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「困難に立ち向かって一つのことを続けること」

有限会社 宮岡製箱所
宮岡 陽至 代表取締役

  • 2014/7/9
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大河原
それでは、インタビューを始めさせて頂きます。
よろしくお願いします。

宮岡
こちらこそ、お願いします。

大河原
なぜ経営者になられたのですか。

宮岡
この会社は元々父が作ったもので、後を継いで商売をするという話になったときに、
続けなければならないのなら私がやると言いました。

大河原
会社を継ぐと決められたのはいつでしょうか。

宮岡
昭和59年の5月ですからもう30年以上前ですね。

大河原
その前に会社員として、しばらく働いておられましたが、
そのころはまだ会社を継ぐつもりはなかったのでしょうか。

宮岡
その頃は、なかったですね。
小さいころから父親がしていることを見てきましたが、
自分としてはやりたい仕事ではなかったですし、
就職先が見つかったのでそこで頑張ろうという気持ちが大きかったです。

大河原
そうだったのですね。
そこから会社を継ごうと決心されたのはどういったきっかけがあってのことですか。

宮岡
きっかけというわけではないですけど、父親がだんだん年老いてきて、
時代の流れに対して対応しきれなくなったのを傍から見て感じました。
そのとき「自分だったらこうする」「自分だったらああする」ということが考えられるようになりました。
経営者になろうと思ったのではなくて、やらざるを得なかったという方が正しいですね。
自分がやらなかったら会社はなくなるわけですから。

大河原
なるほど。
では経営者になるためにどのような勉強をされていたのでしょうか。

宮岡
勉強は独学ですね。
色んな人に聞きながら、「あれはああだ」「これはこうだ」と自分で吸収して。
誰かが教えてくれるわけでもないですからね。

大河原
そんな中で一番お世話になった方はいらっしゃいますか。

宮岡
身近さから言えば家族、それから一緒にやってきた社員、
その向こうにはお客様がいらっしゃいますね。
お客様に満足のいくようなものを提案して、作って、納品をして、
満足をしてもらえなければ会社はありませんから。
それの繰り返しです。

大河原
お客様のご注文を形にする上で大事にしているものはございますか。

宮岡
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三つあります。
まずは企画と品質
お客様がご提案された形の物を作って、品質に満足していただくことです。
もう一つは価格
高すぎてもお客様には満足していただけませんから。
三つ目は納期
お客様が必要とされている期日に完納する、その約束を必ず守るということです。
その三つを常に心掛けています。

大河原
ありがとうございます。
少し相前後する質問にはなりますが、実際に経営者になられた時はどう感じられましたか。

宮岡
大変な仕事だと思いましたね。
社員だと規則があって、それに従って仕事をすれば給料を貰えますから楽でしたけど、
経営者は羅針盤のない航海のようなもので、自分で探していかなければいけないので大変です。
それと、決断することが非常に多くなりました。
即決即行ですね。
頭で考えて、判断をして、即行動して、結果を出すということをしなければなりません。

大河原
なるほど、これは確かに難しいことだと思います。

宮岡
頭で考える人は沢山います。
ですがそれを決断してやるかやらないか、自分が動くか動かないかは別の話です。

大河原
やるかやらないかということについて、宮岡代表ご自身の中で判断基準はあるのですか。

宮岡
まずはマーケティングですね。
市場にそれが受け入れられるか否かという判断をしないといけないですよね。
それと資金、人材、潜在需要の有無などの兼ね合いを考えなければいけません。
後は、自分自身で「やれる」と感じたら、それを信じなければいけません。
途中で諦めない、ということですね。

大河原
まず自分たちで作れるか作れないか、そしてそれが売れるか売れないか、ということですね。

宮岡
マーケティングというのはそういうことですよね。
需要があるかないか、あるならばどこにどのような形であるのかを見極めることです。
そしてそれはお客様が教えて下さるものです。

大河原
お客様が教えてくださるのですね。

宮岡
お客様は何かしら困りごとを持っていて、それを解決して欲しくていらっしゃる訳ですから、
それに対して解決策を提案してあげれば仕事になります。
無理難題をおっしゃられる方も多くいらっしゃいますが、そこでこういうものに需要があるのだなと気付いて、
こちらで作れるかどうかを考えることが出来ますね。
そういう意味で、絶えずお客様がヒントを与えてくださる訳です。

大河原
なるほど、最初におっしゃられた、お客様に満足して頂けるものを作り続けることが会社を続けることであるということですね。

宮岡
端的に言えばその通りです。
お客様に受け入れられるものを作れなければ、社会にとってその会社は必要とされていないも同然ですよ。
そしてその「必要とされていること」は時代によって変わります。
5年10年で変わっていくので、経営をするためには5年先のことも考えなければいけないし、目の前のことも考えなければいけません。

大河原
常にビジョンを考え続けていくのは大変なことだと思います。

宮岡
時代に合わせて変化していかなければいけませんから、
「このままではいけない」という危機感を常に持って色んな情報に対して敏感に反応しています。
先を見据えられる人とはそれが出来る人なのだと思います。
現状に満足していたらいけませんよ。

大河原
いきなり足元を掬われるかもしれませんよね。

宮岡
それはすなわち危機感を持たなかった経営者自身の責任です。
もう破産宣告をするしかないし、そうなりたくなかったら一生懸命になるべきです。

大河原
経営者としては、常に先のことを考えていかなければならないとおっしゃいましたが。

宮岡
そうですね、経営とはヒト・モノ・カネ・情報と言われます。
まずヒトというのは人材ですね。
経営を続けるためにはヒトが育たないといけませんが、育てられる器であるかどうかということです。
カネは資金ですね。
やりたいことがあっても資金がなければ何も出来ない、材料を買えなかったら納品も出来ない、お給料も払えない、経営も出来ない、ということになりますね。
情報はさっき言いましたね。アンテナを張って、やれるかやれないかを判断することです。
それで、ヒトがある程度育てば、チームが出来ます。そうなるとまたステップが上がります。

大河原
ヒト・モノ・カネ・情報ですね、ありがとうございます。
これから何か、新しいことに挑戦してみようと言うお気持ちはありますか。

宮岡
ウェブを有効的に使わなければいけないとは感じています。
それをどこまで伸ばせるのかは、これから取り組んでいきたいところですが。

大河原
ウェブを使って何かをしていきたいということでしょうか。

宮岡
いえ、ウェブはあくまで手段というか、部門の一つとして考えています。
それよりも、うちで出来る新製品、新企画ですね。
うちの技術で作れて、何か役に立つものはないだろうかと探す事が大事です。
ですから方向性としては新製品をいかに開発し、新しい市場・お客様をいかに獲得するかと言うことですね。
またその市場も愛媛県限定か全国展開か、はたまた世界に輸出できないか、そういう市場展開の手段としてウェブがあるわけです。

大河原
斬新な企画で打って出るということでしょうか。

宮岡
というか、既にあるものと同じようなものを持って行ったところで大して必要とされませんから、そこを考えなければいけませんね。

大河原
そこで情報を集めて潜在需要を掘り起こすマーケティングが必要になるわけですね。

宮岡
マーケティングとなると非常に難しいですけどね。
小企業で色々な仕事を兼務しながらではなかなか出来ません。
企画をして納品をしてサンプル作りもして・・・、
市場調査に専念するわけにはいきませんよ。

大河原
そうですね、日ごろの業務と平行してマーケティングもするのはとてもきつそうです。
体が2つぐらい欲しくなりますね。

宮岡
そんな感じですね。
ただ、なぜそこまでするかと言うと、危機感があるからでしょう。
現状に満足していないからですよ。
満足していたら会社の成長も止まります。会社は生き物とよく言いますけど、人が運営していますから。

大河原
そうやって常に努力し続けることで、会社も成長するし人も成長するということですね。

宮岡
経営者も成長するし、社員も成長します。

大河原
ありがとうございます。
最後に2つほどご質問させていただいてもよろしいでしょうか。
宮岡社長はお遍路など仏教に関することに興味があるようですが、そこから何を学びましたか。

宮岡
仏教と言っても幅広いですが・・・
一言で言うなら、「逃げ道を作ってくれている」ということでしょうか。
何かに囚われた自分の気持ちを落ち着かせられるというか、
スッとする、気分転換になるということですね。

大河原
気分転換の手段として活用していると言うことですね。

宮岡
仏教に限らず宗教に深入りしてしまう人は心が弱いのだと思います。
結局は自分で物事を解決していかないといけないのに、それを委ねてしまうということで。

大河原
有難うございます。
最後に、何か若者にアドバイスを願いします。

宮岡
困難に立ち向かって、一つの事を続けること。
そして誰にも負けない自信を付けること。
「これはあの人が専門家だから聞きに行こう」
と言われる物を作ろうということです。
そしてそれは取り組み続けていかないと出来ません。

大河原
継続は力なりといいますけど、その通りですね。

宮岡
続けると言っても1年2年ではなくて、
一生かけるくらいでないといけませんよ。

大河原
それで生活していけるといいですよね。

宮岡
それを早めに見つけて、「これだ」と思ったら邁進していくと、最後は絶対勝ちますから。
成功をしている人を見ると、若い頃にそれに気づいている人が多いですよ。
若いうちは何度でもやり直しが利きますから、パワーと力のある20代30代のうちに探し当てて欲しいと思いますね。

大河原
私ももっといろんなことを体験していって、これなら誰にも負けないと言えるものを見つけたいと思います。
本日は貴重なお話をお聞かせいただき、どうもありがとうございました。

インタビュアーより

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元々経営者になるつもりはなかったという宮岡代表だが、前代表である父親の跡を継いでからは、「お客様に受け入れられなければ会社は終わる」のお言葉の通り、新製品の開発やインターネットを使った注文販売など、常に会社の生き残りを考えて時代の流れに対応し続けている。
木箱一つ取っても多数ある製品ラインナップは、これも宮岡代表が危機感を持って社員の方々と共にお客様のご要望に応え続けてきた結果であり、その過程で新たな需要探し当ててきた証であると思います。
私も一生をかけて「誰にも負けない」何かを探し求め、その道を進みます。
貴重なお言葉をありがとうございます。
大河原 慧

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乞うご期待!

会社概要

社名:有限会社 宮岡製箱所
代表名:宮岡 陽至
住所:松山市枝松6丁目2−6
TEL:089-946-2823
URL:http://kinohako.jp/
事業内容:・木箱製造販売 ・木工品製造販売

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