世界に挑戦

「世代間での幸せ循環」を創りだす

現在における貴社の特徴や魅力を教えて下さい。

　一言でいえば、企画会社です。他のメーカーとの差別化を図るため、菓子メーカーの中で一番キャラクターを使った商品を多く取り扱っています。もちろん、企画だけでなく開発や製造なども行なっています。
　弊社は昭和27年に創業し、昭和38年に法人化しました。西日本全体での子供向けのおもちゃ菓子の問屋業や卸業を経て、昭和58年からは菓子メーカーとして、全国展開をする方針になりました。機械による大量生産を得意とする大手メーカーが参入しにくいジャンルとして、手作業が多い詰め合わせ菓子を選択したため、現在ではクリスマス、ホワイトデー、バレンタインの商品が上位を占めており、シェア30％で売上ナンバー１です。

　経営理念は、「笑顔に責任　夢文化創造」ということで、「四つの笑顔を！」を実現したいと考えています。
　・働いている人が豊かで夢をもって働ける会社にしたい。
　・購入した方が笑顔になることができる商品にしたい。
　・全国の仕入れ取引先と笑顔で取引できる会社にしたい。
　・工場見学やバザーなどで多くの家族にお越しいただき、幸せになってほしい。
そんな会社づくりをしています。

　平成7年に社長になって、今後どのような経営理念で経営していくか、意見や考えを理解するために経営陣だけでなく社員も集まり話し合いました。その結果、こどもの商品を創る会社なのだから子供の幸せを増やす会社にしたい！という思いから経営理念がうまれました。
　4つの笑顔の先にあるのは、弊社との関わりがある方々です。弊社との関わりによってより幸せになってほしいと思いながら、日々活動しています。

貴社の社会的意義を教えて下さい。

　大人が子供に弊社の商品をあげることで、子供の喜びや幸せがうまれ、それが大人の幸せとなり、その子供が大きくなると自分の子供に同じことをして新たな喜びが生まれ・・・というように、弊社の子供向け商品を通じて「世代間での幸せ循環」を創りだすことが社会的意義だと思っております。

同業他社さんとは、どのような繋がりが御座いますか？

　他の菓子メーカーさんには、弊社の商品の一部を作ってもらっています。詰め合わせや企画は全て弊社でしていますが、内容のお菓子や入れ物は、外注しています。

次のページ『積極的に「前へ前へと」』