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「どんどん、前へ進んでください。」

えひめのCG屋さん
石水 修司 代表

  • 2015/9/13
i-cath-ehimecgya

組織という限界を超えて

個人事業主になる為の準備はどうされましたか。

 何もしていませんでした。それでも、銀行に事業の説明をして理解を頂くことは出来ました。しかしその後、お金の話になり、一件につき5万円くらいと答えたら、それは趣味の延長であって、経営としては成り立たないと言われてしまったのです。

 そのことがあってからは、銀行で聞いた話を、お客様に金額を提示する際のネタとして使っていますね。ただ、ビジネスはお金をもらうことではなく、お客様に満足をしてもらうことだと考えています。その喜びや満足に応じてお金はあるものだと思うのです。まだCGを使うということが愛媛では浸透していないのですが、愛媛で起業したからには、東京や大阪のCG制作会社にお願いするのではなく、愛媛の中で完結させたいと思っています。

 先日も、お客様からお借りした図面をもとに機械の動きを映像化したのですが、図面だけでは大変わかりづらく、何度も何度も制作・修正のやり取りをさせてもらい、なんとか映像にできました。するとお客様に「CGにしたら分かるね。」とご満足頂けました。そうしたCGを伝える手段のひとつとしての、愛媛の中での映像メディアの価値を高めていこうと思っています。

起業してどのようなことを感じますか。

 会社員をしている時よりも今の方が生きている実感がありますね。会社員だと、働いていれば定期的に給料が入るので、お金の価値が見え辛くなってしまいます。その給料で買った高価なものよりも、自分で仕事をもらいに行って、作って納めて、褒められたり文句を言われたりして得たお金で買ったものの方が、自分でその価値を実感出来ます。

 それともうひとつは、仕事ってこんなに楽しいものなのだと感じることです。会社だと組織の中で働くので、こうすればもっと良くなるのにと分かっていても、我慢しなければいけないことがありましたね。

 しかし今の仕事では、これはどうですかと率直に言えます。ご満足頂けなければ、お金は頂けませんが、それは自分の能力の結果です。

私生活とのバランスはどのように取っていらっしゃいますか。

 仕事とプライベートにオンとオフの区切りはありませんね。常にオンです。仕事と思ってやってないのだと思います。朝起きたら、レンダリング結果の確認をして、朝ご飯です。

 その後複数のパソコンで平行して作業をして昼食。午後も作業をして、夕方に剣道の稽古へ行き、夕飯やお風呂の後、夜の作業をしてレンダリングをしかけて一日が終わります。勤めに行っていた時は8時から20時までと決まっていましたが、今は時間に縛られるものがないので、自分のペースで出来ますので、気分的にはゆったりしていますよ。

仕事をする上でのこだわりはありますか。

nakakiji-ehimecgya こだわりは、一言で言い難いですが、一番は、お客様が求めているものを追求することでしょうか。例えば、「リアルな感じで」との要望があった場合、動きがリアルなのか、テクスチャがリアルなのか、様々です。改善の具体的なポイントについては、お客様自身も自覚できていないことも多いので、サンプルを作り、それに対して意見や指摘をしてもらいます。

 それは、人にビジュアルでものを伝えようとする人間が、言葉で説明を求めてはいけないと思っているからですね。例えばお客様から絵コンテを要望された場合も、ビデオコンテにしてお見せするようにしています。

 見える形にすることで、悩まれていることや、困っているポイントが明確になったり、目指していた答えのヒントが見つかったり、そして、そこから更に考えが発展していくこともあります。

 そうして、お客様と一緒に目指すものを見つけ、作り上げていくことで信頼や安心も生まれていくのだと信じています。

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会社概要

社名:えひめのCG屋さん
平成29年9月「株式会社フィジカルアイ」設立
代表名:石水 修司
住所:愛媛県今治市拝志4-35
TEL:050-5899-1352
URL: 
事業内容:・IT ・WEB ・CG制作 ・動画編集 ・映像加工

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