- HOME
- 考え方のクセは変えられる
考え方のクセは変えられる
勇気づけのカラーサロンゆーり
清水 さゆり 代表
- 2016/9/20
課題に対しての考え方
以前アドラー心理学について調べてみたのですが、清水代表のようにアドラー心理学を伝えている方は増えてきているみたいですね。それだけ世間からの需要も高まっているということでしょうか?
以前から需要は高かったと思いますが、最近になって広く知られてきているなと感じます。『嫌われる勇気』という本をご存知でしょうか?この本も実はアドラー心理学を基にしたお話になっておりまして、メディアに取り上げられる機会が増えてきたと思います。
勇気づけのカラーサロンゆーり様のHPを拝見させていただいた時に「課題の分離」という言葉が気になったのですが、どのような考え方なのでしょうか?
人それぞれ、様々な物事に対して違った課題を抱えています。例えば親に対する課題、子供に対する課題、友人に対する課題全て違うと思います。
でも子供の課題をすべて抱え込んでしまうお母さんがいらっしゃいますよね。以前の私もそうだったのですが、子供同士の喧嘩に親は首を突っ込まなくても良いのです。実際お母さんは話を聞くだけで良いのです。そこに母親が入ることで子供は自分の課題と認識できず、お母さんは負担が増えてしまいます。
子供の課題は子供に解決させて、助けを求めてきた時は手を差し伸べるということが大事だと思います。自分の課題を自分で解決したり、解決できない時に助けを求められない子供に育つと結局、子供自身が困ることになるのです。
朝起きるのも一緒で、自分が起きられなかったら何が起こるかを体験してもらうのです。どのような問題が起きるか経験して自分自身が責任を負うことが大事だと思います。突き放して冷たくするのではなく、信じて子供に任せて見守ることも必要ではないでしょうか。
他にも友人に悩みを相談された際でも相談した側は話を聞いてもらうだけで満足であったりすることが多いと思います。ですが日本人は少しお人好しな部分もあってアドバイスをしてしまったりするのです。「課題の分離」という 視点から見れば、それは他人(友人)の課題に立ち入ってしまうことになるのであまり良いものとは言えないです。
私がもともと引っ込み思案だったものですから、以前は私に似ている子供の行動を見るとどうしてもイライラしてしまうことがありました。ですがそれは自分が引っ込み思案だったことを受け入れられていない自分自身の課題なのですよね。課題の分離を行うことで対人関係のイライラも少し軽減するのではないでしょうか。
アドラー心理学の魅力と若者にメッセージをお願い致します。
アドラーは「人は亡くなる2日前まで変われる」と言っています。過去やトラウマは影響を与えているだけで、自分を決めることに関係なく、人はいつでも自分を変えることができます。
アドラー心理学を通してその人がその人らしさを取り戻す事が魅力の1つであり、私としてもその変化を見られるのはとてもやりがいを感じます。ダメなところがあっても良いのです。完璧でなくても良いのです。ダメな自分にもOKを出せる自分を作ってほしいと思います。
インタビュアーより
会社概要
社名:勇気づけのカラーサロンゆーり
代表名:清水 さゆり
TEL:090-5913-0686
URL:http://yu-kiyu-ri.jimdo.com/
事業内容:・教育業/学習支援業/カウンセリング