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「まずは目の前の人を大切にする」

有限会社ハリカ大洲店
松井 崇 代表取締役

  • 2015/10/28
i-cath-harika

バイク好きは子供の頃から

Facebookを拝見しましたが、古いバイクに乗っていらっしゃるのですね。

 小さい頃から、私の周りにはバイク乗りの方が多くて、同級生も中学校を卒業したらすぐ免許を取りに行っていました。また、高校に進学せずに就職して、16,17歳くらいで大型のバイクに乗っている方が結構いたのです。

 そういった方々に感化されたのと、「バイクメ~ン」という漫画があって、人間とバイクが一体化して人車一体になるストーリーなのですが、それを見たときに衝撃を受けて、「こんな格好いいバイクがあるんだな」と思いました。

 中学生の頃、周囲ではハーレーやカワサキ・バルカンなどのアメリカンというスタイルが流行っていましたが、私は古いイギリスのバイクにずっと憧れていまして、色々な人に「自分はこれに乗るんだ」とずっと言っていたものが6年ぐらい前に市場に出てきまして、20年越しで手に入れることが出来たのです。

イギリスというと、実際に留学されていたそうですが、そこでの経験で今も活きていることはございますか?

 異文化に触れることにも興味があり、海外に行って生活してみたいという想いがすごく強くて、イギリスに行きました。

 最初は自分も英語を喋れると思っていたのですが、実際は全然喋れなくて、やはり英語は日本で学ぶのと現地で喋るのとでは大違いだと実感しましたね。ですが、暮らしていく中で、現地の人の優しさに触れたり、友達もできたりと楽しく過ごすことが出来ました。

 その時にコミュニケーションで苦労したお陰かもしれませんが、営業などで色々なお客様のところに行ったりするときも、物怖じしませんね。

 また、イギリスでは留学終了後も就職して5年間経てば永住権が申請できるので、そのまま向こうで仕事をして暮らそうかとも考えていました。そしたら私の好きなバイクも近くにありますしね(笑)

そのような考えがありながら、地元の大洲に戻ってこられたのはなぜでしょうか?

 はっきり言えば、向こうで小売店に就職はしたものの、長続きしなかったのです。それに、この店は祖父の代からあり、本来は私の兄が跡を継ぐはずでした。私は次男で、だからこそイギリスにも行かせてもらえたのです。

 ところが、兄は元々弱視で、ついに全盲になってしまい、後継者を辞して別の道に進むということで鍼灸師の免許を取り、今は地元で鍼灸師の仕事をしています。

 そのような状況で、跡を継ぐのは次男の私しかいないということで、日本に帰ってからはその準備のためにハリカの東京本社で修業を致しました。

次のページ『父・兄から会社を引き継いで奮闘の日々』

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会社概要

社名:有限会社ハリカ大洲店
代表名:松井 崇
住所:愛媛県大洲市東大洲118
TEL:0120-24-2632
事業内容:・小売業/卸売業ギフトショップ

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