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常に前向きに!

株式会社さくら土地開発
野田 昌寛 代表取締役

  • 2019/9/11
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愛媛大学社会共創学部3回生、職業は社長です。~笑顔の不動産起業家~

社長業と大学生活、大変お忙しそうですが、一日のスケジュールについてお聞かせください。

 早朝より夕方までは大学生として講義を受けているのですが、昼休みや授業の休憩時間には携帯電話で連絡を取り業務を行うようにしております。大学が終わる平日の17時以降や土日祝日には、社長として不動産業をしています。夏や春の長期休暇中には、県外での業務を行うことも多いです。

大学のテスト期間には、放課後勉強しようと考えていても自社物件に呼ばれて向かうこととなったり、土曜日に岡山県へ出張に行き、戻ってきたらまたすぐ香川県に物件査定に行くことになったり、というように予定が重なった場合とても大変です。

 社長業と学生生活については、どちらかを優先するといった意識はなく、どちらにも力を入れています。

いつから起業を考えていましたか?また、どのようなきっかけがありましたか?

 はじまりは中学生の頃でした。その頃、お金を手に入れるビジネスとはいったいなんなのか、ビジネスを通して、多くの人を幸せにできるのではないだろうか。そんな疑問を抱いたことがビジネスに興味をもつきっかけでした。
 中学、高校時代は学業に専念していましたが、伊予銀行さんが主催するビジネスプランコンテストに応募したり、イベントなどに積極的に参加したりしていました。

 法人として会社を興したのは大学1年生の10月のことです。その時に必要な資本金等の費用については、必要なときのために貯めていた貯金を使いました。

数ある業種の中、不動産業を選んだ理由はなんでしょうか?

 不動産業に興味をもった理由としては、元々私の周りに、不動産業を営んでいる方が多かったことが考えられます。例えば子供の頃に住んでいたアパートの大家さんですね。そういった方々を間近で見ながら、不動産業ってどうやって利益を出しているのだろう、と疑問に思い、大家さんや近所の不動産会社の方にいろいろお話を伺いました。
 課題を頂いてその解答が分かった時、すごく嬉しかったです。そこから不動産業に対する関心が高まっていきました。

 不動産業をするにあたり、第一歩として宅地建物取引士という不動産業界では重要となる資格の取得を目指しました。大学一年目でその資格を取得することができたので、そこで不動産業の世界に本格的に進むことを決意しました。今はマンション管理士など、より専門的な資格を取得するために勉強しています。

 一つ目の理由は、子供の頃から不動産業にとても興味があったこと、二つ目は、大学時代に資格を取れたことです。
 そして三つ目の理由として、生活をしていく中で、地方都市における空き家の増加や、立地の良いマンションでありながら空室が目立っている状況など、不動産業にとっての課題の多さを感じていたことが挙げられます。

 ビジネス以外に、まちづくりにも関心があったということも、今の仕事に繋がっている理由です。不動産業はある意味、まちづくり産業でもあり、地域を変える可能性を秘めていると考えます。

一般的には、平日の昼前から夕方にかけて営業をしている不動産業は、大学生活との両立が難しいのではないかと思われますが、起業の際にはどのように考えていらっしゃいましたか?

 これにつきましては、多くの方から同じ質問をいただきます(笑)

 実は不動産業って、本当に沢山の分野があるんです。大学生が借りるような家の仲介をする賃貸仲介や、戸建てなどの売買のお手伝いをする売買仲介・分譲地の開発などもあります。

 私の専門分野である「収益不動産買取」は最初に建てるときや、中古物件購入時は1つ1つ丁寧にプランを練る必要があるので時間がかなりかかるのですが、建てた後の業務や購入後は、例えばお客様に物件を貸し出したりするためのご案内、借り手が決まってからの契約、物件の清掃業務など、そういった業務についてはアウトソーシングが可能です。だからむしろ、両立はしやすかったりします。

さくら土地開発では起業支援活動を行っているともお伺いしました。

 はい。現在不動産業だけでなく、学生起業に関するコンサルティング・起業支援もしており、こちらの事業では起業を考えている学生へアドバイスを行ったり、経営に携わる人の出会いとなるようなオンラインサロンを企画運営したりしています。

 また私自身も企業活動や大学生活を送る中でとてもたくさんの出会いがあり、多くのことを学びました。そのどれもが私にとっては貴重な体験です。

事業を拡大するに至るまでに、大変だったこと、壁にぶつかってきたことはありましたか?

 壁については、今まで毎日ぶつかり続けてきています。(笑)
 起業をするにあたって、多くの金融機関様とお話させていただきましたが、学生である、まだ経験が少ない、といった理由で首を横に振られ続けてきました。また事業継続を考えた時、「もしここでこの選択肢をとっていなければ、ここまでこの会社は成長しなかっただろう」2年間を振り返ってみるとそんな分岐点はとてもたくさんありました。

 他に、苦労したこととしては、営業時間外の対応に追われることです。
 不動産は、衣食住の「住」を担っているわけなので、人の生活に非常に密接に関わっています。そういった意味では、何かトラブルが起きたとき、営業時間は関係ありません。
 お客様は深夜何時であっても何か起きれば事務所に電話をかけたくなります。実際あった事例では、朝の5時に、おそらく夜勤明けのお客様が家(自社所有物件)に帰ったら無断駐車している車があり、なんとかしてほしいといったお電話や、契約後にやはり不安になったとその日の深夜に、ご相談のお電話をなさるお客様がいらっしゃいました。

 事業者によっては、営業時間外だからと対応しないこともあるのですが、お客様を大事にしたいということもあり、また個人企業ですので、精一杯営業時間外であっても対応させていただいております。そうやって「社長ならば」と電話頂けることがとても嬉しいのです。

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会社概要

社名:株式会社さくら土地開発
代表名:野田 昌寛
住所:愛媛県松山市石手5-1-7 405号
TEL:090-9450-2255
事業内容:・不動産業/建設業/賃貸業

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