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食と人で街を元気に
株式会社 夢とありがとう
秋川 俊光 代表取締役
- 2016/11/14
がむしゃらに夢を追いかけて
秋川代表のこれまでの経緯を教えてください。
愛媛県西条市で生まれて幼少時代から高校までずっと野球一筋の少年でした。高校では修学旅行にも行かず日々練習に明け暮れる日々でした。レギュラーではなかったものの努力は実を結び、高校球児の夢の舞台でもある甲子園を経験することができました。
そして松山大学に入学をしました。大学入学当初は自らサークルを作るなどしていましたので、比較的活発なタイプだったのではないかなと思います。
アルバイトは居酒屋のバイトをしていました。アルバイトをしている中で自分の将来を考えたとき、自分で居酒屋を経営したいと考え始めたのがちょうど20歳くらいの頃だったでしょうか。そこからとにかく起業するために必要な知識を勉強しました。
当時会社を作るには1000万円必要という法律(※)があったため、私は27歳までに1000万円貯金することを決意しました。それを逆算して計算すると毎月11万5000円貯金しなければいけませんでしたので、大学時代はほとんどバイトしていました。
(※旧会社法:会社設立時に最低資本金として株式会社では1000万、有限会社だと300万必要。平成17年度、現在の会社法に移行。)
経営に関する知識は書籍を通して得ていきました。様々な書籍を読む中で印象的だったのが、ワタミ株式会社の代表である渡邊美樹氏の話が書かれてある『青年社長』でした。
当時の私はその本を読んで憧れを抱きました。その渡邊美樹社長には石井誠二社長という師匠が居たのですが、憧れの方の師匠に弟子入りすれば自分もそのようになれるのではないかと私は考えました。
今思ったらすごく安易な考えなのですが、私は実際に石井代表に会いに東京に行きました。そこで働かせてほしいとお願いして、そこから東京に通うようになりました。
長期休暇中はお給料をいただかずカプセルホテルで寝泊まりし、毎日バイトをしながら経営の勉強していました。さらに日々感じたことや思ったことをレポートに書いて代表に提出していました。
その後大学3年の時に内定をいただき、4年の前期で大学のすべてを終えてくると社長と約束して、大学4年生の9月に上京しました。普通の学生なら卒論を書きながら夏休みといったところでしょうか。私は一足先に社会にでることを選びました。
実際に働きだして1ヶ月半で店長になることができました。なぜそんなに早く店長になれたかというと、事前にすべてを準備していたからだったのではないかと思います。自分が知れる情報は事前にすべて覚えるようにして準備を整えていったのが功を奏したのではないかなと感じます。
当時私が勤めている会社の店舗が他にもが50軒ほどあったのですが、その頃は成果主義で結果がすべての昇進体制をとっていました。その中で私の店舗は私が店長就任後、半年で業績トップにまで上り詰めることができました。
周りからはよくやるよねと言われることあるのですが、自分は働いて学んで独立するといったビジョンがあったので、学ぶなら時間は長いほうが得られるものも多いだろうなと考えていました。
自分の夢に向かってひたすら突き進んでいた日々でしたので、周りの学生とは少し違っていたのかなと今振り返ると感じます。そのため就活に悩むこともありませんでした。
居酒屋でアルバイトを始める以前は他の夢をお持ちだったのでしょうか?
実は元々の夢は教師になることでした。学生時代から人財教育を通して社会に貢献したいと考えていました。居酒屋でアルバイトを始めてから私は教師になるよりも経営者として人を育てるほうが向いているのでは感じて現在に至りました。
これまでのお仕事で1番苦労した経験は何ですか?
23歳の時に大赤字の店舗の店長を任されたことだと思います。座席数は100席以上あり、店内もかなり広い店舗だったのですが、なかなかお客様にご来店していただけなく悔しい日々が続きました。
目に見えて赤字だったため営業人数を3人~4人で回していましたので社員の方にも大変な思いをさせてしまって本当に心苦しかったのを覚えています。その後苦戦しながらも何とか1年後に利益を計上することができました。そういった苦しい経験をしたからこそ今があると私は思います。
会社概要
社名:株式会社 夢とありがとう
代表名:秋川 俊光
住所:愛媛県松山市東野1-5-12-3
TEL:089-934-3939
事業内容:・宿泊業/飲食業