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「興味のあることを積極的に学んでください」
たぶち英語教室
田渕 紀子 代表
- 2015/9/7
私たちを救ったのは「英語」だった
愛媛県立医療技術短期大学をご卒業された経歴をお持ちですが、
どういった経緯で英語教室を開業するに至ったのですか?
母親が看護師だったこともあり、医療関係に興味を持ち、進学しました。流行っていた英語の歌などは聞いていましたが、特に英語が得意だったわけではありません。結婚後、主人の仕事の都合で2004年に渡米してから、本格的な英語を8年間学びました。
第二子出産後すぐアメリカへ行きましたので、スタンフォード大学出身の家庭教師に来てもらい、子供を見ながら勉強をしました。そして、子どもの通っていた小学校がたまたま外国語を学ぶカリキュラムのある学校だったので、そこでボランティアの仕事をしながら、英語の基礎を教えてもらいました。
英語教室を始めようと思われたきっかけは何でしょうか?
私が住んでいた町は、大学を中心としてできた学園都市でした。そこには、教授レベルの偉い方が日本からよく来ていましたが、コミュニケーションで苦労する場面を多く見かけました。たとえば、電話など音声機器を通すと、音質が悪くなってしまい、コミュニケーションが上手くいかないなどです。
そのため日本の大学教授などは、文法的にはちゃんと言えているのですが、発音が悪く聞こえ、マクドナルドのドライブスルーでハンバーガー1つ買えないこともよくありました。結局車を止めて買いに行く方が多かったのです。
日本人が話す英語は、日本のコミュニティーでしか通じない場合が多いです。正しい現地の発音(アクセント)で話すことができれば日本人も言いたいことが言えるし、通訳を通さずに自分の言葉で意見を伝えることができます。そのように英語を使って相手と交渉できるような人が増えてほしいという思いで、英語教室を始めました。
渡航先がアメリカというのはご主人のご都合だったのですね。
はい。その当時、主人がやりたいと望んだ仕事が日本の大学ではできなかったためにアメリカに行くことになりました。彼は小さい時に発音の基礎を習っていたので、ある程度のコミュニケーションをとることができました。
高校英語までができていれば、言葉は通じるので、彼の英語力のおかげでなんとか暮らしていけました。その経験もこの英語教室を設立するに当たっての重要なことの一つです。家族が困難に陥った時に英語を一つの特技として使えるというのはすごいことだと思います。
育児と勉強を両立するにあたって苦労したことはありますか?
語学学校には託児制度はありましたが、全く知らない環境に入る子どもたちへの負担を考え、行きませんでした。主人の研究員としてのお給料も決して高いとはいえず、生活は苦しかったですよ。
会社概要
社名:たぶち英語教室
代表名:田渕 紀子
住所:愛媛県松山市古三津3丁目16-63
TEL:089-916-3056
事業内容:・教育業/学習支援業/カウンセリング ・サービス業