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「もっと欲を出して、貪欲になって欲しい」
旬香物産株式会社
井上 雅仁 代表取締役
- 2015/7/30

経営理念は『結(むすぶ)』
どのような経緯で旬香物産の社長になられたのですか?
宮城県にいる時に、「旬香物産という会社の社長を探しているのだが、やってみないか」という一本の電話がかかってきたんです。その連絡に二つ返事で承諾したことがきっかけで今の会社にいます。
事業は贈答品などで全国的にも有名な『真穴みかん』の通信販売をやっています。ネット販売サイトを運営していますが、ほとんどの注文は電話、ファックスが多いですね。
経営されるにあたって何か意識されていることはありますか?
『結(むすぶ)』という経営理念の下、経営をしていいます。
会社は何かと何かを結ぶ存在
社会と産地。
消費者と生産者
産地が培ってきた伝統と、未来
依頼主と届け先のお客様
そして、家族
お歳暮は相手に感謝を伝えるために送るもの、 当然、そこにみかんがあってほしいのですが、お客様が、本当に相手に伝えたいものは、感謝の気持ちであって、みかんでなくてもいい。だけど、真穴のみかんを選んで頂いている。その事実に対して、うちの会社で真穴みかんを買って頂く意味を見出したいと考えています。
最後に若者へのメッセージをお願いします。
もっと欲を出して、貪欲になって欲しいと思います。 今の若者はどこかあっさりしている。
もちろん熱い思いを持っている方は沢山います。 好きなこと、やりたいことは積極的にやるし、得意なこと、専門性を伸ばそうとしている。
それはいいことでもありますが、それ以外にも興味を持った方がいいのではないでしょうか?
目の前の現実が、自分の夢や理想と違うと感じている方もたくさんいると思います。後になって過去の意外なものが人生に生きている、ということが多々ありますしね。今、自分が置かれている現状を毛嫌いせず、今吸収出来ることを貪欲に吸収出来る感覚を持ってほしいですね。
私の場合、ケーキ屋での知識、経験が色々なところで役立っています。
みかん、りんごといった果物類の皮むきは機械より早くできますし、美味しく見せるための果物の切り方、商品陳列もできます。そういった知識や技能は宮城で開催した果物を扱ったイベントの際、地元の方にとても重宝されました。これはパティシエを目指していた当時、職人さんの技術は何でも貪欲に学んでやろうとしていた、その結果だと思っています。
ケーキ屋時代学んだことが今の会社経営にも生きています 。ケーキ屋は他の飲食店とは違い、注文が入ってから作るのではなく、予め先に作っていたものをショーケースに並べ、お客様がそれを買いに来てくれます。 これは果物も一緒です。 来年はみかんを20ケース買いたいです、という需要に合わせて生産するのではなく、予め生産したものを消費者に届けています。お客様・消費者がみかんに興味を無くせばそれで終わり。それだけ、お客様に依存している仕事だと感じています。 だからこそ、うちの会社で出来る特別なみかんの届け方を見出したいです。
ケーキ屋の経験以外にも今の会社に生きている知識、経験はありますか?
神職の知識、経験ですね。 神社は昔から地域のコミュニティの中心としてあったので、神事、宗教の中心というよりは人を繋げる役割の方が大きく、農業との関わりも深いです。神社が地域のコミュニティの中心として存在していくことと、地域が日本有数のみかん産地として発展していくことは、私の中では一緒のことのように感じています。
みかんを全国に販売し、お金を稼ぐ事。それは生産者である地域の方々に利益が入ることであり、八幡浜という地域への貢献に繋がることです。
神職と今の会社経営は、私にとって車の両輪です。 二つとも地域貢献の為に存在していますしね。地域のためにも、今後も会社を継続発展させていきたいと思っています。
インタビュアーより
会社概要
社名:旬香物産株式会社
代表名:井上 雅仁
住所:愛媛県八幡浜市真網代600−1
TEL:0896-24-1170
事業内容:・小売業/卸売業 ・サービス業