バカになれ

安永広告がスベってもいい理由

御社の今の武器は何ですか？

　知名度です。
　松山市に登録されている屋外広告業者は約300社あります。県外に本社を置いている会社も多いので、実質は100社程度だと思いますが。
　では、100社のうち、何社言えますかと聞かれたら、たぶん普通の人は3社も言えないと思います。弊社の社員でも10社も挙げられないと思います。

今後の目標を教えて下さい。

　昔の松山には名物看板が多くありました。例えば、国道11号線沿いには、キリンの看板やゴリラが車を持っている看板がありました。
　でも今は、様々な理由でそういう目を引く看板がことごとく無くなりました。それが「面白くないな」「寂しいな」って思いました。

　だから、街中で看板を見て笑ってくれたり、「安永広告またスベっているな」「うざいな」など、なんでもいいから何か感じて欲しいです。コロナ禍で、ただでさえ落ち込んでいるので一層強く思いました。
　また、私は誇りをもって会社を経営しているので「どこにも負けない看板を自社で作ろう」と掲げています。

最後に若者へのメッセージを教えて下さい。

　「バカになれ」です。
　私は学生時代、野球一筋に打ち込んで、勉強をあまりしてきませんでした。でも、これが私の長所です。普通の人からすれば、何を言っているのだと思われると思います。

　でも、この特徴には、誰にでも聞きにいくことが聞けるという利点があります。プライドとかは置いておいて、年上だろうが、年下だろうが関係なく1～10まで教えてもらっています。
　それによって様々な情報を取り入れ、学ぶことができました。それがよかったなって思います。

インタビュアーより

board-yasunaga 　愛媛の看板広告業界の第一線で活躍されている、安永広告株式会社安永友樹代表にインタビューさせていただいたことはすごく光栄なことです。
　私は初めて経営者さんにインタビューさせてもらったので、失礼ばかりだったと思います。しかし、安永代表は、優しく丁寧に多くのことを私に教えていただき、インタビュー後もご厚意で作業場とご自宅を紹介していただきました。
　また、インタビューを通して、安永代表はコロナ禍であっても新工場の建設など果敢に挑戦されていることに刺激を受け、安永代表の計画性と創造性をものすごく感じました。この二つは私に欠けている能力ですので、これからはお手本にさせて頂こうと思います。
　安永代表が仕事に対して強い思い入れと誇りを持ち、仕事を楽しんでいることがインタビューだけでなく、オフィスの雰囲気からも感じることができました。
　私も将来、安永代表のように、仕事に誇りとやりがい、楽しさを持てるよう頑張りたいと思います。
　安永代表、今回は本当にお忙しい中お時間を取っていただき、また大変貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。