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仕事も自分も好きになる
株式会社ウエルスジャパン
渡部 紳一郎 代表取締役
- 2018/1/30
お互いに儲かる仕組みをつくる
どうして愛媛で会社を設立しようと思ったのですか?
人との出会いです。新しいものをつくりたいと思った時に異動でたまたま松山にいて、ある社長と会って取引をすることになったからです。
いつも直接会って信頼できるかどうかで取引をする会社を決めていますね。直感でこの人はいいなと思ったら単価が高くても選びます。
日本では、会社は協力業者の下請けに発注量を増やしたときに単価を下げることを要求することが多いです。
でも実際は数を増やしたら下請け業者は夜間に生産しなきゃいけないので時間外手当で賃金を多く払うことになり、その分下請け業者の負担が増えて儲からないです。
だから発注量を増やしても単価を下げなくて協力業者に儲けてもらう方が自社に協力してくれますよね。それでウィンウィンの関係を築くことが本来の姿です。
だから、私は最初に単価を決めて、それから数量を増やしても単価を下げたりはしないです。そうしたら、協力業者も喜んで協力してくれます。
内向きな考えで、経費を削ることばかりではなく、その分自分で価値をつくって販売価格を上げ、いかに利益を上げるかということが一番大事です。
初めに商品を小売店に売り込むのは苦労されましたか?
あるメーカーが、洗濯機上の突っ張り棚を考案したんですよ。それをあるホームセンターのバイヤーの方に売り込んだんです。そうしたら鼻で笑われて、「こんなの売れないよ、何でこんなの作ったの。」と言われました。でも作っているから、会社のホームページにアップしたんです。
そうしたら、東急ハンズのバイヤーの方から直接電話がかかってきて、「この商品面白いから仕入れていいですか。」と言われて、「ぜひお願いします。」と返事をして、置いたらすごく売れるようになりました。それから、以前断られたホームセンターに採用されたと聞きました。
そのメーカーの開発者に弊社の「髪の毛くるくるポイ」を見てもらったら、東急ハンズのバイヤーの方からうちみたいに電話がかかってきたらいいですねと言われて、そんな絵にかいたような話はないですよと答えましたが、1か月後に東急ハンズのバイヤーの方からホームページを見たと電話がかかってきて取引をするようになりました。
東急ハンズの方は気づくプロなので、会った時に意見をもらって作った商品がいくつもありますね。
例えば、東急ハンズの役員の方と話をしていて、その方が、娘さんと奥さんから洗面台の掃除を頼まれるけど長い髪の毛がなかなか取れなくて汚いから、何かそれを解決できる商品を考えてほしいと言われました。
それで、洗面台用の「髪の毛くるくるポイ」を作ったんです。そうしたら、その方もすごく掃除が楽になったと喜んでくれました。
会社概要
社名:株式会社ウエルスジャパン
代表名:渡部 紳一郎
住所:愛媛県松山市衣山2-8-22
TEL:089-924-3671
URL:http://www.wealth-japan.net
事業内容:・製造業