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好きこそ物の上手なれ
はり灸サロンまぁる
坂本 智子 代表
- 2017/1/23
経緯:味わった感動を届けたくて
坂本様の経歴を教えてください。
生まれは三重県なのですが、父が転勤族だった影響もあり小学校時代は関東や東海、関西など、3つの小学校を転々としました。
中学の時、進路を決定のための夏休みの課題で職業インタビューが課されました。どうしようかと悩んでいる時、母が「知り合いに助産師の方がいるけどどう?」と持ち掛けてくれました。今思えばそのインタビューが助産師という職業との出会いでした。
インタビューが終わってから自分の母子手帳を見る機会があったのですが、ふと出生の欄を見てみると病院名や出生時刻に加えて助産師の名前が記されてありました。それを見た私は見とれてしまうような感覚になり、人生の始まりに立ち会える仕事は素敵だなと感じました。
私の母子手帳に載っていた助産師さんに当時の私は会ってみたくなりました。病院に行くとまだその病院で勤務されていました。実際に会ってみると、この方が私を初めて抱きかかえてくれた方かと何か不思議な繋がりを感じることができました。
この経験がきっかけで私は助産師を志すようになったのです。助産師になるために高校では理系を選択し、看護の短大に進学をしました。その後助産師免許を取得するために大学に編入し卒業をして晴れて地元の病院に就職をしました。
その就職先が三次救急の病院でしたので、ノーマルな分娩の方が少なく、当時は学生の頃に学んだ分娩とのギャップを感じていました。それと同時に異常分娩をされる方が予想より多いことに驚愕していました。
異常分娩になる原因は持病やストレスなど様々なのですが、異常分娩を未然に防ぐために何かお手伝いできないかと考えていました。
そんな時に看護学生時代に学んだ東洋医学を思い出し、自分の持っている西洋医学の知識と東洋医学を融合させられれば何か力になれると思い始めました。その後、東洋医学を学ぶため退職を決意し鍼灸への道に進みました。
松山にIターンした理由を教えてください。
神戸の病院を退職し、香川県の鍼灸専門学校に進学しました。学校を卒業した後、鍼灸の技術を磨くために鍼灸院にインターンのような形で受け入れていただけるところを探していました。場所を問わず色々なところを探していると、横浜に女性専門の鍼灸院を見つけました。
そこで研修をさせていただくようになったのですが、当時の私は鍼灸の研修と助産師の非常勤を掛け持つ形で仕事をしていたのでハードな日々が続きました。その結果ある時、体調を崩してしまいました。
それがきっかけで、自分の体と向き合いながら仕事できるように生活スタイルを変えていく必要があると思い、研修先の先生にも許可を得て卒業をさせていただきました。
卒業をした後、独立し開業するにはどういった場所がいいのだろうと考えた時に松山がふと浮かびました。というのも学生の頃に何回か松山を訪れた経験があったからです。
温暖な気候で空気もきれいですので自分の体にもいい環境だなと思い松山にIターンを決めました。加えて松山には鍼灸院が数多くあり、開業し易く受け入れられ易いのではという思いもありました。
坂本代表は学生時代をどのように過ごされていましたか?
看護学生の時は神戸から京都まで通っていたので、電車の時間もあって放課後に友達と遊びに行くことがあまりできなかったためか、交友関係が広いとは言えなかったと思います。
大学時代は真逆で編入生が私を含め10人しかいなかったため、そのメンバーで行動することも多く、皆で助け合いながら楽しい日々を送れました。
今でも大学生時代の仲間とはつながりがあり、年に1回は会っています。大学では助産専攻の勉強が本格的に始まるのが4年生からだったので、3年生の頃はかなり時間には余裕がある日々でした。そのためバイトばかりしていた記憶があります。看護学生時代は勉強に実習と忙しい日々だったので、それと比べると自由な時間も多く楽しかったです。
会社概要
社名:はり灸サロンまぁる
代表名:坂本 智子
住所:愛媛県松山市東石井6丁目5-12 グランドハイム東石井206
TEL:090-7035-9745
URL:https://malmalmatuyama.jimdo.com/
事業内容:・医療業/福祉