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世界基準の松山市へ

有限会社味加久
代表取締役 田中 えり奈

  • 2024/11/13
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街に活気を取り戻したい

なぜ松山市銀天街の入り口にA-oneビルを建てたのでしょうか?

 両親のお店A-oneの閉店に伴って、土地を売ることも考えたのですが、祖父や両親が商売していた思いのある場所を手放すことは考えられなかったことと、活気ある中心市街地、商店街を自分で取り戻すんだ!という思いが強く、人が集まってくれる場所になるように、「A-oneビル」を建てました。

 ビルを建てる者の責任として、人が集まる場所、みんなが誇りに思える場所、ランドマークになれる場所になってほしいという思いを込めて、コワーキングスペースの誘致や、ビルを外から見た時に時間帯によって見え方が変わる構造にしたりしました。
 1,2階は愛媛のお店を誘致することも試みたのですが、コロナの影響で難しかったのもあり、マクドナルドさんに入っていただきました。

 人がにぎわい、活気がある場所になっているので、決断してよかったと思っています。

 

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松山市銀天街を復興させるにはなにが必要だと思いますか?

 物販だけではない新しい機能を定義する必要があります。
 復興した商店街を例にとっても、商店街の中に老人ホームや学生マンションなど、対面物販のみではない新たな機能を作っていくことで再生している商店街は多くあります。

 銀天街衰退の原因は、ネットショッピングが主流になったことや周辺部への人口流出による居住人口の減少です。
 ネットショッピングが主流になったことでアパレル販売店は経営が難しくなり、たくさんのお店が空き店舗に変わっていきました。

 現在、松山市は商店街復興に向け消費喚起政策を行っていますが、新しい機能を作る一歩として、ビジョンに沿ったエリアマネジメントで国土交通省と連携するなどの政策もまた必要です。

 郊外のショッピングモールに人が流れている現状を変えるためには、銀天街自体の求められている機能を改革する必要があります。
 銀天街を盛り上げていくために、このようなことを松山市市議会で投げかけています

市議会議員に立候補された理由は何でしょうか?

 一言でいうと危機感と使命感を感じたからです。子供の頃から暮らしている銀天街がだんだん衰退していっている。商売が上手くいかないことで、どれだけ人が痛むのかっていうのは、身に染みています。

 経済が衰退し、活気のない街が人々の暮らしに与える打撃は、仕方のないものかと思っていましたが、愛媛プロレスなどの活動を通して、衰退や停滞している自治体だけではなく、大きく前進している街もあることを知りました。
 そこで働いている政治家によって、町がどれだけ変わるのかということも、実感しました。

 政治の世界を見た時に、私のような存在がもしかしたら役に立てるかもしれないと思い、市議会議員に立候補しました。

なぜ新会派を結成されたのでしょうか?

 自分の意思で議決をしたいと思ったからです。
 議決は会派ごとにまとめる傾向があります。もし会派に入り、会派の意見と私の意見が違う場合、新人の私の意見が通ることは難しいでしょう。
 私個人へ信頼と付託を頂戴した有権者の方のことを思うと、それは好ましくありませんでした。

 最初は一人で会派を作ろうと思っていましたが、たまたま志の合うお二方と出会うことができ、まつやまチェンジアクションという新会派を結成することができました。会派の代表者として、松山市議会代表者会議という大切な会議に参加させていただいています。

市議会議員としてどのようなことに力を入れていますか?

 松山市議会に出て、松山市をより良くしていく活動をしています。私の専門分野は経済の活性化、「稼げる町・稼げる行政」をつくり、その財源のもとに防災・教育・福祉を充実させていくことです。

 ふるさと納税額を増加させるために、委託会社の選定においてECサイトの運営経験があるのか、何人営業の方がいるのか、どれだけ広告を出していくのかなどたくさんの基準を設定することを訴え、その基準を超える会社を松山市に選んで欲しいとお願いしたところ、寄附額が3倍以上に上昇しました。

 他にも経済団体と一緒にアリーナの建設を働きかけたり、松山市を衰退停滞ではなく前進、改革していくために「チェンジ」を掲げて動いています。

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会社概要

社名:有限会社 味加久
代表名:田中 えり奈
住所:愛媛県松山市湊町4丁目11−4 A-oneビル
事業内容:・コンサルティング業 ・不動産業/建設業/賃貸業

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