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行動を起こすことで何かが始まる

株式会社FLICK
新井 鐘栄 代表取締役

  • 2022/9/9
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母が作った「THE HACHIKINZAN」が私の人生を大きく変えた

幼少期はどのような環境で育ちましたか?

 私が生まれて3歳の頃までは、祖父、祖母、父、母、父の兄弟3人と父の従兄弟など親戚が沢山いて、小さい3部屋の家に雑魚寝状態で住んでいました。
 4歳の時に母が自分で焼肉店をしたいと言って、20坪ほどの広さでTHE HACHIKINZANがスタートしました。お店の奥が自宅になっていて、父、母、私、弟の4人で暮らしていました。

 小学生の頃までは1部屋しかなかったため、狭い中家族4人で肩を寄せ合っていました。

お母様のお店を継ぐことになる、人生のターニングポイントはどこでしたか?

 私は小さい頃から母のお店を手伝うのが当たり前の環境であり、20歳になるころにはお店を継ごうと考えていました。

 お店を継ぐにあたって一番の転機となったのは、父からお店のリニューアルを任せてもらったことです。
 母は最初に私がお店を継ぐと言うとすぐに賛成してくれていましたが、父は厳格な性格であったことから中々首を縦に振ってくれず、「お店を継ぐつもりがあるならば、料理人として、また包丁の扱い方などの技術を学んできなさい」と言われました。

 その後、私は中華とイタリアンのジャンルで数年間、難航苦行な修行を経験し、24歳の頃にお店に戻りました。
 そして、27歳の時に「他の焼肉店は流行っているのに、なぜ、私の焼肉店は流行っていないのだろう」という疑問から、父に対して「お店のリニューアルを任せてほしい」と訴えました。
 その過程には自分自身の修行の経験や母の応援が背景にあり、何度も思いを伝え続けることで、父も遂に私に任せてくれることになりました。

お店を継いで経営者になるにあたり、どのような修行をしてこられたのですか?

 私の修行先は中華料理店とイタリア料理店でした。それぞれのお店では料理の技術を学ぶだけでなく、自分が持っている能力を育てるとともに、その使い道を知ることができました。

 中華料理店では、見習い時代から記憶力という私の長所を生かすことでお店に必要な人材となり、瞬く間に中見習いになることができました。中見習いになると一通りのことを任せてもらえるため、全体を見る能力を培うことができました。
 また、中華料理店の仕事を続けていく中で、社長に「人間は人に使われるか、人を使うかの2通りである。この2通りだとすると新井君は人を使うタイプだ」と言われたことが、母のお店、松山に戻る決断となりました。

 イタリア料理店では、手軽に食べることができなかった料理の味を肌で感じると共に、お客様への接客業務の厳しさを痛感することができました。
 私の修行時代には、現代のようなposシステムなどは未だなく、注文を取る際はメニューも金額も全て暗記しておく必要があり、私の記憶力が生かされました。

 これらの経験の積み重ねで、飲食店の経営者としての能力を身に着けていきました。

次のページ『焼肉店の概念を覆す』

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会社概要

社名:株式会社FLICK
代表名:新井 鐘栄
住所:愛媛県松山市湊町1丁目1-5
TEL:089-931-8487
事業内容:・宿泊業/飲食業

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