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「 感謝 謙虚 素直 」 大きな努力で小さな成果を!
義農味噌株式会社
田中 正志 代表取締役社長
- 2020/9/9
常に感謝の意を忘れずに!日々精進
創業してから、長い間地域の食文化支えるようになるまでに成長を遂げられました。創業当時から振り返られて、この大きな要因は何だったと思いますか?
作る味噌がおいしかったことと、サービスが良かったことだと思います。やはり美味いものではないと売れません。
「ギノー味噌さんのお味噌、すごくおいしいね!」
と言っていただけるように、創業当初からおいしさにこだわり続けてきました。また、商品をリピートして買っていただくお客様に対する感謝の気持ちを忘れずに、元気よく接する姿勢を社員と一丸となって徹底したことがよかったのではないかと思います。相手の要望に元気よく応え、お客様から信頼されるようになれば、商品を買ってくださり、また買っていただけるようになりますよね。
また、わが社には経営理念以外に、社員に「感謝 謙虚 素直」な人間であり続けることを求めています。
常においしいと言っていただけるような商品を作ることと、「感謝 謙虚 素直」な人間であり続けるという意識を徹底したサービスを行ってきたことが、現在我が社が大きく成長した要因であると思います。
田中社長の座右の銘を教えてください。
「大きな努力で小さな成果を」です。
どういった思いから生まれたお言葉なのでしょうか?
私を含めて多くの人が小さな努力で大きな成果を望む傾向が強い世の中だと思いますが、実際はそのようなことはありません。成果を出すためには、地道に努力を積み重ねる必要があると考えています。
社員育成にも同じことが言えます。社員はそんなにすぐには変わってくれません。社員が少しでも変わってもらえるように、時間をかけて育成する。こうした努力は非常に大切です。
また、私は現在、NPO法人「日本を美しくする会・愛媛掃除に学ぶ会」の四国ブロック長をしていますが、その創設者で、私のお師匠であるイエローハット創業者の鍵山秀三郎さんの言葉に、“毎日できることを少しずつ 私が”という言葉があります。そのうち一気に誰かにやってもらおうとするのではなく、成果を出すために自分が率先してコツコツ努力する、このような価値観を大切にしています。
学生へのメッセージをお願いします。
「積小為大」という言葉をお送りしたいと思います。
大きなことを成し遂げるということよりも、小さなことを丁寧に積み重ね、その継続の先に大きなことが成し遂げられる、そういった意味が込められた言葉です。
多くの人は楽をして成果を出したがり、目の前にある些細なことを蔑ろにしがちですが、成果とは小さなことをコツコツ積み重ねた先にあります。
達成するためには、今できることに一生懸命取り組み、日々努力し続ける、そうしてはじめて良い成果が得られるのではないでしょうか。ぜひ、この姿勢を持ってほしいと思います。
インタビュアーより
田中社長から、「大きな努力で小さな成果を」というお言葉をいただき、義農味噌さんが愛媛の食文化に多大なる貢献をされ続けてこられたのは、田中社長が経営理念と感謝する気持ちを非常に大切にされ、些細なことにも一切手を抜かず、日々社員とともに努力し続けてこられたからこそなんだなと感じました。
私はこれまで、小さな努力から大きな成果を出せる方法ばかり考え、目に見える小さなことを蔑ろにしていましたが、これからは田中社長のように、小さなことを徹底して行い、その積み重ねの先に良い結果があることを意識して、残りの学生生活を頑張っていこうと思います。
田中社長、この度はお忙しい中にも関わらず、取材を快諾してくださりありがとうございました。
愛媛大学 社会共創学部
石丸 聡一郎
会社概要
社名:義農味噌株式会社
代表名:田中 正志
住所:愛媛県伊予郡松前町永田345-1
TEL:089-984-2135
事業内容:・製造業