- HOME
- 「自立してください」
「自立してください」
株式会社カイシン
牧野 真雄 代表取締役
- 2015/12/16
守破離を重んじる
これまでの経緯を教えてください。
高校三年生の時に社会を変えるために何かしようと思ったのですが、一人では大きなことはできないので組織を作ろうと思ったのがそもそもの始まりです。
僕が高校三年生の時、ちょうど戦後50年だったのですね。最初は小論文対策などを目的に社会のことを勉強していたのですが、昔から父親がニュースや新聞を見て世の中のことをぼやいていた影響か、なんとなく社会は良くないのだと感じていました。それなら僕が良くしよう!至ってシンプルな考えです。
牧野代表が起業しようと思ったきっかけを教えてください。
大学に入って20歳ぐらいの時に、ベンチャーという言葉を知り、当時は、社長になりたいとは思っていなかったのですが、30歳で自ら組織を作ることを決めました。
そのためには修行をしなくてはと思い立ち、外食の仕事や人材の仕事を経て起業に至りました。学生時代に起業しなかったのは僕が空手をしていたからだと思っています。空手の世界には「守破離」というものがあります。まず修行を経て、自分の型を確立していくのです。
なので自分が修行するのは当たり前だと思っていました。学生の頃、ご縁で色々な経営者さんに会ってお話を聞く中で、自分はまだまだだと思ったのも修行をすると決めた理由の一つですね。
大学の就職セミナーに参加したときに、ある講師がとても熱くお話されていて、講義の最後に何かあったらメールくださいとアドレスを書いてくれていたのですね。そこにメールをしました。その当時の僕は体育団体連合会の委員長をやっていて、多くの運動部はどんどん練習はぬるくなるし、練習もサボるしで、これからの体育会系は大丈夫かなと考えていました。
自分も含め、こんなので大丈夫なのかという質問をメールで送ると、おもしろいから会ってくれるということになりました。その人が学生の交流会を企画していた人であったのをきっかけに、企画を任されるようになり、自分でやっていくようになりました。
その方との出会いが、僕に起業という道を選択させた一番のきっかけだったような気がします。将来自分がしたいと思うようなことを、その講師自身が起業した経営者として、様々な事業として展開し実現していく様子を見ることができたのは本当に幸運でした。今でも「内定の達人:山近社長」には感謝しています。
これまで壁にぶち当たったときはありますか?
僕は壁を「今の自分の考えを否定すること」と捉えています。だとすると、僕は常に壁にぶち当たっていると考えています。壁があるなら、このままではだめだと思い、何かを変えなくてはいけません。今やっていることを否定することです。多くの人は、それをするのが難しいのだと思います。あきらめてしまうか、逃げてしまうか、見てみぬふりをするかだと思います。
成長する人は何かを変えようとする人だと僕は思っています。もちろん僕も、今も常に壁にぶつかっています。一般的に人というのは、年を重ねると影響力が大きくなっていくのですね。
影響力があるってことは力があるということです。力がある人は助けを求められる。はそれに応えていこうとすると、だんだんとより大きなことをしていくので成長するはずなのです。僕はやりたいことが大きいことだから、壁だらけですね。
そんなに壁だらけで嫌になる時はないのでしょうか?
嫌になる時はたくさんあります。けど、もうだめだとなる時はないです。その理由は、自分に軸を持っているからだと思っています。自分はこういう人間だと。
自分はこういう人生を歩んでいくのだという軸を持っているからです。嫌だったら逃げればいいのですが、でもそれでは僕の人生ではなくなるのですよ。ほとんどの人は、これができていません。「アイデンティティ」を持っていないから、何かがうまくいっている時はいいのですが、どん底に落ちた時は、もうだめだってなってしまうのです。あとは価値観の問題です。
僕の価値観は、最後はうまくいくのだというものなので、基本的には不可能なことはないと思っています。僕が一番きついと思うのは希望がないことですね。
会社概要
社名:株式会社カイシン
代表名:牧野 真雄
住所:愛媛県松山市平和通2丁目3-7
TEL:089-968-2622
事業内容:・教育業/学習支援業/カウンセリング