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「株式会社三日月とカフェ 橘社長に密着取材」
株式会社 三日月とカフェ
橘 洋二 代表取締役
- 2015/11/9
社長のお話
従業員の方とのコミュニケーション
私は社長と従業員の方が気軽に会話しているのをみて、全く距離を感じなかった。しかし、意識的ではなく、自然に距離を感じさせないコミュニケーションがとれているのだという。 社員とは家族のような関わり方をしていきたいそうだ。
息子や娘にお小遣いを渡したいという思いと同様に給料を渡したいのだという。橘社長は社員に多くの給料を渡すために業績を伸ばしたいと考えている。社員を家族だと思っているから、自分の些細な悩みも包み隠さず、社員に話しているのだという。そうすることで、結果的に距離が近くなっているそうだ。
橘社長は、社長である前に、「橘洋二」という1人の人間として社員と接したいと考えている。「社長はこうしないといけない」という社長と従業員、それぞれの固定観念を無くしていきたいと言われていた。
従業員の方へのアドバイス
今までは社員へのアドバイスは自分からはあまりしなかったそうだ。しかし、最近では、もう少しアドバイスしていく必要があると感じるらしい。その理由は悩みがあっても固定観念が邪魔して相談できず、一歩を踏み出せない社員もいるからだいう。
橘社長は踏み出せない社員に受け入れやすいコミュニケーションの仕方でアドバイスをし、より良い変化や成長に繋げたいと考えている。
大切にしている考え方
「思いやり」を大切にされている橘社長。自分とは違う考えの人とは合わない、と思うのではなく受け入れることが大切だという。橘社長は「経営者」という立場であるため、気が合わない社員を見捨てるわけにはいかないと考えている。
トップである社長が受け入れなければ誰も受け入れないし、辞めるという選択しかなくなるからだ。「この人、ちょっと嫌だな」と思っても、結果的にはその人のことを受け入れているそうだ。橘社長は人を受け入れることは、「経営者」としてだけではではなく、日頃から大切にされている。
また、他者を受け入れることで、それが自信になり、自分自身の成長にもなるという。直感で「嫌だな」と感じた人のことも、自分に余裕を持って受け入れることの大切さを実感した。
学生の間に何かできることはないか
人生は一度きりであるから、自分が「したいこと」をすることが大切である。「したいこと」をするためには「したくないこと」をしなければならない場合もある。しかし、人は「したくないこと」は極力避けたいと思う。
「したいこと」、「したくないこと」を自分でしっかり判断しなければならない。若い時から「したいこと」を明確にすることが重要であるそうだ。
感想
橘社長は1日を通して、休む暇なくご自身の仕事をこなし、移動し、家族を気に掛けるということを行っていた。橘社長から疲れは感じられなかったが、朝から晩まで働き通しで、率直に「凄い」と感じた。自分中心ではなく、従業員の方を優先した考え方をお持ちだということがよく伝わってきた。
また、奥様と会話をさせて頂き、親切で非常に話しやすい印象を受けた。奥様は橘社長の仕事を理解されているようで、「三日月とカフェ」の従業員の方とも楽しそうに話されていた。橘社長から学ぶことも多かったが、奥様から学ぶことも沢山あった。
半日、一緒に過ごさせて頂いて、非常に素敵な夫婦だと思った。また、短時間ではあったが、息子さんと橘社長のやり取りを見て、奥様や息子さんが橘社長を支えているということを感じた。橘社長のお話は自分自身の考え方に影響を与えるものになった。
私は「この人とはあまり関わりたくない」と思ってしまうことが多々ある。しかし、そう思って距離をとっていることは自分の成長の妨げにもなってしまうことを痛感した。共通のテーマである「私たちが大学生の間に何かできることはないか」に関しては、教えて頂いたことを今後、学生生活の中で意識しようと思う。
自分の「したいこと」を明確にし、それに向かって進んでいきたい。また、他者の違った考え、行動、価値観を受け入れるということをも意識して生活したい。そうすることで、自分自身を成長させていきたいと考える。
橘社長は気さくな方であり、今までの経験から得た考えを大切にしておられた。私は今回の密着取材で得たこと、橘社長や社長の周りの人たちとの出会いを大切にしていきたいと思う。
会社概要
社名:株式会社 三日月とカフェ
代表名:橘 洋二
住所:愛媛県松山市井門町2-2
TEL:089-989-1929
URL:http://mikazuki-cafe.jp
事業内容:・飲食 ・サービス