自分らしさを大切に「リアル」で人に会おう！

ネットやコロナの時代だからこそ。人に会うことの大切さ

今後、宝石業界はどのようになっていくとお考えですか。

　技術が進歩して色々なことができるようになり、様々なデザインが出てくると、結局は飽和します。そうなると、最終的には本来のあるべき姿に戻ってくるのではないかと思います。

　デザインが増えたり、特殊なものにしたりすることによって、ビジネスという面ではお金にはなります。しかし、宝石をつける意味には、ストーリーや石本来の輝きがあります。
　石の輝きを出すということからすると、色々なものをつければ、マイナスになってきます。そこでシンプルなデザインにすれば、石自体の輝きが引き立つわけです。
　もともと石に魂があったり、思い入れがあったりした場合には、それがより一層強調されるようになります。だから、本来の形に戻っていくのではないかと思いますね。

経営者としての今後の目標を教えてください。

　小さい会社で色々と変革しやすいので、形を変えながら、色々な事をやって、100年続いてくれたら良いなと思っています。

　宝石というもの自体がクレオパトラの時代からあり、ストーリーとして続いてるのであれば、人間社会が続く限り、ずっとその意味だけは続いていくと思います。だから、それは当店でも同じようにずっと続いていけたら良いなとは思っています。
　ジュエリーは、枠さえ変えればずっと一生残るので、生活に応じて、思い出とともに残していけるものです。だからそういった意味では、できたら100年といわず地球が存在して人類が存在する限り、ずっと続いていってくれたら良いなと思っています。

最後に、若者へのメッセージをお願いします。

　今はインターネットで簡単に情報を集められたり、すごい専門家の人がYouTubeで簡単に教えてくれたりと、何かを始めるには非常に良い時代です。でも、SNSなどでは、画面の上に出てくるもの・ことしか見えません。その裏側の本質っていうのは、わかりませんよね。
　だから大切なのは、色々な場所に行ったり、人と会ったりすることではないでしょうか。それが今後様々なことにつながってくるので面白いと思います。

　今のコロナ禍では、人に直接会うことはなかなか難しいと思いますが、ネットが普及したからこそ、もしリアルに会えるチャンスがあれば、実際に人に会ってほしいです。

　特に「聞く力」は一番難しいと感じていますが、きちんとお話を聞くと、相手が聞いてほしいことを質問できて会話の糸口にもつながります。コミュニケーション力は共通スキルであり、どんなことにも活きてくると思うので、人間力を上げる手段だと私は考えます。

インタビュアーより

board-hakkindou 　「自分がどう感じて、どう動きたいか」
　自分らしさを大切にされていることをお話している様子が印象的でした。私は、人の意見の影響を受けやすく、自分の考えが見えなくなるときがあります。現代は情報社会で、様々な人の意見や情報があふれているからこそ、それらに翻弄されるのではなく、自分の本質を大切に生きていかねばならないと感じました。
　色々な可能性がある今だからこそ、たくさんの人に会って、話して、感じて、自分の本当にやりたいことや本質を見つめてまいりたいと思います。
　湯村代表、この度はお忙しい中、このような機会をいただき、ありがとうございました。

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会社概要

社名：湯村白金堂
代表名：湯村一信
住所：愛媛県松山市勝山町1丁目4-1
TEL：089-945-3555
事業内容：小売業／卸売業

サービス紹介

『創業50年　引き継がれる職人技』

ひとつ、ひとつしっかりした作りが自慢の宝石工房併設【湯村白金堂】
先代から50年以上も続く信頼と実績と職人の技がここにあります。
白金堂では「宝石の販売」「リフォーム・修理・メンテナンス」「高価買取」3つのサービスでお客様に満足していただけるトータルサービスをご提供しています。
永木交差点から勝山通りを約100m、ピンクの看板が目印。

▼地域情報サイト「えひめエリア089」掲載ページ▼
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