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「チャレンジ精神 何事にも取組もう!」
マミー施術院西条
浦 百香里 代表
- 2014/12/10
田岡
先日は「経営者×大学生」の交流会にご参加頂き、また貴重なアドバイスをありがとうございます。
私、浦代表のインタビューが初めてのインタビューでとても緊張しておりますが、本日は宜しくお願い致します。
浦代表は元々主婦だったそうですが、カイロプラクティックになろうと思ったきっかけを教えてください。
浦
はい。
なろうと思ったきっかけの前に、少しカイロプラクティックとの出会いからお話しさせていただきます。
出会いは私の主人の具合が悪くなり、当時母親が通っていたカイロプラクティックの知り合いの先生のところへ連れて行ってもらった時でした。
そこでカイロを知り、スカウトをされました。
田岡
スカウトされたのですね。
それまでにカイロを体験したことはあったのでしょうか。
浦
いいえ。
やったことも患者になったこともありませんでした。
以前に身体が悪くなった時期があり、整体指圧の先生に治していただいたことがあったくらいですね。
病院以外の治療があるのだと知り、資格を取ろうと思ったものの主婦ということもあり諦めていました。
先生からお誘いのお話を頂き、最初はパートに行くより時給がいいし、資格を持っておけばという思いで始めました。
そして、子供を見ながら仕事ができるからいいんじゃないかということで自宅でも始めました。
田岡
具体的には、どういった仕事なのでしょうか。
浦
お客様というのは腰が痛い、足が痛い、頭痛がする、また子供さんもスポーツをしていて肘、肩、脚が痛い方等の体に症状のある方が多いです。
まず、お客様のお話をしっかり聞きます。
どうしてそうなっているのか、なぜその症状が出たのか、思い当たることはないだろうか、そしてなぜそうなったのか原因を探り治療をしていきます。
田岡
例えばどのようなことが原因になっているのでしょうか。
浦
やっぱり生活習慣ですね。
例えば事務職の方だと、ずっと座っていると姿勢も悪くなってきますよね。
猫背になったりとか。
そして最近流行りのストレートネックとか原因不明の頭痛や不眠、吐き気を起こす人に対して「仕事」からお話を聞いて仮説をたてます。
それからお身体を診させていただき、原因がわかれば施術をさせていただき、痛みの改善維持をお家で続けていってくださいという流れになります。
悪い生活習慣をよくしてもらうのと、あと身体にある自然治癒力を高めるという生活指導もします。
また、痛みを改善されても今度は予防ということで診ていくこともします。
人間の身体はどうしても二足歩行だから同じ状態を続けるのは難しいのですよ。
田岡
そうなのですね。
浦代表は施術をされる以外にもエステやカイロのセミナーを開かれているそうですが、どれぐらいの範囲で活動されているのでしょうか。
浦
カイロプラクティックを知らない、自宅での改善方法を知らない人ってたくさんいらっしゃるので、そんな方々に知ってもらうために健康教室を公民館や集会所、自治会の健康推進委員からの依頼で行います。
また、一般人向けのカイロの勉強会を開いて自宅でのケアの方法をアドバイスしたり、資格に興味を持ち将来「先生」になる人材探しも行っています。
こういうきっかけはありがたいもので私たちの活動を知らない人は、たくさんいらっしゃるので知って頂ける機会があるのは凄く嬉しいです。
田岡
幅広く活動されていらっしゃいますね。
今まで診てきた患者様の人数はどれくらいになるのでしょうか。
浦
今まで何人を診たのでしょう・・
最初の三年ぐらいは数えていましたね。
確か2000人ぐらいだと思いますので、それから十何年続けているので単純計算で1万人は超えていますね。
田岡
そんなにたくさんの患者様を診られたのですか。
すごいですね。
今は教える立場になった浦代表ですが、カイロの知識はスカウトをされた先生のところで身につけたのでしょうか。
浦
資格を取るために、受験者が京都まで行って1週間程、ホテルに缶詰めになりました。
協会側も日本全国で技量は統一しないといけないので、講師として指導している先生の元で、まず一斉に全員が資格を取り、朝から晩まで技術と経営の勉強をします。
そこから愛媛に帰ってきて先生に指導頂きながら、直接患者様に対してどのように接するかを勉強しましたね。
田岡
アメリカのも行かれたとお聞きしましたが、留学では何を学ばれたのでしょうか。
浦
元々アメリカセミナーとエステのフランスセミナーがプログラムに組み込まれていました。
海外は日本でいう医者と一緒で大学を出る必要があります。
カイロプラクティックは国家資格のため、カイロ大学で6年間勉強をして資格に合格して初めてカイロドクターというのと私たちが医者と呼ぶメディカルドクターという2種類に分かれます。
主に総合病院では患者様を診てから施術をするカイロドクターと手術などをするメディカルドクターに分けて診ることになっています。
アメリカに行ったのは、愛媛に帰えり10年経ってからなのですよ。
当時は主婦で忙しく、すぐにアメリカにとはなりませんでしたので。
田岡
アメリカとフランスに行かれたということですが、海外で印象に残ったことは何でしょうか。
浦
アメリカは人体解剖ができるのに驚きました。
アメリカの生活は、学長さん達が来てくれて毎日ごはんを食べたり、パーティしたり、もちろん勉強もやりますけども、受け入れ態勢というのが整っていました。
日常から離れた感じで凄く楽しかったですね。
田岡
日本とはまた違う刺激がありますね。
浦
日本ではまだカイロプラクティックというのは、国家資格ではありませんから人体について理論的な勉強というものをしません。
実際に見て学び、すごいことを私たちはやっているのだなとすごく実感しました。
今もセミナーに参加して勉強は続いています。
田岡
今もセミナーに参加して勉強されているのですね。
浦代表の10年間は、どのような活動をされていたのでしょうか。
浦
まず初級というのがあり、その後は中級・上級・優秀、その間にエステのコースもあるので、最初はそれを2年のうちに取りました。
そして患者様を毎日診て、患者様から教えていただくことも多かったし、実務経験、セミナー参加、トレーニングというのを継続していました。
やはり向上するには実務経験が一番ですね。
田岡
なるほど。
勉強したり海外の大学へ行ったりと浦代表からはすごくエネルギーを感じます。
今も行かれているというセミナーではどんなことを学ぶのでしょうか。
浦
私たちカイロプラクティックの資格を持つと会に参加でき、情報提供をしていただけるので、そこから西日本中心に時々大阪・京都・東京で先生同士の勉強会をします。
地元でやっていた時にこんな事が起こりましたとか、例えば患者様に理解してもらって自宅でのケアをしてもらうということを伝えるにはどうしたらいいのだろうというような悩み相談、また意見交換をします。
田岡
勉強、施術院でのお仕事、イベント開催と多忙な浦代表ですが、お休みはあるのでしょうか。
浦
定休日はとっていないです。
ずっと何かしらやっています。
でも、普通の仕事みたいに朝から晩まで仕事というわけでなく、仕事と仕事の合間の時間もある場合もあります。
他の先生は定休日を取ったりすることもありますが、私の場合は松山にふと遊びに行くことがありますので、それが休みになります。
他の勤務の方より拘束される時間が少ないと思いますが、その変わりメリハリがあり、しっかり仕事が出来ます。
リフレッシュの時間が上手く楽しめる人には凄くいい職業だと思います。
田岡
日本の仕事っていうのは月から金までしっかり働いて休日はゆっくり休むイメージが強いのですが、浦代表の働き方は魅力的ですね。
それでも毎日が多忙ではあるように思います。
モチベーションはどうやって維持しているのでしょうか。
浦
いつまでにやってやろうと期限を決めているからでしょうか。
自分はこのまま、この方向でやっていくと決めています。
多少強引かもしれないですけど。
田岡
これまでの浦代表の活動はやってみようという積極性がなかったら出来なかったと思います。
浦
先ほども言いましたが、最初はパートよりお給料がいい、子供が近くにいるのを感じながら家でもやれるのもいいかなというところから入りました。
でもやっていくうちに徐々に楽しくなり、また患者様からも感謝される。
それが自分の励みになり、もしかしたら自分でも出来るかもと考えるようになりました。
その想いが強くなると、あとはタイミングだと思います。
田岡
カイロプラクティックを仕事として家でやることに周りの方はどんな反応だったのでしょうか。
浦
周りから大きな反対はなかったです。
やってもいいぞというのもなかったけど反対もなかったです。
やるならどうぞみたいな空気でしたよ。
面と向かっての反対はなかったので、その点でいうと良かったと思います。
周りから反対があったとしても本当に自分がしたければやればいいですよ。
それに女性でもバリバリと仕事をされる方って多いじゃないですか。
本当にこんなのでご飯を食べていけるのかなって思っていた職業が、その人の頑張りで、生活を維持して売上も確保できている方もいます。
子供を持っている女性でも趣味を仕事にして会社にまでして頑張っている方もたくさんいらっしゃいます。
それはもう創造の世界じゃないかなと思います。
「今やっていることをこういう風に形にしていきたい」と具体的なイメージがないと、ただ漠然とやっていてもやっぱり結果は出てこないだろうし、第一面白くないですよね。
目標があった方がいいです。
田岡
浦代表の仕事仲間にもカイロという「趣味」を仕事にするという方がいらっしゃると思います。
どんな方がいらっしゃるのでしょうか。
浦
55歳ぐらいの時にカイロの資格を取った方がいます。
足が悪くて車いすに乗っていたのですが何とかして治したいという思いがあり、カイロの勉強をして先生になりました。
その方は他にも看護師、教師、お坊さんもなっていますよ。
田岡
それは凄いですね。
浦
そうなのです。
だから分からないものです。
でもそれが固定概念なのだと思います。
身体が悪いからこの資格は取れない、取ってもできないと思われがちですが、現実は違います。
逆に自分の身体を見直すきっかけになって、やりたいから元気にならないといけないと思うでしょ。
そしたら人間ってできる。
年齢も関係ないし、私たちの仲間の先生でも70歳ですが、最初は悪かった腰も段々、背筋が伸びてきました。
だから70歳でも諦めたらいけないです。
田岡
何歳でもできる職業なのですね。
浦
そうです。
そういうエピソードはたくさんあって自分が辛かったことを体験して皆様に伝えていくという活動をされる方もたくさんいらっしゃいます。
だから若い人でこれから何の仕事をしようと悩んでいる人にも最高ですね。
実際、健康教室へ来られる方には赤ちゃん連れの女性もいらっしゃいますし、若い人では20代から上の方ですと80代もいらっしゃいます。
田岡
魅力的なお仕事に思えます。
では、最後に記事の読者の方にメッセージをお願い致します。
浦
とにかくなんでもチャレンジして欲しいです。
自分の好き嫌いでなく、なんでもいいから、とにかくチャレンジをして欲しいです。
田岡
浦代表とお話しているとすごく「チャレンジ」というような前向きな言葉が行き交っている気がします(笑)
浦
そうそう(笑)
なんでも挑戦してください。
好奇心いっぱいで、来るもの拒まずという感じで。
田岡
ありがとうございます。
以上でインタビューを終了します。浦代表、本日は貴重なお時間を頂きありがとうございました。
インタビュアーより
インタビューを通してカイロプラクティックという資格で経営をすることに大きく胸を張るところが格好良く思えました。
田岡 美紗
乞うご期待!
会社概要
社名:マミー施術院西条
代表名:浦 百香里
住所:〒793-0035 愛媛県西条市福武甲287-4
TEL:0897-53-6459
URL:http://www.saijo-chiro.jp/
事業内容:・サービス業 ・医療業/福祉