「感謝と繋がりを大事に」 | INTERVIEW　WITH　PRESIDENT

「一番をとる」信念と向上心

被雇用者と経営者での違いはありますか。

　はい、ありました。まずは、仕事量が莫大に増えたことですね。以前は営業をしたり経理を少ししたりという感じだったのですが、今では財務も全て自分がしないといけないため、仕事の量が何倍にも増えました。
　しかし、ストレスはなくなりました。時間の使い方について、サラリーマン時代は縛られていましたが、現在は仕事をする時間も休息をとる時間も自分でコントロールができ、自己責任で行動ができます。

　また、今は自分のやり方でやっていかないと誰も教えてくれません。自ら考えて行動しないといといけない時期なので、正直大変なところはあります。
　ただ、私は安定なんてものはないと思っているので、どうせ頑張るんだったら、自分で会社を立ち上げて頑張ってやろうと思いこの環境を作りました。

このお仕事のやりがいや魅力はありますか。

　売上目標を達成したときや結果を出したときにやりがいを感じます。
　魅力は、電気に置き換えた場合、電気はお金をかけて電気代を安くするというのではなく、単に支払先を四国電力さんからこちらへ替えていただくだけで安くなります。例えば、LEDや太陽光などの商材は、一旦モノを買って経費を削減して何年後かに投資回収というイメージで販売されています。
　しかし、電気の切り替え自体は初期費用もゼロで月々の電気代を安くするだけなので、お客様にデメリットはありません。そこが今の商材、仕事の魅力です。

自分の中での信念はありますか。

　どうせやるんだったら一番。二番ではだめ。勝つべくして勝つ。それが私の信念ですね。光通信の人もこういう人たちの集まりです(笑)
　現在私のような会社の経営者が全国に30人ほどいるのですが、どれだけ売り上げているかグループ会社ごとの成績が全国ランキングとして発表されています。そこでも愛媛エナジー株式会社は2，3番にランクインしています。3月からスタートしましたが、5番以内には常に入っています。
　何を狙っているかというと、一番をとるために競い合うのではなく、一番をとる。そこは私の信念ですね。

会社の今後の目標を教えていただけますか。

　まず、基盤は電気でお客様の範囲を拡大させることです。愛媛県以外にも徳島県や香川県にも事業を展開し、最後に高知県にも事業を拡大して、四国内で展開することを最終目標としています。
　九州や本州には光通信グループ会社が多いのですが、四国には光通信直販の会社がないため狙いどころなのです。まずは四国展開、それから、電気を販売したお客様に光通信グループのインターネットや保険などの副商材をご提案したいと考えています。

最後に若者へメッセージをお願いします。

　人に感謝をすること、人との繋がりを大事にしてほしいと思います。
　私が社長になったのも、自分だけの力だけではありません。社員や周りの方々の協力、応援してくださって私を支えてくださった方がいるから今があります。そういった方々の思いを裏切らないこと、そして、感謝の気持ちを忘れてはいけません。

インタビュアーより

board-ehime-energy 　谷木社長とお会いした際に、まず、強さや威厳を感じました。
　以前は光通信で働いていらしたという情報はお聞きしていましたが、土木関係のお仕事をされていたことをインタビューで知り、非常に驚きました。
　やるからには一番！というエネルギッシュな芯の強さを感じましたが、人を大事にされていることや周りの方々への感謝の気持ちを常に持っていらっしゃるとても謙虚な方だというのがわかりました。
　また、企業理念もご自身の当時の苦労を可視化したものとなっており、初心に顧みる心をお持ちの素敵な方だと思いました。
　日本一の販売会社で最前線を走り、相当な努力を積み重ね、その苦労や経験があったからこそ現在の素敵な谷木社長に繋がっているのだと強く思いました。
　私も感謝の気持ちを忘れず、人と人との繋がりを大切にしていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました。
大西清楓