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「人生の企画書を書いてください」
医療法人TMC 富永ペインクリニック
富永 喜代 代表
- 2016/2/9
出来たらいいな」では一生できない
富永代表は、病院の経営者として、また医師として、これからどのように成長して行きたいと考えていらっしゃるのでしょうか
私個人として目指すところは、マハトマ・ガンジーですね。ガンジーの名言に「永遠に生きるように学べ、そして明日死ぬように生きろ」というものがあります。
前段は「人生は死ぬまで学びの連続」ということです。ただ「今日一日を生きられない人に明日は来ない」と私は思っています。だから後段は、「今死んでいいのか」と聞かれた時に「Yes」と言える生き方をしろということだと捉えています。
この考えはたとえ50歳になろうが80歳になろうが変わらないと思います。「やり残した」「やっとけばよかった」と皆言いますが、「出来たらいいな」では一生できないと思います。したいという気持ちがあるなら既に行動できているはずです。
今できることは今しなさい。今できないことは明日も、1万年経ってもできないから。経営者ともなれば問題は毎日のように出てきます。常に今できることを100%の力で行動し、成長していきたいです。そして流行り廃りのあるファッションではなく、自分だけのスタイルを追及して今を生きたいです。
最後に若者へのメッセージをお願いします
私は若い人に向けて、「夢があるんだったら、叶えられるように動け」と言っています。「これが夢なんです」と言うのは簡単です。しかし実現のためにどうするのか常に自分に問い続けること、そして動いて動いて動きまくることが大事です。
富永代表は、夢を叶えるためにどう動かれるのでしょうか?
よく皆さんから「どうやって本を出されたのですか?」と聞かれます。企画書を書いています。自分のその時の条件でできるところから始めること、目標に辿り着く方法をいつも考えています。
松山で開業する時も、どうすれば子育てをしながら落下傘開業できるかをよく考えて、コンパクト開業に行きつきました。
経済産業省の健康寿命延伸産業創出推進事業に応募したときも、総合的な「痛みワンストップ施設」、1ヶ所であらゆる痛みを解決できる施設というコンセプトを作り、企画書を出して選ばれましたから。
だから、やりたいことがあるのなら、人生の企画書を書いてください。もちろんチャレンジしても全部通るわけじゃないけど、落ちたら「どこが駄目なのか」「どうすれば通るのか」を考えて、諦めずに何回でも手を上げることも大事です。
直近で叶えられた夢は何かございますか?
最近、2つの夢を叶えました。自分が原作者になって漫画を出すことになったのと、CDに私の声を入れる声優のお仕事を頂きました。
実は、小さい頃から漫画・アニメが好きで、医師だけれどもアニメの仕事がずっとしたいと思っていたのです。
そのために色々な人とコミュニケーションを取り、人脈作りもして、私の漫画を作ってくれそうな出版社に企画書を持って行ってプレゼンテーションをしました。
漫画家になりたいなら漫画を描いて出版社に持って行くでしょう。絵が描けなければ原作者になって企画書を出せばいいのです。
インタビュアーより
富永代表のお話からは、痛みの改善から人々の健康寿命を伸ばし「自分の病気は自分で治す」を実現させるという、明確な目的に向かって突き進む情熱と意志の強さを感じました。
また、お話の中にあった「夢があるなら達成させるために動け」「今できることは何か、どうすれば辿り着けるかを考えろ」という言葉は、私もそのように動いているつもりでも、富永代表に比べればまだまだ十分でないと思い知らされた気持ちです。
自分の目的に近づけるよう、まずは今できることから取り組んでいきます。
富永代表、本当に有難うございました。
会社概要
社名:医療法人TMC 富永ペインクリニック
代表名:富永 喜代
住所:愛媛県松山市 此花町7-33
TEL:089-921-7711
事業内容:・医療業/福祉