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ハタダ栗タルト、人々の思い出に生き続ける理由
株式会社ハタダ
代表取締役社長 畑田 康裕
- 2020/12/1
お客様の思い出と共に出来上がるブランド
畑田社長の仰る“ブランド”とはなんでしょうか。
時間の蓄積と思い出の景色が生み出すものこそ“ブランド”だと思っています。だからこそ、各地域にお店を残していくために様々な戦略を立てていくことが必要だと思って今取り組んでいます。
川崎さんが小さい頃食べたハタダのケーキを、30年後もしお土産でお孫さんが買ってきてくれたら、川崎さんは昔のハタダのケーキを食べた頃の思い出が蘇りますよね。
これは、時間とモノの両方が存在する必要があって、実はハタダの栗タルトにはそういう物語が沢山あるんです。実際に本当に沢山のお客様からエピソードの書かれたハガキを頂いています。
これは、ヒットする商品とか強い商品とかそういう経済原理だけで成り立つものではないんですね。
これこそ、弊社の強みであり、この歴史を築いてきた価値でもあります。
場所もセットになるからこそ「価値」になる。
この“ブランド”を大切にしていきたいです。
畑田社長が大切にしていることはなんでしょうか。
ワードで言うとしたら「仲間、本音、本気」ということです。
増収増益は一つの結果であって、それが目的ではありません。弊社で働いてくれている従業員の皆が物心両面の幸せを実現するという最終的な目的から、一貫した判断をするようにしています。
最初はこうやって売らないといけないとかマニュアル化していましたが、現在は現場のスタッフ各自にブランドを崩さない程度に工夫して商品を売ってもらい、働いてもらうようにしています。
また、周囲の顔色を変に伺わないようになりました。例えば、ラジオなどに出演する時も、自分の商品への評価を正直に伝えています。
ただ、無責任に本音を言うとお客様に判断を仰ぐことになってしまうので、私はこれがいいと思うと敢えて自分の本音を伝えるなど、大事なところや意味するところはかっこつけずに、さらけ出していくことを大切にしています。
最後に、若者へのメッセージをお願いします。
「好きなことをする、したい!」という人が多いと思います。
やっていることを好きになる為には、“知覚”が必要で、小さい頃から見てきたものや触れてきたものは興味を持てるし、好きになりやすいと思います。
だから、面白くなさそう、好きじゃないなと思ってやめるのはもったいないなと思います、それは知覚していないだけですから。
目の前にあることを受け入れて好きになる力を身に付けることが大切だと思います。
私も工場長を経験する中で、一日中洗い物をするというお仕事があったのですが、やっていく中で凄く楽しくなってきました。やる気ややりがいは元々あるものじゃなく、やっていく中で見つけていくものだと思うんですね。だから、まずはやってみてほしいです。
「好きになる」努力を沢山してください!
インタビュアーより
会社概要
社名:株式会社ハタダ
代表名:畑田 康裕
住所:愛媛県新居浜市船木甲2131番地
TEL:0120-459-082
事業内容:・製造業