「感謝と繋がりを大事に」 | INTERVIEW　WITH　PRESIDENT

土木から電気へ⁉

学生時代のことについてお聞きしてもよろしいでしょうか。

　中学の頃は陸上、高校では極真空手をしていました。陸上では短距離をしており、100m走では県2位、400m走では四国で4位になりました。高校時代は空手に夢中で、練習に励んでおり、四国で優勝したこともあります。

　高校を卒業してからは、鹿児島の大学へ進学しましたが、現在の仕事とは違う土木工学を学んでいました。当時は、将来の役に立つだろうと考え、土木技術者を目指し、現場で汗水を流し建設作業員や鳶職のバイトもしていました。

大学を卒業されてからはどのようなお仕事に就かれたのでしょうか。

　大学を卒業してからは、建設会社、いわゆるゼネコンに就職し、現場の技術者として10年ほど勤めていました。
　一級土木施工技士の資格を取る技術者の方は多いのですが、私はさらに土木の業界への視野を広げるために、一級土木施工管理技士だけでなく、推進工事技士、測量士、下水道二種など、働きながら必要な資格を取得していきました。
　その建設会社は国からの公共工事を受注するのがメインでしたが、案件が毎年あるかどうかわからないため安定しません。そのため、会社が「営業部隊をつくり、自ら物売りできるような会社にシフトしていこう」という方針に変わりました。

　それまでは、スーツを着て仕事をするとは考えていませんでしたが、急遽責任者に選任され、営業の世界に飛び込むことになりました。そこで、営業職のおもしろさを知りました。

その建設会社から、なぜ東証一部の株式会社光通信に入ったのですか。

　もともと独立志望で、将来的には小さな工務店を経営できたらと考えていました。光通信は超体育会系で実力社会の上場企業であり、起業家を育成するための独立支援制度が整っています。
　光通信の商材を世に広めて外で活躍しましょう、といった社風があり、独立志望だった私は支援制度を使って独立しようと思い光通信へ入りました。

元々独立志望ということですが、起業にあたって大変だったことは何でしょうか、また、ご出身は徳島県だとお聞きしましたが、なぜ愛媛で起業されたのでしょうか。

　起業といっても全てにおいてざっくりとしており、会社運営をどう行えばよいのかがわからず、手探り状態だったため大変でした。
　しかし、光通信はグループ会社を多く設立しておりノウハウを持っていたため、知識を得ることができました。そして光通信や地元の株主様からご協力をいただき、資本金700万円で3月からスタートすることができました。

　また、愛媛県で起業することになった理由については、当初の希望は徳島県だったのですが、四国四県がひとつのエリアだと考え、四国であればどこで起業してもよいという考えでした。愛媛県が四国で一番事業所が多い県だったので、まずは愛媛で始めようと思い、愛媛県で起業することにしました。

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