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人との出逢いを大切に

有限会社カネキヨ食品
清水 和子 代表取締役

  • 2023/9/11
i-catch-kanekiyo

出逢いが人生を根底から変えていく

なにがきっかけで、御社を創業されたのですか?

 今から50年ほど前の話になります。私は元々、保険の外交員で、主人は乾物系の営業をしていて、2人ともサラリーマンをしていました。

 今、県内に店舗を構えているセブンスターというスーパーがあるでしょう?当時セブンスターさんが創業したばかりで、主人がセブンスターさんへの営業を担当していたのですが、そちらの社員さんととても親しい関係になったようです。
 すると社員さんから主人に、アジの開きなどの乾物系の商品を販売したいから作ってくれないかと相談がありました。

 当時、海産物の干物などを作る企業が県内にほとんどなく、他県から仕入れているような状況だったので、じゃあ自分たちが作ろうと主人が言い出したのが創業のきっかけです。
 私は主人が自分たちでしようと言ったときには正直驚きました。それでも2人でやってみようということになり、自宅の倉庫を改装して始めることにしました。

なるほど。そうだったのですね。当時の倉庫を改装されたものが今の営業所にあたるのですか?

 いいえ。当時の倉庫の場所は現在の本社になっています。この三津の工場はできるだけ新鮮な魚を商品にするために海の近くに建てられました。

 最初は、現在の本社でセブンスターさんに提供するための海産物を市場から仕入れて加工していました。
 しかし、セブンスターさんも地元のできるだけ新鮮なものを販売したいという思いがあったようで、私たちに作ってもらえないかとお願いがあり、三津に工場を建てることに決めたのです。

 そのような経緯も重なり、乾物だけではなく、地元で採れた海産物を加工して提供するようにもなりました。

今は加工業以外にも事業を行われていますが、どのような過程があって事業を拡大されましたか?

 そうですね。やはりセブンスターさんが店舗を増やしていくにあたり、私たちも魚介類の販売、市場の販売権などの許可を順番に取っていくというような形で少しずつ様々なことを始めていきました。

 初めは市場で仕入れたものをセブンスターさんが取りに来ていました。当時は運送業をしている人なんていませんでしたからね。それでは効率が悪いということで、セブンスターさんからお願いがあり、運送業も始めました。

 他にもオズメッセさんや愛たい菜さん、そごうマートさんから様々な商品を作ってほしいと提案していただき、生魚、刺身、冷凍物、珍味、ちりめんなど多種多様な商品を取り扱うようになりました。

 こうやって求められたことに真摯に向き合っていった結果、いつの間にか何でも屋さんのような形になっていきました。
 ただ、あの時、お客様の要望に応えていった結果、今このように多くの方々に我が社の食品を食べていただけるようになったので、当時の姿勢、決断を誇りに思います。

次のページ『見返りを求めず、地道に、着実に』

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会社概要

社名:有限会社カネキヨ食品
代表名:清水 和子
住所:愛媛県松山市衣山5丁目31-29
TEL:089-922-3962
事業内容:・製造業・小売業/卸売業

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