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「夢を 持って! それは必ず叶う!」
株式会社Umique
岩﨑 由美 代表取締役
- 2014/12/25
岩本
岩﨑代表、本日はよろしくお願いします。
はじめに岩﨑代表の歩みを教えていただけますか。
岩﨑
最初は学校法人の事務職に就いて、長期休暇を利用して旅行を楽しんでいました。
けれど、旅行の仕事がしたくて、ツアーコンダクターに転職をしました。
愛媛県内、広島や東京の旅行代理店と契約をしてフリーのツアーコンダクターをしていました。
岩本
名刺にも書いてありますが、「総合旅行業務取扱管理者」(A)や「総合旅程管理主任者」(B)の資格はツアーコンダクターになる為に必要な資格なのでしょうか。
岩﨑
そうですね、「総合旅程管理主任者」(B)の資格を取れば、募集型企画旅行の主任添乗員ができます。
「総合旅行業務取扱管理者」(A)は旅行業者の各営業所ごとに1名以上選任して、一定の管理及び監督業務を行わせることが義務付けられているという資格で国家資格でもありますので、結構難しいです。
私が試験を受けた頃はまだインターネット等もなくて、観光地等の情報を調べるのに、図書館に通ったり、様々な資料から調べて勉強しなければいけなくて大変でした。
岩本
そこまで細かく出題されるのですね。
好きでないと勉強が嫌になりそうですね(笑)
なぜそこまでして勉強をして資格を取ることができたのですか。
岩﨑
はい。
歴史、地理、英語の勉強は興味があって好きだったから、苦にはならなかったですね。
それに旅行が好きだから、家族や友達と旅行にもよく行っていました。
お金をいただきながら、自分も旅行ができるなんていい仕事ですよね。
ただお客様へ提供をする旅行と、自分が行く旅行は全く違います。
お客様の旅行は、とにかく楽しんでもらわないといけないし、アクシデントや問題が起きないように気配りを常にしなくてはいけないし、アクシデントが起きれば気転をきかして対処しなくてはなりません。
岩本
なにか過去に対処したアクシデントがあれば教えてください。
岩﨑
はい。
私がまだ25歳ころのことです。
団体のお客様を連れて、ある国の空港で乗り継ぎの手続きをしようとしたのですが、カウンターに従業員がいなかったのです。
チェックインをしないと飛行機には乗れないし、お客様を待たせている状態ですから、私は走り回って、担当の従業員を探しに行きました。
やっと見つけてチェックインできたのは、締め切りの5分前で、私たちのお客様全員がギリギリで飛行機に乗ることができました。
岩本
そんなことがあるのですか。
どこの国も日本のように、真面目に働いているわけではないのですね。
自分からカウンターの従業員を探しに行くという行動力にも驚きです。
岩﨑
えぇ、行った国の先々でなにが起こるかわかりませんが、トラブルは最小限にして、最大限の喜びを提供して、最終的にお客様にご納得していただくのが私たちの仕事です。
岩本
なるほど、常に気を張って、周りを見る注意力や臨機応変に対応する力が求められそうですね。
そのようななかで、岩﨑代表は仕事をどのように楽しんでいらっしゃいますか。
岩﨑
お客様を楽しませることを、わたくしは楽しんでいます。
岩本
そんなお客様を楽しませる企画は、どうやって作られるのですか。
岩﨑
自分自身が、こんなツアーがあったら行くかなとか、友達にこんなところに連れていってあげたいなとか、こんな企画があったらいいなということを考えながら企画します。
企画ツアーでは「KOITABI」という企画が原点なのですが、婚活ではなく、まずは恋活。
ツアーを通じて恋愛のきっかけ作りからできればいいなと思い立ち上げました。
私自身は婚活という言葉があまり好きではなくて、恋活を準備段階として、徐々にステップアップしてほしいと思っています。
岩本
ユニークな発想ですね。
いきなり婚活というよりは、恋活でフランクに男女が旅行を楽しめる点は、参加しやすいと思います。
岩﨑
他にも、「JOSHITABI」という女性限定の、女性の探究心にお応えするツアーがあります。
女性限定ですから、バスの中はみんなお喋りをしていてにぎやかですよ(笑)
岩本
そうですね、ガールズトークに花が咲きますね。
行きたいです(笑)
岩﨑
はい、近々あるJOSHITABIは、朝早くに松山を出て、神戸のアウトレットパークやCOSTCOで買い物をして、その日のうちに帰ってくるというツアーは、お客様の声にお応えしています。
このツアーは前からやっているのですが、参加者の中からツアーで買ったものをその日のうちにパーティーを開いて食べたい、という声があったので、その要望を取り入れて、朝早くに松山を出て、早くに松山に戻ってくるというプランができました。
岩本
一日中、広い敷地を歩き回って疲れているはずなのに、帰ってきてからパーティーをするなんて、すごく元気が残っていますね!
岩﨑
そうね(笑)
女性は楽しむことに関してはパワフルですからね。
子ども連れでも参加できる、「CHIBITABI」というツアーもあります。
全員が子連れで参加するから、気兼ねなくお子様と思い出作りができます。
岩本
それはお母さんたちには嬉しいですね。
公共の乗り物だと、子どもの泣き声や走り回るなど、周りの人への配慮に気を遣って旅をゆっくり楽しむことが難しいですものね。
岩﨑
だからこそ、こうしたツアーに参加して、「CHIBITABI」みたいな、楽しく便利なツアーがあるのだと、これに行けばいいじゃん!となってくれればいいですね。
岩本
お母さん同士の情報交換の場にもなりますよね。
ユニークなツアーをいくつかご紹介していただきましたが、ここまで旅にかける情熱はどこから来ているのでしょうか。
岩﨑
最初にもお伝えしましたが、小さいころから旅行が大好きで、すごく楽しかった思い出ばかりです。
学生時代には一人でバックパッカーをして、それもまたとても楽しくて楽しくて。
「旅は凄く楽しいよ!」を、知ってほしいという想いが、ずっとあります。
また悩み事や疲れているときにも、旅は自分を救ってくれるということも伝えたいです。
岩本
私も旅行が好きなので、とてもわかります。
普段忙しく働いている社長や芸能人も、休暇の際には海外にバカンスに行く人が多くみられますよね。
旅行とは非日常な場所へ赴きますから、とてもリフレッシュされるのでしょうね。
お話は変わりますが、従業員は女性の方ばかりですがなにか理由があるのですか?
岩﨑
はい、女性には女性ならではの発想力、探究心があると考えています。
また旅行会社に来るお客様の多くが女性ですので、女性の気持ちがわかることが大事です。
常にお客様の立場に立って、お客様目線で考えてもらえるようにしています。
岩本
豊かな発想力や、お客様の要望に応えられる能力が必要ということですね。
たしかに好きという感情だけで仕事はやってはいけないでしょう。
岩﨑代表も時には面倒なことや避けてとおりたいことなどもあるとは思いますが、そのような時、モチベーションをどのようにして維持していますか。
岩﨑
ツアーを欲している人、うちのツアーがないと困る人、そういう人たちがいることを思い出します。
お客様の喜んだ顔や、帰りのバスの中でお客様の満足した顔を見たときのことを思い出すと、やらなきゃ!と思えます。
岩本
それはツアーコンダクターの醍醐味ですね!
お客様の満足が、次の仕事への活力につながるということですね。
岩﨑代表は経営者ですが、岩﨑代表が考える’経営者’とは、どうあるべきですか。
岩﨑
みんなを幸せに、人を幸せにできたらいいなと思います。
楽しく仕事ができて、毎日ワクワクして、従業員も世の中も含め、働いていることに幸せを感じられるようにしていけたらいいですね。
ただ、給料のためだけに働くのではなく、ビジョンがないといけません。
何のために今の仕事をしているのか、ということを考えられなければ仕事は続かないと思います。
岩本
なるほど、ワクワクする気持ちって忘れがちですけど、楽しく仕事をするうえで欠かせないことですね。
それでは最後に、学生や若者に向けてメッセージをお願いします。
岩﨑
まず夢を持ってください。
それは必ず叶うから、ぜひそれに向けていろいろやってみてください!
と伝えたいです。
こんなのがやりたい!というのがあれば、それに向かって、とことんやればいいし、やりたいことがぼやけていても、それに向かってやり続ければいいと思います。
どれか一つ「これ!」と決めて、向かっていくのが近道です。
岩本
夢や自分のやりたいことに、とことん向き合って努力をやり続ければ叶う、ということですね。
素敵なメッセージをありがとうございます。
それでは以上でインタビューを終了させていただきます。
本日はありがとうございました。
インタビュアーより
乞うご期待!
会社概要
社名:株式会社Umique
代表:岩﨑 由美
住所:松山市湊町4丁目2-1 湊町森ビル1F
TEL:089-986-9219
URL:http://www.unique-tour.com/
事業内容:・旅行業