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「1回のチャンスを大事に」
有限会社 三和商事
岡田 文平 代表取締役
- 2015/7/22
三和商事での工夫
~何かあれば2人きり?〜
先輩達と働くことになり、どのように思いました?
私は16歳から働きだし、たくさんの先輩方に囲まれながら働いていました。だから目上の方と働くことに慣れていたので、中学生時代の先輩と働くことになってもあまり違和感がありませんでした。今の会社は仕事やプライベートにおいてもオープンな関係なので、働きにくいと感じたことはないですね。
しかも、うちはタイムカードもありません。自分が働いた分の給料はその日に分かるように各自で労働時間を記入させています。運送業は給料面でアバウトな点があるので、ハッキリさせるためにも、私が変えていこうと思ったのがきっかけです。
記入させることによって、自分が朝何時に入って、昼休みをどれだけ取り、どれだけ残業したかをすぐに把握できます。毎日どれだけ稼いだかを把握することで、達成感を得ることができますが、タイムカードでは、わざわざ給料計算しない人がほとんどなので、やりがいを感じることができないタイムカードには価値を感じませんでした。恐らく運送業でタイムカードのない会社は少ないでしょうね。
最近では長距離の運転手が激減しているのですが、油の高騰や高速のETCの割引が減少、国絡みの事情があり、削るのであれば人件費になりますね。それは嫌だったので、一生懸命走るのであれば深夜手当もつきますし、早朝に走るのであれば時給を変えて、しんどい時に働いた時はみんなよりちょっと良くしていますね。やはり,報酬などがないと人間頑張れないですからね。
従業員とのコミュニケーションで大事にしていることは?
怒る時も褒める時も二人きりでします。僕が照れ屋だからかもしれませんが、その方が遠慮せずに伝えやすいかなと思います。例えば、部長や主任がいる中で、一人の社員を褒める時にくすぐったいと思います。
怒る時に人がいれば、恥ずかしくて悔しい気持ちから反発心が出ると思います。実際に私がそうでしたから。ワイワイする時は別ですが、褒める時や、個人的な感情の時は二人きりにするのがいいと思いますね。
仕事をする上で大切にしていることを教えてください。
運送業にとっては人命ですね。居眠りなどがありますが、私の会社では絶対させません。やはり体調管理が大事なので、随時連絡させるようにしています。しんどい時は休ませますし、無理なことは絶対にさせません。
うちの会社では、朝の点呼と昼の点呼が基本です。対面で会えない場合は電話連絡で点呼をとります。私ができる限り声を聞くようにしています。声を聞くとだいたい分かりますからね。それができないと運送業をしてはいけないと思います。基本を疎かにすれば、命を奪う可能性が増えますから。もうひとつは、私は自社のアピールはしますが、仕事をくださいとはあまり言ったことがないです。
口コミで三和商事はいいと聞いた方に仕事をさせてもらって、気に入ってもらえる、そのような仕組みにはなっています。たくさんの営業をしても意味がないと思うし、やはり1回のチャンスを大事にすべきだと思いますね。
会社概要
社名:有限会社 三和商事
代表名:岡田 文平
住所:愛媛県松山市東石井7丁目5-3
TEL:089-970-7755
事業内容:・運輸業/郵便業