和島っていうところの出身ですが、そこまでは帰らずに三津浜でお店をオープンしました。

次のページ『魅力的なお店には、必ず人が集まる』

ページ:

1

2 3 4 5 6 7

会社概要

社名:島のモノ喫茶 田中戸
代表名:田中 章友
住所:愛媛県松山市住吉2-8-1
TEL:090-6280-3750
事業内容:宿泊業/飲食業

Random Pick Up

『この記事を書いた人』

愛媛大学
濵村 駿介

『この記事を書いた人』

松山大学
高橋 航貴

『この記事を書いた人』

松山大学
松井 秀樹

『この記事を書いた人』

愛媛大学
北尾 友二

『この記事を書いた人』

松山大学
樋口 真哉

『この記事を書いた人』

松山大学
福山 さくら

『この記事を書いた人』

愛媛大学
大隣 麻衣

『この記事を書いた人』

松山大学
田岡 美紗

『この記事を書いた人』

松山大学
杉脇 丈紘

『この記事を書いた人』

松山大学
岩本 真依

『この記事を書いた人』

西山 和馬

『この記事を書いた人』

松山大学
山本 隆生

『この記事を書いた人』

インターンシップ生
大河原 慧

『この記事を書いた人』

インターンシップ生
藤平 祥太

『この記事を書いた人』

松山大学
坪北 奈津美

『この記事を書いた人』

愛媛大学
兼頭 里奈

『この記事を書いた人』

愛媛大学
高市 奈津美

『この記事を書いた人』

愛媛大学
松本 優香

『この記事を書いた人』

松山大学
大西 清楓

『この記事を書いた人』

松山大学
山田 智也

『この記事を書いた人』

愛媛大学
多賀谷 直樹

『この記事を書いた人』

松山大学
山根 大輝

『この記事を書いた人』

松山大学
川崎 詩歩

『この記事を書いた人』

愛媛大学
矢野 愛茄里

『この記事を書いた人』

松山大学
宮内 真歩

ページ上部へ戻る