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「全ての出会いに 感謝」
株式会社ライフプロテクト
岩瀬 俊彦 代表取締役
- 2015/2/23
大河原
それではインタビューを始めさせて頂きます、本日はよろしくお願い致します。
岩瀬代表は子供の頃は、何になりたいと考えていらっしゃったのでしょうか。
岩瀬
子供の時は野球選手になりたくて、部活動にも入り高校まで野球をしていました。
大河原
野球部ですか。
そこでは何か、ご自身にとって成長したと感じられたようなことはあったのでしょうか。
岩瀬
プラスになったことでは、目標に向かって努力をする心や、野球はチームプレイですから、協調性が養われました。
大河原
なるほど。高校卒業後はどのようなことをされていたのでしょうか。
岩瀬
大学に入学したのですが、結局ほとんど行かずに中退になってしまったのです。
大河原
それは大学での勉強以上に何かしたいことが出来たからなのでしょうか。
岩瀬
在学中に、学費や生活費を賄うために色々なアルバイトをする中で、「自分が頑張ったらお金が稼げる」ということに興味が出て、何時しか大学の勉強よりもアルバイトに力を入れるようになったのです。
大河原
なるほど。ちなみにその時はどのようなアルバイトをされていたのでしょうか。
岩瀬
完全歩合制でベッドのセールスをしていました。
始めたきっかけとしては、同じアルバイトをしていた大学の先輩から手伝いに誘われたことです。
そしてその先輩はすごくいい車に乗って、いいスーツを着ていて、それに憧れました。
大河原
自分も働いてお金を稼いで、その先輩のようないい生活をしたいと考えられたのですね。
岩瀬
そうですね。ただ、歩合制でしたから本当に厳しくて、売れなかったら収入はありません。
そもそも普通は初対面の人からベッドなんて買わないでしょう(笑)
大河原
確かに、いきなりセールスに来られて話をされても、「じゃあ買おう」とはなりにくいと思います。
岩瀬
そんな厳しい環境の中、ベッドを売り続けました。
ですが今となって、そのような厳しい環境だったからこそ、営業の基礎的なことを学べたと思います。
大河原
そのアルバイトをする中で、他に学ばれたことはどのような事がございますか。
岩瀬
沢山ありましたよ。
挨拶やきちんとした言葉遣い等の常識的なことはもちろん、自分という人間を気に入って取引をして頂くための努力などです。
大河原
やはり人から気に入られるというのは大事なことですね。
初対面の方から気に入って頂けるための努力というのは具体的にはどのような事があるのでしょうか。
岩瀬
その当時は、私がまだ22,3歳と若かったので、お客様や仕事の仲間は目上の方ばかりですよね。
その目上の方に対しての言葉使い、自分の服装や身なりをきちんとすることをよく意識していました。
大河原
社会人として大事なことですね。
ベッドのセールスアルバイトというのは、何年ぐらい続けられたのでしょうか。
岩瀬
25,6歳の頃までしていました。
さすがに時代にそぐわなくなってきたのです。
今では全く聞かないでしょう、布団やベッドを売りに来たなんて。
それらは家具屋さんやインターネットで買うものになってしまったので売れなくなってきました。
大河原
確かに今では家具屋さんに量販店、WEBからの購入も多いですよね。
その後はどのような仕事をされたのでしょうか。
岩瀬
有名なラーメン店のフランチャイズチェーン企業で、各店舗に麺や具材などを卸す、ルート営業をしていました。
また、お店に品物を届けたりするだけでなく、新しくラーメン屋さんを開きたいという方には新規開業のお手伝いもしました。
大河原
新規開拓の営業からルート営業ということで、それまでの飛込みに近い仕事とはまた違った仕事の進め方になったのではないかと思いますが、それぞれどのような違いを感じられたのでしょうか。
岩瀬
飛び込みのセールスのように、0からお客様を見つけるのではなく、元々いらっしゃる方を大事にして、ご紹介を頂くことになりますので、こちらの方がしやすい仕事だと感じましたね。
ただ、どちらの営業も、大変だと感じるよりも楽しい気持ちの方が強かったですね。
大河原
ありがとございます。ラーメン店チェーン企業でのお仕事はどのくらいでしょうか。
岩瀬
そこでも3,4年ほど勤めまして、30歳ぐらいの頃に保険業界に入りました。
大河原
保険のお仕事に興味を持たれたのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか。
岩瀬
一番の理由は、独立できるからです。
元々、ベッドのセールスをしていた時から、自分で何か会社を興したいと考えていましたから。
大河原
保険業界でも自分が頑張った分だけ評価されるということが魅力的だったのですね。
30歳の時に保険ということですが、保険業界は法律など、幅広い知識がないと出来ないと言う印象があるのですが、その勉強はどのようにされたのでしょうか。
岩瀬
当時あった火災保険会社に研修生として入り、3か月毎にあるノルマをクリアして、トータルで3年間勤められれば独立ができます。
当時の事を思い出すと、毎日がきつかったですね。
大河原
その3か月毎のノルマが大変だったということでしょうか。
岩瀬
そうですね。
数字がしっかり出せていないと、すぐにクビになってしまいますから、とてもプレッシャーに感じました。
また、全く未知の世界でしたので、保険のことも一から勉強しつつ、お客様も開拓して、そういう面ではこの3年間は毎日毎日が本当に真剣勝負と言えました。
大河原
厳しい世界なのですね。
ですがそのノルマを達成するにあたって、過去にされてきた営業のお仕事の中で培ってきたノウハウというか、どのようにしてお客様を見つけ、そして気に入られて固定客になって頂くかということが活かされたのではないかと思います。
3年の研修期間が経った後に独立されたのでしょうか。
岩瀬
その通りです。
今からおよそ12年くらい前ですが、研修を終えて、岩瀬総合保険という個人の代理店を立ち上げました。
大河原
実際に独立された時は、3年間の研修を終えたとはいえ、保険という業界に対して不安や、保険会社の社員になったりしてもっと経験を積もうという気持ちはなかったのでしょうか。
岩瀬
保険会社の研修というのは、3年勤められた人だけが独立でき、数字が届かなかった人は、他の代理店に所属するか業界を去るという仕組みなのです。
つまり、3年間の研修を全うできれば、自分のお店を持てる実力が付いているということです。
大河原
そうなのですね。
岩瀬代表はノルマを達成されて代理店として独立されたということですが、独立当時は色々と不安なこととか大変なこともあったのではないかと思いますが。
岩瀬
大変なことといえば、一旦独立はしたものの、2年後ぐらいに保険会社同士の合併がありました。
その際に、「小さな代理店は顧客をお守りするために大きくなりなさい」という指導を受けて、私の代理店と、もう片方の系列の代理店同士で合併することになったのです。
その一緒になった代理店で4年、更に違う代理店に3年半いまして、去年の11月に個人事業主として再び独立しました。
大河原
今、現在が二度目の独立をされたばかりなのですね。
ここで再び独立されたというのも、若い時の、自分で何か仕事を興したいという気持ちがあったからなのでしょうか
岩瀬
そうですね。
私の想いもありますが、周りの方も応援してくださったのだと思います。
大河原
独立のタイミングをここに決められたのは、何かきっかけとなる出来事があったのでしょうか。
岩瀬
一番のきっかけは、昨年保険業界で法律の改正があり、どこかの保険代理店に所属して雇用されるか自ら独立するかの選択を迫られたので、これを機会に再独立を考え実行をしました。
大河原
二度目の独立をして、これからどのような会社作りを目指していらっしゃるのでしょうか。
岩瀬
保険代理店というのは、名刺にも書いたように、法人に特化した経費削減のアドバイザーだと考えています。
大河原
経費削減のアドバイザーですか。
確かに、法人であれば社会保険など、保険料は毎年支払うものですから、金額を抑えられたら無駄な経費が減りますね。
岩瀬
はい。保険という商品に、経費削減の手段にも使えるという付加価値を与えるだけでなく、それ以外にも如何、お客様に経費削減のアドバイスを提供するかということにも注力していきたいと思います。
大河原
そう聞くと、保険代理店というものは経営コンサルタントに近い仕事のように思えます。
ということは、これからは保険のことだけでなく他のこと、税務や労務などについても勉強しなければいけないのではないでしょうか。
岩瀬
そうですね。
およそ経営に関することは全部考えていなければいけませんし、保険に限らず色々な形で相談して頂けるような会社にしたいと思います。
大河原
勉強はもちろんのこと、お仕事で評価されるようになるためには他にどのような事が必要だと考えていらっしゃいますか。
岩瀬
やはり、役に立つ人間にならないと、お客様には選ばれないと思います。
それは保険に関するスキルの部分でもそうですし、更には周辺の分野、税務や相続、戸籍といった分野にも精通していないといけません。
それから人間性も高くないと、誰も選んでくれないと思います。
大河原
人間性ということについて、特に欠かせない重要なものは何でしょうか。
岩瀬
ベッドのセールスの所でも話したことですが、相手の話をきちんと聞くことなど、当たり前のことを当たり前にできることでしょうか。
大河原
貴重なアドバイスを有難うございます。
他に岩瀬代表の人生の中で何かターニングポイントと言えることはございますか。
岩瀬
ターニングポイントですか。
それはやはり色々な方と出会ってきましたので、そういう「人との出会い」でしょうね
大河原
人との出会いですか。
岩瀬
今このタイミングで独立できたのも、ある方との出会いがあったからだと思います。
そもそも30歳の時に研修生として保険の業界に入ったのも同級生に、「独立したいのだったら保険業界が面白いんじゃないか」と言われたのが最初でした。
30歳になるまでには何かしたいと思っていて、色々な業界のことなども自分なりに調べていましたが、それでも人から教えて頂けることはとても有難いものです。
大河原
有難うございます。
今のお仕事でも人と出会うことはたくさんあるかと思いますが、私も一つ一つの出会いを大事にして頂きたいと思います。
岩瀬
はい。せっかく時間を頂いてお会いするわけですから、その際に少しでも当社とお付き合いが出来て良かったと言って頂けるように、常に準備をしています。
大河原
それは、お客様から岩瀬代表に対して、ご相談をしてよかったということでしょうか。
岩瀬
お客様だけでなく、例えば従業員の方や地域の方も含め、出会う方全てですね。
大河原
なるほど。
かつてのセールスやルート営業をしていた頃は、お金持ちになることやいい暮らしをすることに憧れていたとおっしゃいましたが、その当時と保険業界で仕事をしていらっしゃる今とでは、岩瀬代表の中で気持ちの変化はございますか。
岩瀬
昔は、その通り自分一人で頑張って自分一人が稼いでいけたらいいという感じでした。
今は、自分のことよりも保険業界全体が良くなってほしいし、これからは社員さんもどんどん増やして、出会う人が少しでも幸せになるために、何か出来ればそれが一番嬉しいかなと思います。
大河原
幸せになるためにですか。
岩瀬
出会って良かったと思われるような自分でありたい、その為に努力しています。
大河原
これからは、岩瀬代表は保険のことだけではなくもっと幅広い分野に行くということでしたが、それについて具体的なビジョンと言ったものはございますか
岩瀬
法人さんの経費を削減するという事はもちろんですが、それ以外にも、会社経営の効率化を図ろうとしている経営者と従業員の橋渡しをして、従業員の方の手助けも、これからはして行きたいと思います。
それから、同業者の若手と情報交換などをして、伝えられるところは伝えて、業界全体のレベルを上げていくこともしたいですね。
大河原
なるほど。
保険で従業員の方の手助けというと、どのような事で貢献できるのでしょうか。
岩瀬
例えば、従業員さんが普段会社にはなかなか言えないことがあって、社内でミスコミュニケーションがある場合に、会社の役員さんが聞けない部分を私が考えて、従業員さんから様々なヒアリングをして、少しでも円滑に社内が回るようにアドバイスができるのではないかと思います。
こういうこともしていたら、もはや保険という枠組みは関係ないですよね。
保険は保険でお客様が必要な時に使えるようにしておき、色々なところで出会ったお客様の役に立てる物を日ごろから準備しておきたいです。
大河原
有難うございます。
最後に一言、若者へのメッセージをお願いしたいと思います。
岩瀬
若者へのメッセージですか。
やはり伝えたいことは、「すべての出会いに感謝」ということですね。
人との出会いを活かすも殺すも自分次第ですし、私も大河原さんから学ぶ事もあるはずです。
人に出会って感謝することを心掛けていれば、年齢などは関係なく、学べることは沢山ある、それを忘れないようにして頂きたいと思います。
大河原
有難うございます。
私も、人との出会いをどう自分の今後の人生に活かすか、考えて行動したいと思います。
本日はお忙しい中、有難うございました。
インタビュアーより
乞うご期待!
会社概要
社名:株式会社ライフプロテクト
代表名:岩瀬 俊彦
住所:松山市大山寺町717 メゾンドセントポーリア
TEL:089-989-6339
事業内容:・金融業/保険業