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チャレンジして想像力を鍛える
株式会社サイバースペース
大森 明治 代表取締役
- 2022/9/9
身についたスキルは盗まれない
IT業界で事業を続けていく上で大切にしていることはありますか。
今はIT、ITと言われていますが、ここ30年ぐらいで有名になった会社、たとえばGoogleや楽天などは皆、発想を万人に受け入れられる形で作り上げることで大きくなりました。
発想と実現する力があれば、いくらでも新しい市場が作れるわけです。ITは一山当たれば大きいので、発想することを大切にしています。
どうやって発想力を鍛えていますか。
既知のことだけの中から発想するのは難しい。だから、知らないことを学ぶことが大切です。例えば手術の仕方を知らないで手術が出来ますか、できないですよね。
そのためには、本を読むだけではなく人と関わることが大切です。実際に人と会って話す、その会話の中からヒントが生まれます。
ただ、限られた人のみのつながりでは限られた考えしか手に入らず、新しい発想は生まれません。だから、多くの人と関わることが大切です。
どうやって交友関係を広げていますか。
サークルやクラブ活動に参加することです。
経営者になりたいのであれば、交友関係が広いことが大切です。その人達が知恵もくれます。ただ、自分をさらけ出さないと相手もさらけ出してくれません。
どこの団体に入るのがいいかというと、例えば、中小企業の同友会や商工会などです。私の場合はロータリークラブ、ライオンズクラブなどにも参加し奉仕活動をしています。
最後に若者へのメッセージをお願いします。
やりたいことを見つけてするのも仕事だし、わからないけどチャレンジした後に分かって天職だなと思うのも仕事です。
やりたいことをやっていけている人たちは幸せです。でも、多くの人はやりたいかどうかは分からないけど、食べていくために、とりあえず働いています。
でも、やっていく中で向いているか、いないかが分かります。向いているか向いていないかを判断するときに今の知識で判断すると間違えてしまいます。
ものを考えるときに今の時点で判断するのか、もう少し勉強して判断するのか、とりあえずやってみて生まれた知識の中で判断するのかで全然が違うわけです。
だから、やる前から、大学を出てこうなるというのは向いているかどうかは分かりません。ただやっているかどうかの違いです。
向いていないと思うのはうぬぼれでしかない。自分の幅を広げないと分かりません。
また、仕事をする上で不測の事態に対応できるようにするために、想像力を鍛えることが必要です。
想像力は経験でしか鍛えることができません。何回もやっていると分かるようになります。
例えば、私はパソコンについて大体のことはわかりますが、普通の人はトラブルが起きてもプログラムが原因なのか通信環境が原因なのか想像できないこともあるでしょう。
何事も経験、努力をしないと身につきませんが、一度身についた物は盗まれないし、自分の財産になると私は考えています。だからこそ、皆さん自分が興味あることにチャレンジしていきましょう。
インタビュアーより
中学生の頃からなりたい職業の夢を叶えているということは大森社長のIT業界への興味と、夢を実現するための努力があったからだと感じました。
また、システム開発が好きだからこそ苦労とは思わない大森社長の姿に憧れました。私も大森社長のように夢中になれることを見つけたいです。そのために、多くのことを勉強し知識を広げ、自分が本当にやりたいことは何なのか判断をしたいと思います。
今回のインタビューで得た経験を今後の生活に生かしていきます。
大森社長、このたびはお忙しい中貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
愛媛大学 法文学部
伊藤 哲也
会社概要
社名:株式会社サイバースペース
代表名:大森 明治
住所:愛媛県松山市北立花町8-1 office藤崎101
TEL:089-968-2521
事業内容:・サービス業