いつも　想いを強く　愛を持つ

「三方よし」自分の幸せ・相手の幸せ・地域の幸せ

磯部社長さんは、人材業界は今後どうなっていくと思われますか。

　私はまだまだ伸びると思います。技術が進歩する中でもなお、「人」でならなければならない場面が必ずあるからです。
　たとえAIでも、できる領域は限られると思います。そもそもAIやロボットを作るのは人ですから。

　また先日、新聞で「正社員になりたがらない若者が増えている」という記事を目にしました。その理由として責任の重さや残業、社員同士の飲み会が挙げられていました。
　派遣社員だとそのような負担がないため需要があります。そのような点で人材業界はまだまだ伸びていくと考えます。

今後の会社の目標は何ですか。

　もちろん会社自体は大きくしていかなければなりませんが、市場を広げていくことです。
　今はオフィスワークを中心に扱っていますが、他の業種も伸ばしていき、最終的には私の根底にある「三方よし」の考えで弊社は発展していきたいです。自分が幸せになり、相手が幸せになり、地域が幸せになるという考えです。
　ご縁があり四国に来ることができたため、皆さまのために、愛媛県の発展のために企業活動をしていきたいです。

　また、この会社の目標を実現することが経営者としての目標です。
　自分だけが大きくなっても、幸せになっても意味がありません。自分がいて、相手がいて、地域があります。

最後に若者へのメッセージをお願いします。

　人のため、世のためになることを何かやってみてください。
　誰かのためになるには、まずは謙虚にならなければなりません。謙虚になれば必ず「愛と感謝」が出てくると思います。

　また、若いうちに一度海外に行ってみてください。必ず成長して、今以上に大きな人間になることができます。
　とりあえずあてもなく行き、海外を見てくるだけでも考え方が変わってくると思います。

　私が海外に行ったのは社会人になってからですが、そこで「世界」を知ることができました。
　もちろん行先によって見方は変わると思いますが、どこへ行っても感じるのは「日本のよさ」だと思います。それは自分の人生が変わるきっかけにもなるかもしれません。

インタビュアーより

board-career-s 　磯部社長さんのお話の中には多くのキーワードがありました。それらはすべて人生の紆余曲折の経て生まれた言葉で、その想いを強く持つことが原動力になっておられました。
　インタビュー当日はそれらのキーワードの意味がぼんやりとしていましたが、後日改めて自分で調べてみるとそれらの意味がより深まり、磯部社長さんが伝えたかったことがよくわかりました。
　「いつも想いを強く愛を持つ」この言葉がとても印象に残っています。これは仕事の中だけではなく、日々の生活の中でも共通して言えることだと思います。磯部社長さんは何事も強い想いを持つことが成功の鍵となるため、恐れず何事にも挑戦して欲しいということを伝えたかったのではないかと感じています。
　磯部社長さんが長い人生の中で見つけたこれらの言葉を受け取り、私も強い信念を持ち、人として成長できるようにしていきたいです。
　磯部社長さん、この度はお忙しい中、このような貴重な機会を設けていただき、ありがとうございました。