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松山市を拠点に、全国でリフォーム事業を手掛ける浅川代表にインターンシップがインタビュー
浅川代表が語る、夢や目標の達成に向かって努力する上で大事なこととは?
「常に夢を 思い描け」
株式会社ASA・KAWA
浅川 竜也 代表取締役
- 2015/2/9
お客様の「有難うございます。」が仕事を続ける原動力
大河原
仕事をして行く中で、自分が携わった嬉しさに気付いたということですが、そう感じるきっかけはございますか。
浅川
これまでは、どの会社でも研修期間というものはなく、新卒だろうが即戦力にならないと雇って頂けませんでした。その中で、試行錯誤を繰り返しながら階段を上り、そして自分が手掛けたものが残るだけでも嬉しいのですが、お客様に「有難うございます」と言って頂けるとまた格別ですよ。
大河原
私もその気持ちはわかります。
自分が作って、それを周りの人が見て頂いて嬉しいという気持ちが、また次の仕事の原動力になりますね。
浅川
そうですね。結局のところ、建築の仕事を続けているのはそれが理由だと思います。一時は他の仕事もしてみて、そこでもよかったと思ったこともありましたが、やはり建築に戻ってきました。もう建築バカなのでしょうね(笑)
大河原
有難うございます。
このタイミングで独立をして、今まさに法人化を進めている最中ということですが、それも第一には浅川代表の「こういう建築を作りたい」という想いがあるからなのでしょうか。
浅川
タイミング的に今になりましたが、2番目の会社ではもう1年ぐらい勤めた後に独立と考えていました。
一方でずっと頭の中で思い描いてきた、自分が作りたい建築物がありまして、建築について理解すればするほどそれが段々と本格的な形になってきました。
それは恐らく自分本位の物なのでしょうが、段々と、「あれを使ったらいいんじゃないか」「ここはこうしたらいいんじゃないか」というアイデアが生まれ、イメージ浮かび設計の仕事にも反映されていると思います。
このお仕事はお客様のイメージを形にすることなので、お客様に対して、自分が思い描いている物から派生したアイデアが+αとして提案出来るようにもなります。
大河原
そういう意味では、お客様の存在が浅川代表にとっては一つ一つの仕事について、ヒントを与えてくださる存在と言えるのかもしれませんね。
浅川
そうです。お客様とのやり取りの中で、色々と勉強をさせて頂くことができているのではないでしょうか。現場を与えてくださっていますので。
大河原
如何に自分とお客様の満足を両立させるかということを考えて、仕事をされているのですね。
これから何か、挑戦してみたい新しい工法や素材などはございますか。
浅川
これが実は、沢山あります。
ちょっと難しい話になりますが、例えば、現在の鉄筋コンクリートの建物は主に、場所打ちコンクリートと言ってコンクリートを型枠に流し込む工法で作られており、その耐用年数は50年から60年です。
その含水率が60%ぐらいなのですが、それを40%ぐらいに落とすと、耐用年数が増えるのです。何年になると思いますか。
大河原
100年とかでしょうか。
浅川
9,000年です。
大河原
そんなに伸びるのですか。
浅川
半永久的に持つのです。もちろん含水量を減らすと、型枠に流し込みにくくなり、費用が嵩みます。ですがそれを解決できれば素晴らしいことですし、実現すれば、その工法で建築物を建ててみたいと思いますよね。
大河原
それが出来れば、遥かに強く長持ちする建物が造れますね。
浅川
まだ明らかにされていない建築の新素材・新技術はたくさんあります。実用化に向けて日々、進歩していていますので、そのようなことにも目を向け、もっと取り組んでいきたいと思っています。
でも進歩と共に建設業者さんの仕事が少なくなりますよね(笑)
大河原
9,000年も使えたら建替え需要がぐっと減りますね(笑)
ドラゴンボールのカプセルハウスや9,000年持つコンクリートの話で、浅川代表には「人と違うことをしてみたい」という気持ちがあるように感じたのですが。
浅川
それは私の生まれ持った性格だと思います。ぶれるのも、誰かについていくのも好きではないのです。
高校の時も、何か人と違うことがしたいと思って、危険物など色々な資格を取りまして、当時は歴代で最も多くの資格を取って卒業しました。
やはり自分というものに個性を出そうと強く思っているのでしょうね。
大河原
私もそういう、普通の人はしないようなことをしてみたいという気持ちはありますが、なかなか冒険ができていません。
浅川
それは、「こうした方が良いのではないか」という社会の流れや常識がある中で、「無理だよ」と言われるくらいなら無理じゃないようにしようとするか、しないかだけだと思います。
大河原
今は無理でもいずれ出来るかもしれませんよね。
浅川
できるかもしれないじゃなくて、するのです。確定形にしないといけないのだそうですよ。
9000年持つコンクリートについても、物理的には既に可能ですが、やはり施工が困難になり、費用が高くなるから誰もしないのです。そこをどうクリアするか、考える瞬間も楽しいし、絶対しようと思うのです。
大河原
有難うございます。
会社概要
社名:株式会社ASA・KAWA
代表名:浅川 竜也
住所:松山市三番町5丁目13-10 リパップビル4F
TEL:089-986-7320
WEB:http://asa-kawa.net
事業内容:・不動産業/建設業/賃貸業