「誰しも無限の可能性があることを伝えたい」

自分の可能性を信じて欲しい

小出代表の夢を教えてください

　勇気づけの輪をもっと広げたいです。私は講座の際、目の前の方のお子様、旦那様、奥様、職場の方、その人の周りにいる人も想像しながらレクチャーしています。相互尊敬、相互信頼の関係を育んでいく過程には、今までの生き方から移行する為、様々なことに気づかれたり、課題と向き合ったりと、ある程度の時間が必要です。

　だからこそ継続と仲間を大切にしたいと思っています。現在は人材育成に力を入れていますが、1人の勇気から波紋のように勇気が拡がって、当たり前のように家族でも、職場でも、隣近所でも勇気づけが実践されるようになったらいいなあと思っています。

　都市部では数多くの企業や教育現場で導入されているアドラー心理学ですが、都市部に比べるとまだまだ認知度が低いのが現状です。親子関係、職場、学生、恋愛、嫁姑関係、あらゆる人間関係に役立ちますが、私は微力ながらベストを尽くして地に足つけながら活動していきたいと思っています。

　アドラーによると、人間は死ぬ２日前まで変わることができるといっています。私もそんな風に、人の進化に関わらせていただきながら、共に学び、共に成長できるこのお仕事を続けていけたら幸せだなと思っています。

最後に若者にメッセージをお願いします。

　私は今でこそ講師・カウンセラーとしてお仕事させていただいていますが、社会人になって間もない頃、自分がこうなっているとは想像もしていませんでした。一つ一つの目の前のことを大切にして、チャレンジしてきたからこそ今の自分があるのだなと思っています。

　これは私にも言えることですが、自分で自分の限界を決めないで、自分がやりたいと思ったことは積極的にチャレンジしてほしいです。自分の可能性を信じて欲しいです。もちろんやってみてすぐできることも、できないこともあるとは思います。しかし、その結果にこだわりすぎるのではなく、そういった人生のプロセスをすごく大切にしてほしいと思います。

　歩いた道には無駄なものは何一つありません。プロセスという名の「経験」が、必ず自分の支えになってくれます。私の尊敬する先生からお聞きしてとても好きな言葉に『あなたはあなたが思っている以上の存在』というのがあります。

　あなたが自分ってこれくらいって思っている以上に、あなたには可能性があって、リソース（資源）がある。そんな風に自分を信じて生きていけたとしら、可能性は無限に広がっていくのではと思っています。私もまだまだ発展途上の身、色んな方のお力を借りながら一緒に成長していければうれしいです。

インタビュアーより

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今回は、アドラー心理学勇気づけを専門に扱われている小出代表にインタビューしてきました。
お話をお伺いする中で、１歩踏み出すことの大切さ、自分と向き合うことの意味を改めて考えることができました。確かに失敗することは怖いです。でも学生の今だからこそたくさん失敗して、多くのことを学んで吸収して、その「プロセス」を生涯の宝にしたいです。自分の無限に広がる可能性を信じて、自分の将来に向かって邁進したいと思います。
濵村　駿介