「思考は現実化する」

若者へのメッセージ

最後に、若者へのメッセージをお願い致します。

　まず、若者というよりは企業やお店に向けてのことになるのですが、学生が社会に出て必要とされることは、アルバイト先が教えてあげなければいけないと考えています。

　学生にとっては就職すると初めて上司・部下という関係を体験するわけですが、挨拶や電話応対の仕方などをどれだけ身に付けているかで、その後の周囲からの扱われ方が違います。場合によっては、アルバイト先でいろいろ教わったことで就職先の企業で即戦力に育つ可能性もあります。

　もしかしたら「あそこでアルバイトをした学生は常識がしっかり身に付いているから即戦力になる、全員採用しよう」と評判になるかもしれないですよね。私の場合も、アルバイトを一生懸命していたから就職しても無理を聞いてくれたりいろいろと教えてくれたのでしょうから。近頃はブラックバイトが社会問題になっていますが、アルバイト先は学生を大切にして、学生もアルバイトをお金を稼ぐだけじゃなくて社会勉強の場と捉えて、両社がうまくバランスを取ってブラックバイトにならないように気を付けるべきだと思います。

　もう一つ、若者に対しては「夢中になろう」ですね。私は夢中という言葉がすごく好きなので逆境に立ち向かうこと自体は素晴らしいことだと思います。しかし最初に言ったように、努力などの言葉には受動的というか、「やらされてる感」があって好きではありません。

　それよりも、夢中になれることを見つけて、自分から壁を突き破って波を乗り越えて、重い扉をこじ開けていって欲しいのです。大河原さんはナポレオン・ヒルという人物をご存知ですか？

いえ、初めてお聞きしました。

　「思考は現実化する」という本を書いた方なのですが、鉄鋼王のアンドリュー・カーネギーから「世の中の成功している人の法則を集めろ」と言われて彼は「やります」と言いました。

　彼は、成功する人には共通点があり、自分もその通りにすれば成功すると確信していたので、自動車のフォードなどにも取材に行き、「思考は現実化する」という本を書いて、それがベストセラーになってお金持ちになったという方です。

　大河原さんはインドネシアが好きということですが、インドネシアについて勉強すると時間を忘れて熱中できるでしょう。まだインドネシアに行けていないということは、思いが足りないのかもしれませんね。絶対にやる！必ずやる！という強い気持ちを持つことが大切だと思います。

有難うございます。頑張ります。

インタビュアーより

bord-matsumo

松本代表の第一印象は、「とても明るく、積極的な方」でした。
また、地域活性化や不動産業界の健全化のために、自分に何ができるか・何をすべきかを具体的に考えて実行しているように感じられて、独立以前の経験や家族の存在と共に、仕事に打ち込む原動力になっているのだと感じました。
常に大きな夢を持って、不動産業に夢中でいられる松本代表のように、私ももっと夢中になれることを見つけ、取り組みたいと思います。
松本代表、本当に有難うございました。
大河原慧