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食と人で街を元気に
株式会社 夢とありがとう
秋川 俊光 代表取締役
- 2016/11/14
働くこととは
御社の社名にも含まれています「夢」についての質問ですが、最近の若者の中には自分の将来のビジョンを明確に持てていない方もいらっしゃると思います。そこで質問なのですがどのようにすれば「夢」が見つけられるでしょうか?
人には安楽の欲求というものが基本的に存在しています。つまり誰しもが楽をしたいし面倒なことは避けたいのです。
ですがこれで充実した人生や生きがいのある人生を送ることができるでしょうか。過去の経験を振り返っても充実した瞬間や感動したことは何かに挑戦した時や一生懸命努力をした時だと思います。
したがって本来は「夢」があることが重要なのではなく何かに全力で取り組めているかどうかが重要です。
決して大きなことやスケールの大きなことばかりが夢ではないです。自分が好きなことや得意なこと、また共感できる仲間の夢を自分の夢としてみるのもいいかもしれません。
最近、私は今後の人生を考える機会も多くなりその中でふと「人は何のために働いているのだろう」と疑問に思うことがあります。秋川代表のご意見をお聞かせください。
私たちが働く目的は2つあります。1つは自分の生活を維持するために収入を得るという目的です。2つ目は他人のため、社会のために役立つという目的です。
前者は自分さえ良ければいいという発想で、他人がどうであるかは関係ありません。社会的な問題が発生したとしても他人事であり、大切なのは自分に火の粉が飛んでこないことです。
これは自分の決められた事をきちんとこなし、ちゃんと収入を得られれば文句はないという生き方につながります。それどころか仕事は基本的にしたくないので、いかに楽をして要領よくやるかといったことや努力以上の評価がもらえるかがテーマになります。
一方で後者は仕事とは社会に貢献するためのもので、会社とは社会により良い価値と感動を届けることを理解し実践する場所です。大変な仕事・難しい仕事ほど自分の力を発揮し、チャンスに変えていけるものという考え方になります。
その努力が他人のため、社会の為になることを知っているので自然と会社は発展し成果・結果にも結び付きようになります。
もちろん前者の目的も重要なことなのですが、これらを同時に満たすには他人のため、社会のために仕事をするという方法しかありません。社会に役立つ仕事を通じて、社会に価値や感動を届け、それが結果として売上・利益・収入となるのだと思います。
つまり人は結局のところ他人のため社会のために働くしかないと私は考えています。
最後にこれから将来を担っていく若者にメッセージをお願い致します。
様々な変化が起きている現代では、将来に不安を抱いている方も少なくないと思います。
心理学講師の方から人は誰でも4つの悩みがあると教えていただいたことがあります。その4つとは「お金」「健康」「将来」「人間関係」です。つまり誰しもが将来に不安があって当たり前だということです。
様々な悩みがある中で私が大事にしているのは、どんな人生を歩むかも大切ですが、それ以上にどのような価値観や考え方で人生を歩むかということです。それを一番学べて感じられるのは職場だと私は考えています。
もちろん仕事が全てではないですが、目の前のことに一生懸命に頑張ることで少しでも明るい未来が開けると私は信じています。まずは置かれた状況で目の前のことに一生懸命取り組んでください。
インタビュアーより
会社概要
社名:株式会社 夢とありがとう
代表名:秋川 俊光
住所:愛媛県松山市東野1-5-12-3
TEL:089-934-3939
事業内容:・宿泊業/飲食業