「まずは将来のワクワクしている姿を想像しよう」

ターニングポイント
～部活動での厳しい経験が今に活きている〜

俊成代表のターニングポイントは何でしょうか

　「この時」とはっきりは言えませんね。今を含め常にターニングポイントの最中だと思っています。今までのことは全部自分で決めてきたし、全部繋がって今があるのですよ。強いて言うならば、今の自分があるのは、中学生の時にバスケットボールをしていたおかげだと思います。

　全国大会に行く強いチームだったので練習量がすごく、またその頃は水も飲めないような時代で、「苦しい、辞めたい」といつも思いながら一日中練習をしていました。

　大人になると思い通りに行かないことが多々ありますが、駄目だと思った時でも中学生の時の苦しみに比べたらなんてことないと思えるようになりましたので、バスケ部での厳しい経験が今の自分を形作る大きな要因になったのではないかと思います。

サロンを開いてよかったことや、やりがいに思うことはありますか？

nakakiji-maryanes 　私はまず技術者としてサロンを始めたので、沢山の女性のお客様の笑顔を見れたことが最もよかったと思いました。また、今ではサロンでお仕事をしたいという女性の教育やマネジメントを中心にしており、自分が教えてきた生徒さんが育ってくれるのがすごく嬉しいと感じます。
　そもそも女性が綺麗になる手助けをすることで、笑顔になったり輝いてもらうということを目的としてこの仕事を始めました。お仕事をしている中で、私と同じように、「何かしたい」「変わりたい」という主婦の方や、子供がいてもできる仕事が欲しいという方が沢山いらっしゃることに気付いたのです。

　そこで今度は子供を持ちながらでも何か仕事を始めたい人に対するマネジメント,支援を主に行うようになったのです。美容の仕事は大変なこともありますが、子育てもちゃんとできて自分に自信が付く、自分にとって無駄にはならない仕事だということを伝えていこうと思っています。

スタッフ育成の際には何を大切にされていますか？

　コミュニケーションをとることを大切にしています。それは絶対ですね。今は便利な時代になって、SNSなどで簡単に連絡が取れますが、直接会って話をすることがコミュニケーションの基本だと思います。

　人とお会いした時は、最初は私から質問するようにしています。何を言ったらいいかわからないという方も、質問に答える形で会話ができるようになりますから。例えば「私は子供もいるから仕事なんて無理だ」という方に対して質問を繰り返すことによって「本当は違ってたんだ」という考えを引き出すこともできます。

　このようにコミュニケーションを取ることで、心の扉を開けていくのが私の役目ではないかと思っています。ひょっとしたら質問を投げかけることによって、逆に相手の心を閉ざしてしまうようなこともあるかもしれませんが、そういう時も、繰り返しコミュニケーションを取り続けることによって理由が見えてきます。閉じたから駄目だということではないのです。

それはスタッフの方だけでなくお客様とのやり取りでも重要になりそうですね。

　もちろんです。お客様は綺麗になりたいという気持ちで来られますが、より具体的な綺麗になりたい部分や度合いなどは人それぞれ違うので、上手く聞き出していかないとわかりません。こちらの押し付けではだめで、私たちから見てもう十分綺麗じゃないかというお客様がいたとしても、その方にとってはまだ不十分なのかもしれません。お客様一人一人に綺麗さの物差しがあることも、コミュニケーションを取らないとわからないことです。

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