世界基準の松山市へ

地域課題を解決するハブになる

株式会社ミシェルを立ち上げたきっかけは何ですか？

　当時、栃木県でマネージャーをしている先輩が地元の香川に帰りたいと思っていたことや、地方で女性が自分らしい働き方をできる会社を作りたいと思ったことから、2人で株式会社ミシェルを設立しました。
　株式会社ミシェルでは企業ブランディング、採用ブランディングそして商品ブランド開発をサービスとして提供しています。

なぜ株式会社ミシェルという屋号なのでしょうか？

　まず、ミシェルというのは大天使ミカエルのフランス語名で、ミカエルはフランスの英雄と言われるジャンヌダルクの守護神です。
　ミカエルのように女性の守り手になれるような会社にしたかったので、ミシェルという屋号を付けました。

　設立当時から女性活躍やジェンダーギャップの遅れは感じていましたし、世界を見渡すと、女性だから就くことができない職業も未だ多くあります。
　女性が働きやすい環境を作ることは、幅広い方が働きやすい環境をつくることにもつながると思っていたので、個人のライフスタイルに合わせて働き方も変えていくことやリモートワーク・フルフレックスを導入することで、快適な働き方をできる環境を整えました。

SEKAImeという英会話教室を創業した理由を教えてください。

　英語を話したいという周りの経営者や知り合いの方が増えたからです。
　テストの点数が高くても英語を話せない方から相談を受けることがあり、日本語からのスイッチングを理解していないのではと思いました。

　言語は、スポーツと同じように癖を直さないといけません。
　癖を直すことは日本の教育において無視されているから、英語を勉強しているのに話すことができない日本人が多いのではないかと思いました。
　そのことを知り合いの方と共有すると、英語を話せる方が増えていきました。

　その経験から、私も英語の教材を作ってみたいと思い、0から教材を作り始めました。教材を作ると教えたくなったので、モニターの方に作った教材を使って教えると成績が上がったので事業にしました。
　この事業を通して、英語を効率的に勉強して話すことができるようになってほしいです。

愛媛プロレスを設立したきっかけは何だったのでしょうか？

　松山銀天街商店街振興組合の理事として、地域を盛り上げたい一心でさまざまなイベントを開催していました。
　イベントでは東京のエンターテインメントコンテンツに頼らず、子供達が地域に愛着がわくような「地産地消」を提供していました。

　固定のファンが増えていくコンテンツを作りたいと思っていた時、たまたま東京のプロレスラーに出会いました。
　その方が島根県のショッピングモールにご当地プロレスラーとして参加されていたイベントで、たくさんのお客さんが見に来てくださっている光景を見た時、島根県の人口でこの集客数はどういうことだろうか、プロレスはファミリーにも受け入れられる最高のエンタメであるのではないかと感じました。

　そこからあるプロレスラーの方が愛媛に移住してプロレス団体を旗揚げしたいと希望していたので、広告代理店としてその方に協力をしていました。
　資金も集まり松山プロレスを旗揚げした後、その方が代表を務めることが難しくなり、愛媛プロレスの運営を諦めようと思っていましたが、初期メンバー募集に集まった方たちの思いに心が動かされ、私が運営を続けようと思い、双子の姉のキューティエリー・ザ・エヒメさんに代表をお願いしました。

愛媛プロレスから株式会社魅せるぜえひめ愛になるまでどのようなことがあったのですか？

　プロレスをほとんど知らないメンバーで旗揚げ、イベントに向けて試行錯誤をしながら取り組んでいきました。
　イベントを続けていくうちにたくさんの方に見ていただけるようになり、皆が仕事の片手間でイベント運営を続けることができなくなったので、会社を設立することにしました。

　会社を設立する時に、現社長から仕事を辞めてプロレスを一生の仕事にしたいという思いを聞いていたので、コロナが明けて事業がV字回復したタイミングで、彼に社長職を引き継ぎました。
　旗揚げから支えてくれた彼には感謝しています。

株式会社魅せるぜえひめ愛を、会長としてどうしていきたいですか？

　もちろん今の社長がやりたいことを一緒に叶えていくことが前提ですが、私としては、愛媛プロレスが地域課題を解決できる「ハブ」になれたらいいなと思っています。

　エンターテインメントを提供しながら、地域課題の解決に向けて、「この地域に愛媛プロレスがあってよかった」と思っていただける団体になっていきたいです。

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