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「好きな事を見つけて、全力でやってみてください」
ギフトショップ 古泉
遠藤 茂 代表
- 2016/1/27
そこの引きこもっているあなた!
好きな事をやれ!
御社の事業について教えてください
私が経営するギフトショップ古泉とは観光客向けのお土産屋さんです。道後商店街の丁度中央辺りにお店を構えており、道後商店街において他店にはないようなお土産を置く事を意識しています。今日では外国から来てくださる観光客向けの商品もおいており、他店との差別化も図っています。
学生時代を一言で言うと挫折です
遠藤代表は学生時代どんな事をして過ごしていましたか?
学生時代は、一言で言うと「挫折」でしょうか。東京の大学へ入学した時に自分が強くなりたいという想いがあり、空手部の門を叩きました。
二年間程、己を鍛える毎日を送っていましたが、「自分が求めていた強さは果たして腕っ節だけなのか?」という疑問が沸き上がりました。毎日毎日悩んだあげくこれは何か違うと空手部から去る事を決断しました。
二年間互いに鍛えてきた仲間からは何度も引き止められましたが、それを振り切って辞めました。辞めてからは、軟派系のサークルに入って、仲間とドライブや温泉等に行って学生生活をごく普通にエンジョイしようとしてみました。しかし、空手部を辞めた時から何か自分の中で変わっていったのです。
自分の中でやりたい事は特に無い、空虚感が溢れてくるようになり、とても暗い気持ちになりました。いわゆる「うつ病」みたいな症状になりました。何にでも対してやる気が起きなくなり、自宅に引き籠るようになっていきました。
今でこそ「引きこもり」は社会問題として捉えられていますが、当時はそんな言葉もなく、またどう対処していいのか分からず、一日中ベッドの上でどんよりと過ごす日々が続きました。結局大学も留年しましたし、まさか大学生活がこうなるとも思っていなかったので、自分の中では「挫折」だったという印象がありました。
暗い気持ちの状態からどう乗り越えましたか?
実は今でも回復のプロセスの途上にあるような気がしています。当時、いわゆる「引きこもり」の状態から何とか自分を救わなくちゃという想いが芽生え、心療内科に通ったりもしました。
しかし、これといった成果もなかったです。そこで、図書館に入り浸って「心理学」について勉強したり、セミナーやワークショップに参加したりしました。その頃はずっと「引きこもり」状態から抜け出そうとするための事ばっかりしてました。
大学卒業後、就職活動が待っていたのですが、当時は社会の事について何も分かりませんでした。尚且つ将来を決める材料となる情報もそれを集める知恵も無かったため情報不足で無気力になり、あまり一生懸命就職活動はしませんでした。
結局どこにも決まらず、大学院の試験も落ちてニートになってしまいました。本来なら愛媛に帰ったりすればよかったのですが、「挫折」と感じたまま帰りたくない意地があったのと、東京にいれば何かあるのじゃないか、見つかるのじゃないかと期待があり、残る事にしました。東京ではその日暮らしの生活を何年も続けていました。
しばらくして、このままじゃ何も将来について掴めないし、お金も貯まらないし、こんな生活も続けていてもらちが明かないという気がしてきました。そこでやっと就活を始める事にしました。偶然新聞広告にあった印刷会社にピンと来て、応募した所、幸運にも働けるようになりました。
そこで一生懸命働いていたのですが、調子が悪くなってしまい体調に気を使ってか社長さんから直々に辞めた方がいいと言われ、実質クビを宣告されました。そこからまた低迷した生活を送るようになりましたね。ですので、これといってうまく乗り越えてこられた訳ではありません。
会社概要
社名:ギフトショップ 古泉
代表名:遠藤 茂
住所:愛媛県松山市道後湯之町13-14
TEL:089-931-8205
事業内容:・小売業/卸売業