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「自分のしたい事に対して強い想いを持って」
株式会社フロンティア・コンサルティング
荻山 浩平 代表取締役
- 2014/12/5
今回は以前お伺いさせて頂いたRue Mon ChouChou北本社長のご紹介でRue Mon ChouChouの場所を提供して頂き取材を致しました。
高橋
荻山代表となかなか予定が合わず、やっとお会いできました。
今日をとても楽しみにしていました。
本日はよろしくお願いします。
荻山
こちらこそ、私でよければ何なりと聞いて下さい!
よろしくお願いします。
高橋
では、早速ですが、WEB・ITコンサルの職種を選ばれた理由を教えてください。
荻山
はい。
実は、この仕事がしたくてしていたという訳ではありませんでした。
私が大学を卒業して、いざ就活となった時はちょうど就職の氷河期にあたる時でした。
県外の大学に進んでいましたが、地元である松山の父親の会社に就職をしました。
父親の会社がシステムソフトウェア開発の会社で3年間は休まず、ひたすら仕事をして働き続けました。
父親の会社の延長として、今の業界になります。
高橋
なるほど、そうだったのですね。
では、そこから起業するに至ったきっかけって何でしょうか。
荻山
はい。
私は、26歳の時に保険の個人事業主からスタートをしました。
中学生時代の時から、社長になりたい、なにか組織を立ち上げたいという想いがずっと強くて、たまたま26歳の時に保険の個人事業主のお話があり、ずっと経営者と言うものになりたかったので起業をしました。
ですが、父親の会社の仕事の依頼も入ってきていましたので、保険とWEB関係の二本化にしました。
高橋
元々はシステム関係であったり、WEBのお仕事だったと思うのですが、なぜあえて保険の個人事業主になろうとお考えになられたのですか。
荻山
はい。
個人事業主ができるお話があったのもきっかけだったのですが、金融商品に興味があり、私の考える保険という分野はローリスク・ローリターンな物と捉えています。
そのため、経験の浅い私でもできるかなと思った事、また当時はリーマンショックの前で金融商品がとても売れる時代でした。
その金融商品から、私ができる物って何かなって考えた時に出てきた事、そして保険のイメージってあまりよくなかったりとか、保険の事を金融商品と思ってもらえてない事が多いと思います。
だから、私はそんなマイナスイメージを払拭したい。
こういった想いから始めようと決断をしました。
高橋
そのような想いから独立をされたのですね。
では、起業する時に苦労などされましたか。
荻山
それが起業する時ではないのですが、先ほどリーマンショック前に起業した事はお話しましたが、やはりいざリーマンショックが来た時は本当に苦労しましたね。
たしか27歳ぐらいの時だったのかな。
本当に経験も浅い時だったので、全てが大変でした。
世の中がこんなにも変わるんだ、景気がこんなにも一気に悪くなるんだと震えがくるぐらい感じ取りました。
保険って未来に対しての事じゃないですか。
高橋
はい。
確かに未来に対しての投資か保険だと思います。
荻山
当時、周りの方たちは未来の事よりも、まずは今をなんとか切り抜ける事で精いっぱいで実体験として辛かったですね。
幸いお客様が個人の方が多く、もし企業様ばかりだったらどうなっていたでしょうね(笑)
高橋
金融商品を取り扱っているだけに、ダメージもあったのですね。
話が変わりますが、コンセプトに「人と人のつながりを大切にし、その架け橋となる」とありますが、当時苦労されていた時の個人のお客様が多くそのおかげで助かったから、人との繋がりをすごく感じられてコンセプトにも人との繋がりという事にしたのかなと思ったのですが、どうでしょうか。
荻山
そうですね。
そもそも私はIT・WEBの技術職というよりは、企画・営業の仕事をしていました。
スキルや技術を持っている方とお客様を繋ぐ事。
両方に人がいないと私の仕事は成り立ちません。
繋ぐ私だからこそ、このコンセプトや、架け橋をモチーフにしているロゴへの想いが強くあり、またお客様の右腕やパートナーになりたいと思って仕事をしています。
高橋
話が最初の方に戻りますが、荻山代表は父親の会社に就職をされましたが、何か自分のしたい事や興味のある仕事はなかったのでしょうか。
荻山
それが、昔からこのような仕事がしたい!このような事をして人様の役に立ちたい!という明確な物がありませんでした。
というよりも自分のできる事で何か人の役に立ちたいと考える人間でした。
高橋
なるほど。
詳しく聞かせて頂けますか。
荻山
私は、人から何かを要求されたり、依頼されると断る事が少ないかもしれませんね。
できそうならやってみる。
どこかは厳しくてもここのこんな部分はできそうだと考えてしまいます。
私の考えになるのですが、人って1あるものをさらに増やすのが得意な人間と、なにも無い0の状態から何かを作るのが得意な人間の2パターンに分かれると思います。
これも自分に当てはめるとすると、後者だと思います。
私は興味や好奇心はとてもあります。
中学校、高校へ進学する時、自分の友人や知り合いのいない所へ進学し、何も無い環境で新しく友人を作ってやろうとしていました。
大学へ進学する時も、もちろん愛媛から遠く離れた所へ行きました。
自分には何も無い環境に身を置く事も好きなのでしょうね。
高橋
なるほど。
ありがとうございます。
今回の取材の事前準備として荻山代表のFacebookを拝見させて頂きました。
そこに荻山代表の座右の銘は「慎始敬終」という言葉がありました。
これは、どのような意味が込められているのでしょうか。
確か言葉の意味では、最後まで手を抜かずにやり抜くという意味だったと思います。
荻山
よく調べられていますね(笑)
わざわざありがとうございます。
実は高橋君の言っている意味よりも、もう少し深い意味があります。
高橋君の言っている事も正解なのですが、私はそれに付け足して最初から最後までの見通しや計画をしっかりと立て最後まで遂行すると捉えています。
先ほど何もない環境に飛び込んでいくのが好きだとお伝えしました。
昔、私は単身でニュージーランドに行きました。
英語も満足に話すことができない、自転車で100kmこがないと街が見えてこなくて、無計画で何も考えずに行きました(笑)
その時にすごく大変だなと思いました。
それをきっかけに最初の入り口から、最後のゴールまでの道筋の計画を仕事では、しっかりと立てるようになり、そのような経験から座右の銘にしています。
この先は、どうなるのかわからない事を楽しむ場面と先々の事をしっかりと考えておく場面があると思いますが、仕事では確実に後者ですので、計画を立てる事は本当に大事にしています。
高橋
そうだったのですね。
「慎始敬終」が仕事にも活きてくるのですね。
荻山
はい!もちろんです。
私は人から何か要求されたり、依頼されるとそれをできるようにします。
もちろん最初から最後までの計画をしっかりと立てて、失敗のしないようにしています。
準備に時間を割いている分、想定外の失敗は無いですね。
例えば、さぼったらこんな感じで失敗するよだとか、学生さんで言うと遅刻したとかですかね。
授業をしっかり受けなかったので単位を落とした。
こういった想定内の失敗はあるにしても、まさかの失敗は無いですよね。
最悪の場合、最高の場合、後は中間の場合をしっかりと考えればそうなる事はありませんよ。
高橋
なるほど。
荻山代表の仕事ならではのシステムに対してだったりとかの考えができるのですね。
荻山
はい。
ビジネスで一番大事なことは、いつまでに何々を納める納期とか、金額とかをしっかりと押さえておけばそんなに大きく外す事は無いと思います。
もしどれかを怠っていれば、お客様とのコミュニケーション不足になるという訳になります。
なのでお客様とのコミュニケーションは非常に大事にしています。
高橋
最後は人との繋がりである、コミュニケーションを大事にされているという事なのですね。
荻山
はい、そうです。
高橋
仕事への考え方に対してとても参考になりました。
では、最後に学生に向けてのメッセージをお願いします。
荻山
学生さんのメッセージですか。
私達の世代に比べて今の若い方達は凄く柔らかいかなって感じます。
私達の世代は就活も氷河期であったりとかして、厳しい時代でした。
ですので、何がなんでも勝ち取ってやるという強い想いがありました。
今の若い方達はそういった想いが弱いんじゃないかな?
すぐにあきらめようとしたりとか。
せっかく若いからこそチャンスが無限に広がっていて、私達おじさん世代にできない事がたくさんできると思います。
だからこそ、自分のしたい事に対して強い想いを持って頂けたらなと思います。
高橋
強い想いですね。
しっかりと自分を持って自分のしたい事、やりたい事を遂行したいと思います。
本日は本当にありがとうございました。
インタビュアーより
乞うご期待!
会社概要
社名:株式会社フロンティア・コンサルティング
代表名:荻山 浩平
住所:〒790-0012 愛媛県松山市湊町2-1-7-204
TEL:089-993-7280
URL:http://www.frocon.jp/
事業内容:・IT/WEBサービス