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「興味をもったことは、試しに取り組んでみよう」
やました糖尿病内科
山下 哲二 代表
- 2016/1/25
目の前の利益より、患者さんの利益
山下さんが、医院の経営者として大事だと考えていることは何かございますか?
勤務医の時もそうですが開業してから特に感じることで、患者さんにとっていいかもしれない選択肢と、こちらにとって明らかに利益に繋がる選択肢というのが常にあります。経営者としての立場で言うと、目の前の利益に飛びつきたくなる気持ちでいっぱいなのですよ。
でもそこはぐっと我慢して、選択に迷った時は、「潰れてもいいから」というぐらいの覚悟で、自分の儲けではなく患者さんにとって最良の選択をするよう心掛けています。
患者さんの話が出てきましたが、医院として患者さんとの接し方で心掛けていることはございますか?
患者さんを責めたりしないことです。例えば、患者さんが夜中に牛丼を食べてしまったら、他院だと医師や栄養士さんが患者さんに「何やってんだ」と怒ることもありますが、当院はそういうことは誰もしません。
他所だとすぐ怒られるような患者さんでも当院では受け入れるので、「優しい言葉が心にしみます」と言われたこともあります。その時、本当にそういう人たちは今までに責められてきてるので、当院での優しい言葉かけが本当に助かっているんじゃないかと強く感じました。
また糖尿病の適切な治療は、患者さんの生活を理解しないとできませんが、夜中に牛丼を食べたなんて問診では言わない方が多いです。しかし看護師さんやクラークさんが聞くと沢山情報を得られるというのがあります。私の聞き取りでは看護師さんらの1/3も聞き取れないでしょうね。
山下さんが、「さん」付けで呼んで欲しいとおっしゃるのも、患者さんに安心して頂きたいからのことなのでしょうか?
本当に患者さんと同じ目線に立つことができれば、もう少し話をしてもらえるのではないかと思います。大学教授などの偉いお医者さん方がよく、「患者さんから教わることが多い」とおっしゃいますが、その場合は患者さんの方が先生になります。
「さん」付けで読んで呼んで頂いたり、診察室の椅子を私と患者さんとで同じレベルの物に揃えることも、患者さんと対等な目線でしっかり会話できるようにと考えてのことです。この記事も「さん」付けでお願いしますね。
会社概要
社名:やました糖尿病内科
代表名:山下 哲二
住所:愛媛県松山市一番町2-4-8 久保豊一番町ビル2階
TEL:089-948-8484
URL:http://yamashita-tounyoubyou-naika.jp
事業内容:・医療業/福祉
サービス紹介
『設備紹介① キッチン』
当院では、採血が済んで診察までの待ち時間を利用して、10分程度で作れる野菜中心の調理をしていただく
”ちょっと料理”
を実施しています。
包丁を持った事がない男性も気楽に参加でき、野菜を食べる習慣がつくことを期待しています。
『設備紹介② 運動スペース』
診察の前にお話を伺う療養相談室に、ストレッチマットとミラーを置いており、待ち時間に運動ができます。
歩行に加えてストレッチ、体幹トレーニング、チューブトレーニングなどを行うことで、血糖値の改善だけでなく、転倒/骨折/寝たきり予防にも効果があります。