自分の心に素直になれ！

自分の心に素直に生きていく

2回の起業を経験して学んだこと、また起業の魅力を教えて下さい。

　起業するということは自分の心の体現を経験できることだと思います。自分の心を体現できる自由を得る代わりに、誰のせいにもできない責任を負うことだとも思います。
　そういった環境の中で仕事ができたことによって、本当の働くという魅力を感じることができました。

　自分の心に素直に課題やしたいことを表現できること、そして誰かに喜んでもらうまで努力をして人としての強さを養っていけること、これはどこかで雇用されていても同じだとは思うのですが、起業して逃げられない環境に身を投じたことで、働く魅力や自分自身の成長を感じられました。
　中毒性がある癖になる環境ですので、これからもやめられない気がします(笑)

　常に改善がモットーで、動きを止めたら会社が潰れるというぐらいの気持ちでいます。お客さんのニーズに応え続けることによって付加価値が付いてきます。
　他のところまで事業を広げるときめ細やかなサービスができません。ニッチな世界でもこれに特化することで新しいものがどんどん出てきます。アイデアと改善の両方で私たちは勝負しています。

会社員のときと経営者のときで、お金や時間の価値が大きく変わったのではないでしょうか？

　起業して初めて、お金を稼ぐことはこんなにも大変な事なのかと思いました。
　100円、いえ10円のレベルで、人様からお金をいただくことはすごく大きなハードルがあるなと強く感じました。お金をいただくまでに、とても時間がかかりましたし、仕事にたくさんの時間を投資しました。

　社会人2年目で起業しているので仕事の仕方も分からないし、何が仕事になるかも分からないのでプライベートと仕事の時間が一緒のようなものでした。
　一番大変だった時は、朝7時から次の日の朝の4時5時まで仕事をする生活が数ヶ月続いたこともありました(笑)
　大きい仕事が来て、やらねばという感覚でした。

　ただ、その分周りの方々にはすごく助けてもらいました。がむしゃらにやる意欲だけはあったので「こいつらどうにかしてあげないといけないな」という人が集まってくれました。
　その方たちの助けを借りて何とか仕事ができていたので、とても人の温かさを感じられました。

代表が仕事の中で大切にしている事を教えて下さい。

　人材紹介は求職者と企業のニーズをすり合わせていくことが求められるので双方のことを考えます。

　企業様にとって人は生命線なので、例えば仮に従業員2人の企業があったときに、3人目の方を紹介するとき、その方の良し悪しで会社が潰れることもあります。
　小さな会社ほど一人が担う役割が大きいので、紹介はより企業の生命線に近くなります。
　また求職者の方も、人生が関わってくることなのでやはり一番大切な事は誠意だと思います。
　企業と求職者双方のニーズを汲み取り、そこに誠意をもって対応するというところですね。これは前回の起業から学んだことでもあります。

　実際紹介させていただいたもののその方がすぐに辞めてしまうなど、企業の奥深くまで入っていかないと見えない課題があり、紹介が失敗に終わってしまうということもありました。
　そこで、業界的にも珍しいことですが、入社した後もフォローアップ、定期面談やキャリアカウンセリングをそのまま継続してそれらを含めてご紹介とさせていただいています。
　ですから、人材の定着に向けたサポートはかなり充実させています。

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