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「2日目 ”技能教育”では子どもの可能性を開花できない!」
株式会社テックプログレス
武田 知大 代表取締役
- 2016/5/18
プログラミングの醍醐味は自ら作り、改善できること。
プログラミングが義務教育課程で必修にする動きがありますが、学校ではプログラミングの良さを伝えきれないと感じています。学校は先生に決められたものを学んでいく場。進捗が早い子と遅い子がいれば、全体のペースを保つために早い子に待ったをかける。
そのような教え方にならざるをえなくなる。すると自分で考えて作る、それを人と共有する、そしてフィードバックを得て、また改善する、というサイクルを回せなくなってしまう。自分でプログラムを作り、改善するというプログラミングの醍醐味がなくなっていく。
同時に周りの進捗に合わせることで、好奇心も少しずつ削がれていきます。実際、大人数を相手に好奇心を育むのは難しいと感じています。テックプログレスでも、スタッフ1人で20〜30人をケアするのは限界があるという結論に至っています。子ども3〜4人に1人はスタッフをつけないとケアしきれません。20人に教えようと思えば、5〜6人のスタッフが必要になってきます。
プログラミング必修には可能性もある。
総合的な学習の時間などに外部企業に委託して、年に何回か外部講師が授業を行うのは賛成です。ただ今の義務教育体制にプログラミングを導入することには疑問を感じています。ただ世界を見渡せば、プログラミングの必修化に成功している国もあるため、一概に否定はできません。
イスラエルは2000年頃からプログラミングを教えており、今ではITベンチャーが沢山生まれるまでに大成功していますし。同じように日本も成功する可能性はあると思います。ただ国力を上げるための政策としてはいいかもしれませんが、テックプログレスの目指す方向性とは少し違います。我々は子どもの好奇心を伸ばすことに焦点を当て、事業を展開していきたいと思っています。
会社概要
社名:株式会社テックプログレス
代表名:武田 知大
住所:愛媛県松山市居相3丁目15-8
TEL:089-906-8100
事業内容:子ども・小中学生向けITものづくり教室 テックプログレス 展開・運営