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連載2回目「IwPの現状について」

株式会社ビオトープ
石原 新也 代表取締役

  • 2019/5/30
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たった一人の就活に悩む学生の要望から始まったINTERVIEW WITH PRESIDENTはまもなく200記事を迎える。
 愛媛はもちろん日本全体を見ても、学生だけの力でここまでの数のインタビュー記事を掲載しているサイトはおそらく他に存在していない。

今回は、株式会社ビオトープ石原新也代表取締役に、200記事を目前にして思うことや、IWPに関わってくれた学生・経営者のことについて語って頂きます

200記事を目前にして思うことはなんでしょうか?

 IWPをつくったきっかけは、就活に悩む一人の大学生でした。
彼ら学生の悩みを解決するためのヒントとして始まりました。

 率直に言うと、IWPそのもののことよりも、卒業した学生のことが気になってしまいます。親心ではないですが、元気にしているだろうか、何か困っていないだろうかと、思い出しては考えてしまいます。

 もっとも卒業生にしてみれば、「大きなお世話」とばかりにこちらの心配をよそにあっけらかんとしているでしょうが(笑)
 彼らとしては、学生時代に頑張って目標を達成し、思い出の一ページとして完成させて旅立ったという風に思っているかもしれません。
 しかしIWPは学生が卒業しても継続しており、私としては運営者という立場は変わらないのでよく思い出してしまいます。
 
1期目の卒業生が現在25歳になっていますが、立派な社会人として活躍し、社会に貢献していると思います。
いつか彼らと一緒にお酒が飲める日が来るのを楽しみにしています。

 また当企画に参画して頂いていている経営者の方にはとても感謝をしています。
 大事な時間を割いて若者のためにお話をして頂いただけでなく、IWP外でも学業や就活などで手助けしてくださる方もいらっしゃいました。

 私としても、IWPがなければ繋がることのなかったであろう経営者の方も大勢いますし、IWPを通して知り合った経営者の方には東京に出て以来長く離れていた愛媛・松山のことについて教えて頂きました。
 私が掲載経営者に恩返しできる最大のことは「IWPを継続していくこと」だと思っています。

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 これまで関わった学生の進路・印象深かった学生はいらっしゃいますか?

 皆それぞれに個性があり、どの学生さんの個性も嫌いではありませんが、特に印象深いのは愛媛大学の髙橋君ですね。
 
髙橋君は「最も記憶に残るインターンシップ生になれるよう頑張ります」と言って、最も長い期間IWPに携わり、述べ24名の経営者にインタビューをしています。24記事も書き起こすのはホントに大変だったと思います。髙橋君にはNHKさんのテレビ取材などにも協力して頂き、IWPの価値を高めることに貢献してくれました。

 また、大手証券会社に就職した福山さん、今年卒業しアナウンサーになりたいと子供の頃からの夢を叶えた坪北さんも印象的でした。

 彼らに共通する所は、自分が決めたルールは必ず守る点、そして誤魔化さず真面目に取り組む点ですね。アポイントメントから取材前の諸準備、取材後の経営者へのお礼、その後の記事書きなど、やるべきことを後回しにせず、すぐに行動に移していました。
 また、優秀な学生はとにかく質問が多い印象でした。黙々と作業をこなす子も多かったですが、わからないこと・気になることがあればどんどん質問してくる子のほうが、第一志望の会社に就職するなど結果を出しています。

学生のINTERVIEW WITH PRESIDENTでの経験が生かされる場面はございますか?

 まず就活の面で自己PRとして生かせると思います。インターネット上にインタビュー記事という成果物があるため、自己PRとして数値化でき自信を持って伝えることができると思います。
 またインタビュー先の経営者さんから刺激を受けてアメリカに留学したり、IT企業の海外インターンシップに参加したり、東京で起業するなど、視野が広くなり自分らしく進路選択できる環境がIWPにはあります。
 実際にインターンシップを経験した卒業生の多くが、上場企業やテレビ局等、一流とされる会社に就職したりしています。

 少しずつ変わりつつあるとはいえ、大企業・一流企業は新卒一括採用を重視する傾向が今なお強いです。新卒という人生で一枚きりのカードを使って自分を試す場には相応しいと思います。

 もっとも、大企業・一流企業で働くことが必ずしも幸せとは限りません。自分と会社との相性次第ということになりますが、仕事内容や社内風土、上司・同僚との人間関係などが複雑に絡み合うので、結局は実際に働いてみないとわからないものです。
 学生の第一志望はどうしても上場会社に目が向いていますが、地方でも、中小企業でも、いい会社はたくさんあります。
 
私は携わっている学生が、自分のできること・したいこと・すべきことをよく考えた上で、就職にせよ独立にせよ志望する進路に行き、仕事・私生活ともに充実した人生を送ってくれればとても嬉しいです

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